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2023年 4年生ブログNo. 4

こんにちは!
今回は4年生ブログ第4弾、今季副将を務めました福田 隼也(ふくだ じゅんや)くんのブログです!

それではスタート!
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4年  福田 隼也(ふくだ じゅんや/MF/尚志高校/人間開発学部)

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皆さんこんにちは。
健康体育学科4年の福田隼也です。

約2か月前、マネージャーから4年生ブログのお願いがありましたが、忙しいしまだ書かなくても大丈夫だろ、とか余裕ぶっこいていたら引退まで残り1週間になっていたので残留を決めた今日このブログを書いています。
書き始めた今も何を書こうか決めていませんが、自分の率直な思いを書くのがいいかなと思うので、拙い文章ではありますが少しお付き合いください。


「自分らしく」

約18年間のサッカー人生、仲間と同じ目標に向かい本気でサッカーが出来る時間は残り1週間。正直実感がない。

「早く引退したいなー」
「もっと遊びたい」

こんなこと思っていたこともあったけど、いざ引退が近づくと終わりが来てほしくないと願うばかり。
それだけサッカーが好きで、國學院大學サッカー部での日々が充実していたのだと思う。

ブログを書くにあたってサッカー選手としての自分を振り返ると
我ながら「地味だったな」と率直に思う。
でもそれが自分らしいとも思う。

想像つかないかもしれないけど、小学生や中学の途中まではわりと上手いキャラでやっていた。中学の時なんか10番を着けていた時だってある。
(今じゃ到底考えられない)
だけど中学2年の時、「これじゃ上に上がっていけない」
そう感じて、「守備をもっと頑張ろう」と決めた。
昔から守備に対して苦手意識もなく、なんなら守備にやりがいを感じていたくらいだから、プレースタイルの変更に対してそんなに抵抗はなかった。
実際に、その判断のおかげで尚志高校に進学できたし、國學院大學にもスポーツ推薦で入れたと思う。

試合では決して目立つわけではなく、黒子的存在。
それが自分らしいと思う。
そんな目立たないプレイヤーでも見てくれている人は必ずいる。
自分をスカウトしてくれた中山さんや白須さんはまさにそんな自分を見てくれ、評価をしてくれた。
國學院にスポーツ推薦で入れなければサッカーをやめようと考えていたので、中山さんと白須さんには感謝してもしきれない。
本当にありがとうございます。

そして、國學院大學サッカー部では、自分の弱点と向き合えた4年間だった。
自分の良さはあくまで守備、だから攻撃はあんまり関わらなくてもいいや。
本気でそう思っていた私だったが、試合に出るには守備だけではダメだと気付いた日から、弱点である攻撃の意識はこの4年間でだいぶ変わった。

積極的にオルコをとりに裏へ走る
チャンスだと思えばゴール前まで上がる
最近少し自信のあるアーリークロス
ビルドアップ

まだまだ下手くそだけど、1年時の自分と比較したら成長出来たと思う。
今まで目をそらし続けてきたことに向き合いチャレンジした4年間はこれからの人生の礎になると信じている。


さて、ここまでブログを書いているうちにようやく引退を実感し始めている。


共感してくれる人多いと思うけど、18年間もサッカーをやっていると、自分の1部のようになっていて、サッカーをしていない自分など想像できない。
1週間後にはそんな自分になることが少し怖いと感じる。
でも、それだけサッカーを本気でやってきたんだと改めて思うし、大抵の人は人生でこんな感情・経験を味わえないと思うから幸せ者だと思う。

人生はまだまだ続いていく。これからの人生のほうがもっともっと長い。
これから始まる第2の人生、これまでのサッカー人生に負けないくらい濃い人生を歩んでいきたい。

小さい頃に夢見たプロサッカー選手にはなれなかったけど、この17年間サッカーをやっていてよかったと胸を張って言える。
そして、サッカー人生最後の時間を國學院大學で過ごせて良かった。
みんなありがとう。


ここからは後輩たちへ

自分の経験を元に伝えたいことがあるので、自分が3年生になったら考えてみてください。

みんなはどんな「想い」を持っていますか?
高校最後の大会、全国大会には出場したけどチームは初戦敗退。
個人としても出場することはなかった。
この時、大学ではこんな思いをしないようにもっと頑張ろう。
そう決意して入学した記憶は今でも鮮明に覚えている。

このブログを読んでくれている後輩たちも、サッカー部に入る際なにかしらの目的や自分の「想い」をもって入部したと思う。
それが、「プロサッカー選手になる」なのか「大学4年間やり切るものを見つけたい」なのか。
その想いは人それぞれで、必ずしも大きい想いを持っている必要はない。
だけど、こういった想いを持っている人は引退するまで持ち続けてほしい。
それが最後までやり切れる理由になると思うから。

特に3年生になると、シーズンが終わってから本格的に就職活動が始まってグランドに来る時間はおそらく少なくなると思う。

だけど、私の経験を踏まえて、出来るだけグランドに行ってほしい。
自分が後悔したからこそ、後輩たちにあえて伝えたいと思う。

私もシーズン初めは両立しながらやっていたけれど、どちらも中途半端になっていると感じて、サッカーは一回休んで就職活動を短期集中で頑張る選択をした。
この選択に関して後悔をしている。
正直、休んだから納得のいく就職活動が出来た。
その可能性は否定できない。
けど、両立しながらでも出来たんじゃないかといまでは思う。
松君には、何度も「自分で限界を決めるな」と言われた。
本当にありがたいし、だからこそ両立頑張ろうと思えた。

けど、あの時の私は両立出来ないと自分で限界を決めつけて、就職活動に専念することにした。期待を裏切り、自分からも逃げた。
だから、後輩たちにはサッカーでも就職活動でもこの限界を決めつけないでほしい。

自分は復帰してからすぐトップチームに戻してもらえたけど、正直1ヶ月くらいは「このチームに自分いてもいいのか?」と何度も考えた。葛藤した。
それほど休んでいた時間は自分にとって大きいものだった。
もちろん人それぞれやり方とかキャパはあるから、最後は自分で決断するべきだけど、自分と同じ後悔をする人がいなくなってくれたら嬉しい。

多くの人が大学を卒業したら本気でサッカーをすることはなくなると思う。
競技として本気でサッカーと向き合える時間は自分が思っているよりも少ない。
だからこそ、学生生活最後の國學院大學サッカー部で活動できる時間を大切にしてほしい。グランドでサッカーをして後悔のない日々を送ってほしい。

これを読んで少しでも心に変化が生まれたら嬉しいです。

最後にブログを締めるにあたって尚志時代からの直属の後輩たちに簡単ながらメッセージを残したいと思います。(聖リクエスト)

3年生で副キャプテン。1年間難しいこともあったかもしれないけど、聖は間違いなく國大にとって欠かせない存在だと思う。
今シーズン、その存在感は日を追うごとにでかくなっているのを感じていたし、これから先チームを引っ張っていくことを期待してるよ。
聖が國大に来てくれてよかった。ありがとう

翔大

高校の時は敬語使ってたのに、気付いたらため口。時の流れは怖い。
まぁ、堅苦しいの嫌いだからその方がよかったけど。
大学でプレーしてるところほとんど見れなかったけど、来シーズンは怪我しないで、トップチームで大活躍してると勝手に思ってる。頑張れ!

楽央

やる気ないようにみえて、人一倍熱い心持ってたりするんじゃないかなって最近感じてた。(本人にしかわからないけど)
入れ替わりの代だったけど、壁とか感じなくて嬉しかったよ
4年になったら10番つけて活躍してほしいって個人的に思ってる。頑張れ!


思い付きで書いたのでまとまりもなく、何を伝えたいのかわかりづらいブログになってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
これが本当に最後になりますが、今までサッカーを続けることができたのは両親をはじめとする多くの方の支えがあったからです。

感謝の気持ちを忘れず、次のステージでも自分らしく頑張ろうと思います。
サッカーを通じて出会えたすべての方々、本当にありがとうございました。


福田隼也

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隼也くんのブログを読み終えると同時に「万里一空」という言葉が思い浮かびました。「己に忠実で後悔を未来に繋げようと努力し続ける」そんな強さを持っている隼也くんだからこそ尚志時代の後輩をはじめとする選手から慕われていたのだと確信し、「万里一空」という言葉がピッタリだと感じました。

TOPの練習に関わることも、直接お話する機会も決して多くはなかったけれど年齢やカテゴリー関係なく選手やマネージャーとコミュニケーションを取り、隼也くんの周りには笑顔が溢れていて雰囲気が明るくなっていたのがとても印象的でした。

そして人のことをよく見ている先輩だという印象が強いです。
選手間のプレーに関してはもちろんですが、部全体やスタッフの少しの変化にも気付いてくださる隼也くん。
月に1回開催しているミーティングや普段の練習前後で隼也くんのお話を聞く度、その視野の広さに驚くとともに尊敬を覚えていました。
余談ですが、このブログのコメントの担当も「文の感じがそう」と一発で当てられました(笑)
(ちなみに今回は1人じゃないですよ!)

隼也くんなら、持ち前の強さと明るさで、どんな逆境にも負けることなく素敵な人生を歩んでいかれるかと思います。
今後選ばれる道もずっと応援しております!

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最後までお読みいただきありがとうございました!
次回も幹部を務めた4年生によるブログになります。
お楽しみに!!

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