動きが心を動かす
誰かの心を動かしたい。
考え、実践する。
だが、日常で思った通りに心を動かすことができることはほとんどない。
そう思っている方は多いのではないでしょうか。
どうすれば心を動かすことができるのか?
そう考える間に、私たちは日常でたくさんのものに心を動かされています。
道端に生えている草。
きれいな絵画。
仏像。
Twitterやブログ。
羽ばたく鳥。
日本。
地球。
宇宙。
これらに共通することは何でしょうか。
それは「動き」です。
ホラー映画や「怖い場所」がイメージしやすいかと思いますが、
突然動く、現れることが怖いんです。
彫刻や絵画は動かないはずなのに、そこに感情や生き様をイメージする。
道端の花に躍動感を感じる。
私たちは動きに驚き、嘆き、悲しみ、感動し、笑います。
「見たまんま」のものには驚きもしないし、覚えてもいません。
そんな道端の石ころよりも自分に価値がない、躍動感や生きている実感を持てない、と思ったら。
鬱になったり死を考えます。
大きく見れば、全ての生物が何かに「動かされて」います。
また、単独で動いているものは何もありません。
パソコンも電気が通り、アルゴリズムが働くことで画面が映ります。
ごはんも、自然の流れがあり、誰かが育て、売ってくれることで初めて自分の目の前に届きます。
私たちも心臓が動き、血液が循環し、神経に電気が走ることで、初めて考えたり、手を動かすことができます。
冒頭に戻りますが、どのようにすれば心を動かすことができるか?
それは、目の前にある動きを見ること、それを表現することです。
固定されているものを動かすことです。
人間の頭の中もものすごいスピードで動いています。
あんなに穏やかな人が1秒後には怒り出したり。電話が来れば、好きな人がくれば、一瞬で頭が切り替わったり。
ですが、同時に固定されもします。
ず~っと悩みの中にいる。
不安、苦しみ、無感動の中にいる。
固定されたら苦しいです。
その固定をがっちり掴んで動かせるあなただったら?
誰かのスペシャル・ワンになりますね。
皆さんが心を動かされるものは何ですか?
その中の動きを観察し、表現し、応用してみてください。
動かすイメージで、動きを取り入れるイメージで書いてみてください。
キーワードは「存在が動くのではなく、動きが存在させる」
お読みいただきありがとうございました。
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