結婚力 ―プロポーズを受ける力―

(読了目安8分)

「近いうちに結婚したい!」と思っている女性にとって、大きなヒントになると思います。
まずは序文として「結婚生活は自分の力で楽しむもの」、そして本文として「婚活力 プロポーズを受ける力」と続きます。
長文なのでお茶でも飲みながらどうぞ。



◎序文 結婚生活は自分の力で楽しむもの


以前も似たような内容を書いたんですが、たとえばいま、あなたの後輩が「仕事が欲しい」と、就職先を探しているとします。
あなたは自分の人脈や社会経験から、いくつかの会社を候補に挙げました。
あなたがそれらの仕事について後輩に説明すると、その後輩があなたに尋ねます。


「楽しい仕事ならやらせてもらいたいんですけど、その仕事は楽しいですかね?」


えーと・・・どうでしょう?
ぶっ飛ばしたくなりませんか?
この後輩に仕事を紹介しても、たぶん続かないですよね。


きっとあなたは

「その仕事がいい仕事かどうかはやってみないとわからないわよ」

「楽しい仕事かどうかじゃなくて、その環境の中で楽しみなさい」

などと忠告したくなると思います。


仕事は「楽しいならやる」というものではなく、その環境の中で楽しむものであって、仕事が楽しいかどうかは自分次第です。
あなたの後輩を楽しませるために仕事があるわけじゃないですもんね。


たとえば、面接の時だけ思いっきり背伸びして就職に成功したとしても、やがて朝の挨拶もしなくなり不機嫌そうな態度をとるようになれば、周囲は離れていきますから、仕事が楽しいとは思えなくなります。


さらに書けば、職場の雰囲気を落とす存在として見られ、会社を辞めたくなるように仕向けられます。
これじゃ仕事が楽しいはずはありません。
しかしその逆なら、周囲から頼りにされ、みんなが好意的に集まってきて、楽しい職場になっていきます。


仕事を始めたからには、「楽しかったらやる」ではなく、自分の力で楽しみましょう、ということです。


ここまで、オッケーですよね。


では続けます。


以下、婚活中の女性のみなさんもよく聞く言葉じゃないですか?

「いい相手がいたら結婚したいんです」

「ところでその人はイイ男ですか?」


こんなことを言う女性って、他人から幸せをもらおうとしていますから、結婚しても不満ばかりになってしまいます。


面接と同じように、たとえば結婚前にデートの時だけ思いっきり背伸びし、結婚に成功したとしても、やがて、朝の挨拶もしなくなり、不機嫌な態度をとるようになれば、夫は離れていきます。
ですから当然、結婚生活が楽しいとは思えなくなり、態度はさらに悪化します。
悪化した態度が、さらに夫を離れさせ、ついには、

「私の不満の原因は、楽しませてくれない夫にあるのよ」

「私を楽しませてよ!」

などと叫ぶ日々になります。
これではただの「大きな子ども」ですから、結婚生活を楽しむことはできません。


仕事と同様、結婚したなら、「楽しませてよ」ではなく、自分の力で楽しみましょう、ということです。


「結婚生活は自分の力で楽しむもの」、これを理解し実践できれば、楽しい結婚生活が続きます。




◎結婚力 プロポーズを受ける力


では本題です。
恋愛は、「恋愛したい相手と恋愛する」という単純なものでいいかもしれません。
恋愛は、「心のトレーニング」とも言え、起こることの全てが教訓です。
ですから、単純に「この人!」と思った人と恋愛してもいいでしょうし、もし別れたとしても「いい経験をした」で済むことがほとんどです。


・・・しかし


結婚となると話が違ってきます。
結婚は恋愛と違い、社会的責任や子どもに対する責任もあり、離婚して「いい経験をした」では軽率です。
不仲な親の都合に振り回される子どもが、どれだけ苦しむか想像してみてください。
親の口論や暴力、そして子どもが感じるストレスによる精神的負担などにより、負の連鎖から出られなくなっている子どもは後を絶ちません。
ですから恋愛のように、単純に「好きだから結婚」というわけにはいかないんです。


夢のない話に聞こえるかもしれませんが、結婚においては、「結婚してはいけない男性を排除した向こう側に結婚相手がいる」と考えた方が本質に近いかもしれません。

「本物の神に出会うには、ニセモノの神を排除する必要がある」という話と同じです。


そんなことも踏まえて以下を読んでみてください。


「結婚力」という言葉を調べるといろいろありますが、ここでは、マスターが考える「結婚力」について書きます。
結婚を後押しする内容なので、結婚に躊躇している女性や、35歳を過ぎて真面目に結婚を考えている女性にオススメです。

・・・

マスターが考える「結婚力」というのは、「プロポーズを受け入れる力」のことです。
 

たくさんの人からプロポーズされても、それを受け入れることができないなら、その女性に結婚力はないということです。
10人からプロポーズされても、全て断ってしまったら結婚はできませんよね。
1人からプロポーズされても、それを受け入れることができれば結婚できます。
この場合、結婚力が高いのは、「後者」ということです。


前者の場合、10人からプロポーズされるわけですから、それなりにモテモテの女性なんです。
しかし「もっとイイ男性がいるかもしれない・この人でいいの?」などと考えてしまい、なかなか踏み出せません。
また、「私をもらってくれるならどんな男性でもいい」とか「いい縁があれば結婚したい」などと言っている女性も、結婚力が低いグループに入る場合がほとんどです。


それから、グラビアアイドルや女優にも、「結婚したい」と考えていて、しかも男性には全く不自由しないのに結婚できない人がいます。
たとえば、過去に自分の身体やお金を目当てにされてしまったグラビアアイドルや女優は、男性を信じきることができないまま、プロポーズを断り続け、生涯独身を通すかもしれません。
これが、プロポーズを受ける力がない、つまり「結婚力が低い」ということです。


結婚力が身に付くと、以前は興味がなかった男性に対し、興味や敬意を持つことができるようになります。
簡単に書くと、以前はお酒やギャンブルをやる男性を「大人」だと思っていても、結婚力がつくと、そんな男性には興味がなくなり、逆に、以前は「地味でつまらない」と思っていた男性に目が向くようになる、ということです。


まとめると、たとえ生涯で1人からプロポーズされたとしても、プロポーズを受ける力があれば結婚はでき、そんな人が、結婚力がある人、ということです。


考えてみてください。
「この人でいいんだろうか・・・」と30年間も相手を観察できませんよね?
人生は一回だけの本番ですから、結婚にあたり、彼氏を30年間観察することなんかできませんし、結婚した場合とそうじゃない場合を比べることもできません。
結婚したら、あとは自分の力でなんとかするしかないんです。


時の流れは早いものです。
夫婦の会話や子供の声でにぎわう明るい家庭を持ちたいと願うなら、30歳を過ぎたらそろそろ急いだ方がいいかもしれません。
35歳を過ぎたら、さらに時間はなくなります。


「でも数ヶ月の付き合いじゃ好きになれないし、相手がどんな人かもわからないわ」これは確かにそうですが、人を見る目が養われていれば、2年も3年も付き合う必要はありません。

30歳を過ぎて3年も付き合う人たちは、

「私は人を見る目がないです」

「結婚に踏み切る勇気がありません」

と言っているようなものですし、結局「妊娠した」という理由で、半強制的な結婚になり、後悔してしまうことになります。
仮にあなたが、相手と3年間付き合わないと結婚を考えられない女性だとしたら、もし「彼は結婚に向いていない」と判断した場合、また他の男性と3年間の付き合い期間が必要になりますよね。


結局のところ、「相手がイイ人だったら結婚する」という心理状態では、いつまで経っても結婚に至りません。
「自分がどうにかする」という前向きな気持ちがあればこそ、結婚後になにかあっても、「あんたが幸せにしてくれるって言ったじゃない」とはならず、お互いに建設的な価値観の擦り合わせができるわけです。


ということで、ここで提案です。

「結婚したいのよ、でも、そもそも私って、一度もプロポーズされないんですけど」

こう言う35歳以上の女性は、さらに積極的な婚活をしてみてください。


本当に結婚したいなら、

「縁があったらね」

「婚活サイトはイヤ」

「自然な出会いがいいの」

などと言っているヒマはありません。
自分を磨き、積極的に活動し、人生に悔いを残さないようにしてください。


それから、単にプロポーズを受けるだけでは長く愛されることはありませんよ。
結婚をすれば自動的に幸せになれるなんて思っていたら大間違いです。
むしろ新しい苦労の始まりで、その苦労を、いかに「前向きの苦労」、「前向きの努力」にしていくかが「知恵・愛する努力」です。


いろいろと書きましたが、マスターが考える「結婚力を身につける」ということは、「プロポーズを受け入れる力を身につける」ということです。


結局のところ、「自分に自信をつける」「大人の思考になる」、ということかもしれません。


※余談ですが、自分からプロポーズする力も、結婚力と言えます。
プロポーズをするにも、自分に自信が必要ですし、大人の思考が必要ですからね。
ただし酔った勢いなんかでプロポーズしていたら、結婚力ゼロです。

・・・

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