【漢字一字】書き取り演習プリント【中学入試特化】
漢字一字の書き取り
中学入試では多くの学校で漢字の書き取りが出題されます。
その年その学校によって意図は様々ですが、書き取りミスをしやすいもの・同音異義語・同訓異字語・対義語などが頻出でしょうか。
本記事では、その中でも「漢字一字で書き取るもの」に焦点をあてた演習プリントをご紹介します。
まずは、下記の【例題】10問を解いてみてください。
【例題】
1 あっけにとられて、二のクが継げない。
2 身をコにして働く。
3 先見のメイを持つ人が成功するのだ。
4 実際にかかった費用をキュウする。
5 あわてることなくキを待つ。
6 多くの宿題がカされる。
7 トウの本人にを確かめる。
8 部下のロウをねぎらう。
9 ヒの打ちどころのない人間。
10 今後とも旧にバイするご指導をよろしくお願いします。
【解答】
1 句
2 粉
3 明
4 給
5 機
6 課
7 当
8 労
9 非
10 倍
いかがでしたか?
実際に入試で出題されれば、数ある同音の漢字の中から正しい漢字を選択して書き取らなければなりませんが、対策を立てることで高い正答率を得られます。
一番の対策は、「その漢字」と「その漢字とよく結びつく言葉」とを組み合わせて書かれた例文を、丸ごと覚えてしまうことです。
たとえば、「イ」と読ませる漢字には「異」、「意」、「医」などがありますが、それぞれ「異を唱える」、「意に介さない」、「医は仁術」などの決まった使い方や表現があり、それを優先的に学習しておけばよいですね。
実際の出題例
多くの中学で出題されていますが、印象に残った二校(栄光学園中学、雙葉中学)の出題例を紹介します。
ⓐ栄光学園中学
◆令和六年(二〇二四年)
ウラ⇒裏
◆令和五年(二〇二三年)
キヌ⇒絹
◆令和四年(二〇二二年)
出題されず
◆令和三年(二〇二一年)
ムネ⇒胸
◆令和二年(二〇二〇年)
出題されず
◆令和元年/平成三十一年(二〇一九年)
ス⇒巣
フシ⇒節
◆平成三十年(二〇一八年)
ミキ⇒幹
◆平成二十九年(二〇一七年)
出題されず
◆平成二十八年(二〇一六年)
出題されず
◆平成二十七年(二〇一五年)
ホネ⇒骨
二〇一四年以前では
管、傷、窓、歯、粉、筋、鏡、縦、幕、鼻…etc
総じて字画をしっかり覚えておかないと書き損じるものばかりです。
ⓑ雙葉中学
◆令和五年(二〇二三年)
(先見の)明
(たいこ)判
能(ある鷹)
◆平成二十八年(二〇一六年)
意に介さない
異を唱える
音を上げる
根に持つ
非の打ちどころがない
火を見るよりも明らか
社⇒やしろ 管⇒くだ 頂⇒いただき 筋⇒すじ
雙葉中学では、2016年に同音のものを書き分ける問題が出題されました。
演習プリントの内容
演習用プリント問題(5枚)サンプル
演習用プリント解答(5枚)サンプル
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