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【国宝語り】今年の国宝探訪を振り返って

今年、初めて見た国宝は14件でした。見たことがある国宝は1038件になり、国宝の数が1137件なので、見ていない国宝が100件を切りました。また新しい国宝が増えるので、しばらくは残り100件ラインを行ったり来たりの可能性もありますが、初めて100件を切ったので嬉しいです。
今年初めて見た国宝では沖縄県那覇の「玉陵」がスケールもさることながら、琉球王国のことも知ることができたのがよかったです。玉陵のために初めて行った沖縄。玉陵が国宝じゃなければ、沖縄に行く機会がないままでしたね。

玉陵

今年はなかなか展示される機会が無い国宝の展示が多く、公開期間が重なって、見ていない国宝をいくつも見逃しました。どちらか選ぶときはよりレアなものを選んだつもりです。例えば、杏雨書屋の国宝がまさか展示されるとは思っていなかったので、慌ててスケジュール調整しましたね。見逃した国宝については、また次の機会があることを願っています。

初めてではない国宝では「信貴山縁起絵巻」の飛倉巻が圧巻の表現方法で本当に素晴らしかったです。「信貴山縁起絵巻」は初めてではなかったのですが、飛倉巻は初めてだったので、ようやく見ることができたという気持ちでいっぱいにもなりました。
根津美術館で見た仁和寺の「孔雀明王像」も相変わらず美しく、見とれてしましました。
すごく久しぶりに石山寺を訪れたのもいい思い出です。

石山寺多宝塔

見ていない国宝が残り100件を切ったので、そろそろ見ていない国宝を年10件見るのも難しくなりそうですが、来年も、もう一度見てみたい国宝と合わせて機会を逃さず見に行ければいいなと思っています。
今年もご覧いただきましてありがとうございました。良いお年をお迎えください。

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