「楽に儲かる商売」はある?

(読了目安2分)

みなさんは「楽に儲かる商売」の宣伝を見たことはありますか?
そして、そんな商売は本当にあると思いますか?


結論から言えば、「楽に儲かる商売」には、裏があります。
もしそんな商売があるなら、通常は、他人に宣伝などせず独占するからです。


わざわざ見知らぬ誰かに「儲かる商売」を宣伝するはずはありませんよね。
また、仮に楽に儲かる商売が本当にあったとしても、どこかの会社が「これ儲かりますよ!」と宣伝をすることはないはずです。
その会社が儲け話を実践すればいいだけだからです。


そしてここからが大切です。
たとえばA社が「楽に儲かる商売」と言って宣伝するということは、その商売を独占するよりも利益になることがあるからなんです。
ということは、あなたがA社に紹介された商売をやるということは、投資した分を回収できないということです。
(投資した以上の利益が確実に出るなら、その会社が独占しようとするので外部には宣伝されません)


また、もし本当に楽に儲かるとしても、それはごく一部の人になるということです。

また、本当に「楽に儲かる商売」があったとしても、「お金」と引き換えに「心」を失う場合がほとんどです。
「友達がいなくなる」「暗い過去を作ってしまう」「人間関係がおかしくなる」「人を信じられなくなる」などです。
この場合、ストレスを解消するために、儲けた金額以上のお金が必要になったりします。
結局、楽に儲かる商売には裏があるということです。


それから、「楽に儲かる商売はない」とわかっている人に対しては、「儲けるにはある程度の投資(リスク)が必要ですよ」と近づいてくる会社や人もいます。
「儲けるにはある程度の投資が必要ですよ」と相手を納得させ、「数十万円」という投資を求めてきます。
数十万円という数字は、一般の人にとってはあきらめがつくギリギリの金額で、かつ、一度払うと、その投資を無駄にしたくないために、次の投資をしたくなる金額なんです。
「楽に儲かる話はないですよ、ある程度の投資を」と、先にお金を求めてくる話には、やはりほとんどの場合裏があります。


結局、楽に儲けることはできないようになっています。
気をつけてくださいね。


※一握りの大金持ちは、「お金がお金を生み出すサイクル」というのがあり、その機能が動いているうちは楽に儲けることができます。
ただ、それが幸せかどうかはわかりません。
所持金と幸せは比例しないため、「大金持ちの寂しい人」はたくさんいます。

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