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エビ中「MUSiC」全曲レビュー⑥11~12曲目

皆さん、おはこんばんちは。

平成最後、そして「令和元年」の今年は、スターダストプロモーション所属アイドル「私立恵比寿中学」の結成10周年(メジャーデビュー7周年)です。

その記念すべき今年の3月13日に、5thアルバム「MUSiC」がリリースされました。

そこで恒例の全曲レビューをアップさせて頂いておりますが、全12曲のレビューが今回の“その⑥”をもって、いよいよ最後となりました。

この後に次回、「まとめ」として“その⑦”をアップしたいと思っております。

マガジン:エビ中「MUSiC」全曲レビュー


それでは。
例によって音楽の神髄を極めたわけでもなく、専門家でもないこの私が 、勝手気儘に曲の感想を述べるだけのブログですが、どうぞ最後までお付き合い下さい。
m(_ _)m

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11. シンガロン・シンガソン(MUSiC ver.)

[作詞・作曲:大森元貴 / 編曲:大森元貴、山下洋介]

新バージョン

この曲は、2017年11月8日に第11弾シングルとしてリリースされました。

当時はまだ、旧メンバーの廣田あいかちゃん(2018年1月3日の日本武道館公演をもって転校=脱退)が所属していましたので、今回のアルバム用にレコーディングし直し、6人での「MUSiCバージョン」として収録されています。

↑このMVは、まだぁぃぁぃ(廣田あいかちゃんの愛称。小文字です😆)がいた頃のものです。

当然、ぁぃぁぃが歌っていたパートを別のメンバーが肩代わりしないといけない訳で、歌詞カード片手に↑上のMVを観ながら、その部分を確かめてみました。

それを書く前に、まずこの曲の楽曲構成を記しておきましょう。

☆イントロ(=間奏、及びアウトロ)
♪シンガロン・シンガソン everyday シンガソン
☆Aメロ
【星名】駆け足で滑り込んだらパラレル…
☆A´メロ
【安本】確実に気だるめのMonday…
☆Bメロ
【小林】この道の先にはもう…
☆Cメロ(サビ)
【星名】何回だって悩んでもいいんです…
☆C´メロ
【安本】難解だって悩み続ければいいんです…
☆間奏

2コーラス目までこれが繰り返され、その後に

☆Dメロ=【ALL】今日までの全ての日々よ…

が入り、続いて大サビのC、C´メロのリフレインから、アウトロ(後奏)で終わりという構成です。

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録り直し部分

では、旧バージョンでぁぃぁぃが担当していて、新たに別メンバーで録り直した部分を次に挙げてみます。

◎1コーラス目Cメロ(サビ)
【星名】何回だって 悩んでもいいんです
◎2コーラス目C´メロ
【星名】ファッション! アクション!首をアイソレーション!
◎Dメロ
【真山・安本・星名・柏木】何をしようと
◎大サビC´メロ(リフレイン)
【中山】ノンフィクション! アクション!人生は「今日をコレクション」

基本的に美怜が受け継いで、歌唱力はメンバー中でも折り紙付きだったぁぃぁぃの聞かせ処「何をしようと」は複数メンバーのコーラスで、そしてラストは中山莉子ちゃんという変更でした。

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楽曲提供者

音楽ナタリーのインタビューでもメンバーが語っていますが、改めて聴くとこの曲はシングル向きのキャッチーな楽曲だと思いますね。

歌詞とメロディが見事に融合して展開され、大サビ前のDメロの挿入もダンスのユニークさ(ラジオ体操→相撲の四股)と相まって、楽しさが際立っています。

作詞・作曲・編曲担当の大森元貴さんは男女5人組のロックバンド、Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)のリーダー。
1996年生まれですから、真山姉さんと同学年です。

自らのバンド活動と共に多くの番組主題歌やCMソングを手掛けられていますね。
一番最近で、あー!これ!というCMが、資生堂シーブリーズの「運命の熊」編↓。


 これもすごくキャッチーで楽しい曲です!

もう1人の編曲者、山下洋介さんは主に作曲・編曲で活躍されていて、Kis-My-Ft2や↑の大森さんのバンド、アイドルではとき宣の楽曲も手掛けられています。

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では、この曲の最後に貴重な動画、というより音源を貼り付けておきます。
※ここには旧LINEブログで、「私立恵比寿中学 放送部」というラジオ番組の、ぁぃぁぃ最後のMC時に放送された動画を貼っていました。

現在はそのリンクが切れていますので、代わりに大森元貴さんとの対談動画を貼っておきます。


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12. 元気しかない!

[作詞:宮藤官九郎 / 作曲:KATARU / 編曲:ニューロティカ]

さぁて!
このレビューも、とうとう最後の曲となりました。 


このアルバムは「MUSiC」というタイトル通り、音楽性の高い楽曲揃いですけれども、最後の最後はエビ中らしいバラエティ感満載の楽曲がやって来ましたね!

作詞は当代一の脚本家の1人、宮藤官九郎(クドカン)さん。
これは、クドカンさんが阿部サダヲさんらと組んで活動しているバンド「グループ魂」の曲「もうすっかりNO FUTURE!」(2018年9月リリース)のミュージックビデオにひなたがゲスト出演したことがあり、そのアンサーソング的なコラボレーションが実現した訳です。

※そのMVはCDの特典で、YouTubeで検索しても全編は見れませんでした😆


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ドラマのようなストーリー

クドカンさんの詞ですので、スマホを落としてしまったエビ中メンバーのストーリーが、まるで一本のドラマを見ているかのような内容ですよね。

その中に面白いフレーズが随所に出てきます。

♪おにぎりとからあげクンで生きています

実際に昼御飯をこのメニューで過ごしたファミリーさんを私は知っています(笑)😆

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♪右のポケットに富士そばの半券

東京にお住まいじゃない方はご存知ないでしょうが、「富士そば」は東京に100店舗もあるお蕎麦屋さんです。
主要な駅の蕎麦には必ずと言って良いほどお店があるお側屋さんなので、私もしょっちゅうお世話になっています。
(↑え? なんか文章おかしいですか?www)

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私の右のポケットに入ってた富士そばの半券(笑)

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蕎麦とミニカツ丼のセットが560円!庶民の味方です😆

さすがにセミの脱け殻はポケットに入ってませんが、お盆休みに実家に帰れば、いくらでも庭で見つかると思います😉

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ハイライトの寸劇

この曲の最大のハイライトと言えば、なんと言っても1コーラス目と2コーラス目の後に挿入される寸劇ですね!

ひなたがコラボ参加した「もうすっかりNO FUTURE!」では、ひなたとおじさんが入れ代わるものだったらしいですが、これも同じように入れ代わってしまいます。

最初はひなただけだったんですけど、2回目はぽーちゃん(小林歌穂ちゃんの愛称)まで入れ代わっちゃいます。

「イノウエです」「イノウエ?」
って、その前のひなたも声がおじさんなのに、それはもはやスルーされてしまってるのが面白いですよね😆

ひなたと声が入れ代わる、ウルトラの父かバイキングのような角が生えている人は、グループ魂の港カヲルさん。
ぽーちゃんと入れ代わるのがニューロティカのイノウエアツシさんです。
この方はピエロのメイクが特徴ですが、音楽ナタリーによるとあれはスタジオで、エビ中メンバーの前でメイクしてたそうです(笑)

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セリフ回し

美怜が言う、
「元気がなかったら、うちらなんか干し柿だよ」
と、
「元気がなかったら、うちらなんか雑巾だよ」
に対する周りの反応がビミョーなのも面白いですよね~😆

「夕べ飲み過ぎたんじゃない?」「そんなわけない。ひなた、中学生だよ」
の後に、おじさんの声で真寺(マジ)に
「え? 中学生なの?」
 って聞こえるのも面白いですよね。

この曲が、果たしてライブでセトリ(セットリスト=選曲や曲順)に入るでしょうか?
港さん、ニューロティカさんがゲスト参加しないと無理でしょうが、おじさんの声の部分だけ録音でなら出来ないこともないですね。

それに、この寸劇の部分を違うストーリーで、ということもあり得ないことはないかな?

いずれにしても、歌の部分は盛り上がること間違いなしですから、ライブでの披露がどんな形になるか実に楽しみですね!

【追記】
ライブではどんな形で披露されるか?と書きましたが、「秋ツアー2019」ではしっかりとセトリに入っています。

しかし、1コーラス目の「ストップストップ」の後はCD収録のような寸劇ではなく、ツアー中のことを語って一息いれる、もう完全なMCコーナーとして成立しています。

様々な雑談の後に誰かが「それってダメダメじゃん」と言ったら、莉子ちゃんが「○○が△△くらいダメダメじゃん」の流れで2コーラス目が始まるという展開。

2コーラス目の後の寸劇はカットされ、一気にサビに入って終わるという構成です😉

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ニューロティカ

コラボしているバンド「ニューロティカ」は、パンク・ロック界では超有名で人気のグループみたいですね。

そっちのジャンルに明るくないもので全く知らなかったんですが、1991年から93年までの2年間で、新宿ロフトに通算1万人を動員したという記録をもっているスゴいグループです。

こういう人たちと共演することでメンバー自身の世界が広がることはもちろん、我々ファミリーの見聞も広がりを見せるのは、凄く貴重な体験だと思います。

ボーカル担当のイノウエアツシさんは、1984年結成当時からのオリジナルメンバー。
作曲のKATARUさん(ベース担当)は、1996年にオーディションで加入したメンバーで、PUFFYのバックバンドにも参加している実力者です。

いずれにしてもニューロティカ、今年で結成35周年ってスゴいですよね!

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それでは。
最後まで長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

全曲レビューは今回で終了しましたが、“その⑦”でアルバム全体のまとめを書いてみたいと思います。

また次に会えるから、この言葉が言えるんですよね。
ごきげんよう、さよならDestiny!

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