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「九祭」全曲レビュー〜その3

皆さん、おはこんばんちは。

2022.10.19にReleaseとなりました、ばってん少女隊(ばっしょー)のオリジナル4th ALBUM「九祭(きゅうさい)」。
好評開催中(自分で言うか!(草))の「九祭 全曲レビュー」、今回はその3回目となります!

九祭全曲レビュー



収録曲(全12曲)

その1曲ずつをレビューして参ります。

01:OiSa (2021ver.)
(作詞作曲:渡邊 忍[ASPARAGUS])
02:わたし、恋始めたってよ!
(作詞作曲:渡邊 忍)
03:YOIMIYA
(作詞作曲:ケンモチヒデフミ[水曜日のカンパネラ])
04:御祭sawagi
(作詞:ASOBOiSM 作曲:PARKGOLF , ASOBOiSM)
05:さがしもの
(作詞作曲:ケンモチヒデフミ)
06:和・華・蘭
(作詞:Daoko 作曲:GuruConnect , Daoko)
07:沸く星
(作詞:没 a.k.a NGS[Dos Monos], uami 作曲:没 a.k.a NGS , uami)
08:Bright & Breezy
(作詞:YonYon 作曲:YonYon , DÉ DÉ MOUSE)
09:南風音頭
(作詞:村里 杏 , サトウ ショウゴ 作曲:サトウ ショウゴ)
10:禊 the MUSIC
(作詞作曲:渡邊 忍)
11:虹ノ湊
(作詞:Rin音 作曲:Rin音 , Taro Ishida)
12:OiSa PARKGOLF REMIX

公開済みレビューはマガジンで


春乃きいなちゃん


ではでは。
音楽の真髄を極めた訳でもなく、専門家でもない私が、ただ単に曲の感想を述べるだけのブログですが、どうか最後までお付き合い頂ければ幸いです。

03:YOIMIYA

(作詞作曲:ケンモチヒデフミ[水曜日のカンパネラ])

 

オンラインサイン会

この曲は2022年3月18日 、ミュージックカードおよび配信シングルとしてリリースされました。
発売前のオンラインサイン会で、推しメン2人のサインカードをゲットで〜す。


リリース時にその様子をブログ投稿しています。

 ↑このブログでは、MVのロケ地などについて書いております。

今回のブログでは、
①楽曲提供者
②曲の構成と歌詞
③ダンスの振り付け
などについて書きたいと思います。

①楽曲提供者

まずは、楽曲提供してくれたケンモチヒデフミさんについて。

ケンモチさんは、1981年8月2日生まれ。(私の長男と同じ誕生日なんですよね〜😄)

本名は釼持英郁。「水曜日のカンパネラ」のメンバーで、グループのほとんどの曲を手掛けるトラックメイカーです。

「水曜日のカンパネラ」と言えば…


@miyudance_

フジテレビアナウンサーにエジソンの足ダンスを30分で教えてみた結果🔥🔥どう?🔥踊れるアナウンサーさんかっこい🥺 レクチャー動画は @【公式】フジテレビアナウンサー のYouTubeで! #エジソン#フジテレビアナウンサー#フジテレビ#宮司愛海#堤礼実#ダンス#足ダンス

♬ エジソン (version 1) - 水曜日のカンパネラ


↑この「エジソン」が大バズリしていますよね。


踊る暇があったら発明して

このフレーズがTikTok流行語大賞2022 にノミネートされています。

「水曜日のカンパネラが今年2月にリリースした楽曲が、6月にTikTokアプリ内で振り付け動画を中心にトレンド化しました。
話題となった振り付け動画はもちろん、Music Videoで披露している、足でステップを踏むパフォーマンスを真似た動画も人気となりました。
楽曲を使用した動画の総再生数は27億超えで、各音楽配信サイトのチャートで上位ランクインを果たすなど、アプリ内外で人気の楽曲の一つです」

※TikTok公式noteより



お祭りのワクワク感

「エジソン」では、
♪踊るエジソン 自尊心
など、掛詞かけことばの言葉遊びが面白いんですが、この「YOIMIYA」ではお祭りを前にした女の娘のワクワクした気持ちを美しく綴ってくれています。

掛詞の面白さは、このアルバムで手掛けてくれているもう1曲の「さがしもの」で本領を発揮してくれています! 
それについては、CM2の後で(笑)
じゃなくて(草)、「さがしもの」のレビューにて😉


②曲の構成と歌詞

曲の構成としては、印象的なイントロで始まり、そこから、

【Aメロ】
♪ひとつ ふたつ みっつめの合図
♪山の端に 浮かび上がる 

【A'メロ】
♪ちょうちん片手 祭りの準備
♪遠くに聞く まつりばやし

と、目と耳を通したお祭りの風景が、聴いている我々の頭に浮かび上がってきます。

宵宮の香り

【Bメロ】
♪お気に入りの浴衣ゆかた 引っ張り出し
♪神社の境内に 明日の6時
♪いつもと違う 町中の景色 宵宮の香り

いいですね~。
ここで新たに「香り」という五感の一つが加わって、お祭りへのワクワク感が伝わってきます。

「宵宮の香り」って、もう既に町中まちなか出店でみせが並んでいて、縁日で売っている食べ物の香りでしょうか。
それとも、久し振りに引っ張り出してきた「浴衣」のきぬの香りかもしれませんね。

【Cメロ】
♪眠れない夜をスワイプして 目を閉じた
♪打ちあがる花火 誰と一緒に見るのかな

【C'メロ】
♪線香花火でイメトレして予行練習
♪浴衣の着付けも 友達同士でチェックして

このCメロ展開で、情緒的な雰囲気が更に盛り上がって、サビのDメロに入って行きます。

【Dメロ】
♪この恋のおみくじ(ハラハラ)
♪かなうように願い込めて

【D'メロ】
♪高まる思い(ハラハラ)
♪刻む和太鼓 空気ふるわせた
(間奏)

気持ちいい起承転結

うーん!気持ちいいですね~!
ワンコーラスがA→B→C→Dとキレイな起承転結でつながり、イントロと同じ間奏に移るというオーソドックスな楽曲構成が、メチャクチャ気持ちいいです!

2コーラス目の展開

ところが!
これが2コーラス目に入ると一気に異なる展開を見せ、この曲の雰囲気を更に盛り上げて行きます!

【Aメロ】
♪豊作祈願
♪商売繁盛
♪子孫繁栄
♪家内安全

と四文字熟語で、神社に手を合わせてお詣りする風景が浮かび上がります。
ここまではワンコーラス目と同じ展開なので、王道を進むのかと思いきや、

【A''】
♪悪霊退散
♪無病息災
♪いいことあるかも

と、3行目がAメロの新しいバリエーション「A''」になっていて、この後は全く違う間奏に移るんです。
音源版では、この間奏で入る女性のバックコーラスがとても印象的。

そして、LIVEではこの間奏にメンバーの手拍子が入ります。
それは、CM2の後で…

って、もうよかって! (草)

↓このあとのダンスパートで説明します😅

大サビに突入

そして、この間奏から大サビに突入する展開が素晴らし過ぎます。

間奏の後は、Bメロを飛ばして演奏のトーンを落としたCメロへ移ります。
ワンコーラス目にあったBメロは、結局あそこだけ。

【Cメロ】
♪なつかしい香り 小さいころに見ていた
♪暖かい景色 思い出がよみがえる

【C'メロ】
♪不意のタイミング 出くわした幼馴染おさななじみ
♪昔の約束 もう覚えてないと思うけど

この流れがいいです。
歌詞の内容も、久し振りにあった幼馴染と交した「昔の約束」って何だろう? って思わせてくれるナゾが面白いですよね。

そして大サビ前には、このCメロがもう1回リフレインされます。
リフレインからは、トーンを抑えていた演奏のレベルが元に戻って、

【C''メロ】
♪人混みかき分け 裏路地にて二人きり
♪季節の移ろい 鈴虫の声は遠くなる

あれ?
裏路地で二人きりになった相手は、出くわした幼馴染?
お祭りには浴衣をチェックし合った友達と来てるはずだけど、友達が気をきかせてくれたのかな?

ヲタクの妄想

「ねぇ、あの時の約束、覚えとる?」
(心の声→忘れんでほしかけど…)

「え、何のこと?」
(心の声→覚えとるに決まっとうやん!)

なんて恋の駆け引き、想像するのが楽しいです!
(ヲタクの妄想ですけどwww)

こないだ観てきた、エビ中(私立恵比寿中学)の星名美怜ちゃん主演の舞台劇「ドラマチックハイスクール」にも、浴衣を着て夏祭りに行くシーンがあり、それを思い出しちゃいました😆

【Dメロ】
♪あの恋のおみくじ(ハラハラ)
♪かなうように願い込めて

【D'メロ】
♪高まる思い(ハラハラ)
♪刻む和太鼓 空気ふるわせた

ワンコーラス目とはDメロの最初が、
♪この恋のおみくじ

♪あの恋のおみくじ
に変化しています。

アウトロは、イントロと同じメロディがリフレインされ、スーッと終わるエンディングがまた素晴らしい!
いやいや、この構成。美し過ぎますね。


③ダンスの振り付け

この曲のダンスも、かなり高度なステップや振り付けを、メンバー皆んながとても上手くこなしていて、見所満載です!

公式MV


↑この動画は、LIVEステージを撮影したものです。
固定カメラなので振り付けがよく分かります。
(最初にOiSaを歌いますので、YOIMIYAは3分50秒頃から)

六芒星

冒頭、円になって座り、足を開いて閉じて、っていう振り付けが面白いです。

また、座っている時の形が「六芒星ろくぼうせい」になっていますね。


六芒星はユダヤ教のシンボルとして、イスラエルの国旗に使用されています。
日本では「籠目かごめ」という紋様で、竹や籐などで編んだ籠の網の目、またはその連続した格子状の編組のことを言います。
この紋様は、魔除けとして用いられています。
縁起がいい!😆

※画像と説明文はWikipediaより


イントロの振り付けもユニークです。
2人一組で相手の肩に手を置き、その下をぐるっとくぐったり、両足のステップが複雑で、覚えるのが大変そう!

♪打ち上がる花火

のところでは、両手をパッパッと交互に開いて花火を表しています。

2コーラス目の四文字熟語パートでは、縦一列に並んだところから左右に一人ずつ飛び出して、最後の美舞ちゃんの所では一番前にいる愛ちゃんが屈んで、美舞ちゃんが現れます。

間奏の手拍子

さあ、そして↑上の楽曲構成のところでも書いていた、手拍子の入る大サビ前の間奏です。
※LIVE動画の6分10秒頃から

♪よーい タタタン タタ タタ タタ
♪みや よーい タタタン タタ タタ タタ
♪みや よーい タタタン タタ タタ タタ
と、3回繰り返す三・六拍子。

3回目のあとには、

♪みや よいみや よいみや よいみや

の掛け声が入ります。

OiSaのレビューで、ラストに「博多手一本」の手拍子が入るのを説明しましたが、LIVEステージでこのYOIMIYAにも手拍子が入ったのを観た時は、何か嬉しかったですね。

OiSaの博多手一本同様、この手拍子でもLIVE会場が振りコピでひとつになるのは楽しいです!
お祭りをテーマにした曲の雰囲気に、とてもよく合っていると思います。

振り付けのリレー

あと、好きな振り付けシーンは、大サビが終わった後のアウトロで最初は前の2人、次は2列目を加えた4人、最後に3列目を加えた6人全員に移行していくという、2人ずつ振り付けをリレーしていくところが好きです。
※LIVE動画の7分25秒頃から

「OiSa」のダンスでも、オーラスのサビ、

♪はしゃぎたい 味気ない
♪日々では物足りない

のところで、やっぱり2人ずつ隣りの列にリレーしていく振り付けがあって、あそこも大好きなんですよね!
※↑上のLIVE動画で、2分32秒過ぎから

そして最後は、冒頭と同じ後ろ向きの円形に座って「六芒星」で終わり。
とてもユニークで楽しい振り付けだと思います。

レビューのために改めて聴き込んでみて感じます。
やっぱりサイコーですね、この曲!


ではでは。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次の「九祭 全曲レビュー〜その4」をお楽しみに!
また逢えるから、この言葉が言えるんですよね。
ごきげんよう、さよならDestiny!

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