230304土


元DNAの芝山くんと再会した。

15年ぶりくらいだろうか。まあ、どうだっていい。ほぼ覚えていない。

芝山くんはずっと大きな声で、繰り返しお笑いの話を続ける。熱いというより、何かを掴もうと、掌をしっかり開いている感じの人だった。大きな手で、ガパオライスを上手に取り分けてくれた。よく気が効く子。

たぶん、使えるよく出来た台本を書く子。余裕のある、乗っかるのが得意な芸人や関係者と縁があれば、もっと活躍できそう。

芸人、元芸人の創造力にはなかなか勝てないので、こちらとしては、ぼんやり先を照らす提灯みたいな台本で勝負するしかない。こっちのほうが明るいよと言って付いてきてもらって、時々振り返って、ちゃんと着いてきているかどうか確認する、そんな役割しか出来ない。丁稚。小僧。

あれこれ道を逸れて話は尽きず、4時間半も経っていた。閉店で強制終了。

何も説明せず歩き出したのに、ホテルの前まで着いてきてくれた。だから、もう少し立ち話した。

嫌なところが全く無い子だった。変なの。

優しくて、頑張る子。

尼のディープな家庭で苦労して育ったからなのか、頭がよく働く。

一回りくらい歳が離れているのに、しっかりしていた。尊敬できた。

最初のダメ出しで、よく出来たネタだからよく出来ていないものを入れるとそこと全体どちらもよりウケるようになる、という私の得意技を話したみたい。

しっかり者だから、もう少し、よくわからない話をしてあげても良かったかな。

まあ、したと言えば、したか。私がバイトを始めた話。良かった良かった。めでたしとしておこう。

善は急げ🏃‍♀️