心の感染症

(読了目安3分)

◎心の感染症


人は、「ケンカはこうすれば防げる」「こうすれば平和を保てる」と、わかっているにもかかわらず、争いを繰り返します。
人は目先の利益のために先人の言葉を無視し、同じことを繰り返しているんです。


たとえば、Aさんが自分の利益のために、「暴言・ウソ・隠し事」などをします。
その「暴言・ウソ・隠し事」でイヤな思いをしたBさんとCさんが、ストレスを溜め、周囲に「暴言・ウソ・隠し事」をします。
そしてBさんとCさんの「暴言・ウソ・隠し事」でイヤな思いをしたDさんとEさんとFさんとGさんが、ストレスを溜め、「暴言・ウソ・隠し事」をします。


そして彼らの「暴言・ウソ・隠し事」でイヤな思いをしたHさんとIさんと・・・


これが「心の感染症」が拡散する図式です。


Aさんを発端にした心の感染症は、世界にも広がります。
たとえばAさんと関わり、心の感染症になってストレスをかかえた日本人男性が、そのストレスを発散するために売春が盛んな国に渡り、飲酒したあげくその場限りの強引な少女売春に手を染めるとします。
妊娠の可能性のあるセックスをしたあと、最後には料金も値切り、少女売春の現地斡旋業者ともトラブルを起こすとします。
少女たちは妊娠し、さらに心の感染症が深くなり、現地の斡旋業者も日本人を恨み、心の感染症が悪化します。
性産業だけでなく、海外との取引で起こる輸出入関連のトラブルも、心の感染症を悪化させ、いずれ国際問題に発展します。


言ってみれば、戦争をはじめとしたあらゆる争い、国際問題、過食による疾患、ストレス起因の自殺などは、「心の感染症」が原因です。


例えば実際の感染症である「新型コロナウイルス」が世界に広まったのも、人々が「心の感染症」にかかり、あらかじめ決められたルールを守らなかったからです。
発生源と言われている中国「武漢」の責任者たちは、新型肺炎の発生が中央政府にバレるのがイヤで情報開示を遅らせ、感染ルートの解明段階でも、患者は事実を正直に話さず、春節の旅行を予約していた中国人の一部は旅行を強行し、受け入れる側の観光地の一部も、目先の利益のために旅行者を受け入れました。
これらは「愛」ではありませんが、それぞれの立場の人が愛を実践できないのは、「心の感染症」にかかっているからです。



◎まとめ


マイナス感情やマイナス発言が、心の感染症を生み出す「ウイルス」です。
肺炎になったとき、ウイルスを拡散した人を責めても治らないように、心の感染症も、他人を責めて治るものではありません。


暴言・ウソ・隠し事など、マイナスの行為、そしてもちろんマイナス発言、これらの「ウイルス」を表に向けて出すと、心の感染症の患者が増え、国家レベル、家庭レベル、あらゆる分野で犠牲者が出ます。


心の感染症を拡散しないためには、「マイナス感情」を拡散しないことです。
また、周囲からマイナス感情を押し付けられた時、それを流すことです。
「流す」には、人間の不完全性を理解し、過去に自分も同じことをしてきたと認識することです。
実際の感染症と同じように、心の感染症も「予防法」はわかっています。
しかしそれを実践しないと、大問題に発展します。
大問題を未然に防ぐには、予防法を「実践」する必要があります。

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