歳をとると叱ってもらえない

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子供は「叱られるのが仕事」みたいなところがあります。
叱られることで多くのことを学び、成長していきます。
きっと20代までは叱ってもらえるかもしれませんが、30代になると、なかなか叱ってもらえなくなります。
そして40代になると、ほとんど誰も叱ってくれなくなります。
多くの場面で自分が目上になってしまうからです。


「歳をとるほど他人からなにも言ってもらえず、成長するチャンスが遠ざかる」


ということです。


また、「あの人は叱っても変わらない」というあきらめや、「あの人を叱って嫌われたらどうしよう」という恐れなど、周囲のマイナス感情も、叱ってもらえなくなる原因です。


自分が成長するには、叱ってくれる人を大切にする必要があります。
しかし、感情的になって叱る人の言葉は信じてはいけません。
「愛がある叱り方」で叱る人、これが大切です。


「愛がある叱り方」というのは、基本的にいつも穏やかです。
たとえ強い口調の叱り方でも、それが終わればその人はすぐに穏やかになります。
そして、叱った側にも叱られた側にもストレスは溜まりません。


叱ったことでストレスが溜まるのは、相手に対する愛ではなく、自分の不快を減らすのが目的だったり、見返りを求めたりするからです。
また、叱られることでストレスが溜まるのも、相手に対する反発など、自己主張が目的になるからです。
自分が成長するチャンスになると思えれば、叱られてストレスになるはずはありませんよね。


あなたが誰かを叱る時、自分の不快の解消のためなのか、相手のことを本気で考えたからなのか、自問してみてください。
愛がある叱り方がどんなものか、理解できると思います。
叱ってストレスが溜まるなら、愛のない叱り方だということです。


では、愛がある叱り方ができる人って、どんな人でしょうか。


それは、ストレスを溜めない生き方を実践している人たちです。
具体的には、酒、タバコ、ギャンブル、女(男)遊び、過食、過趣味などに縁がない人です。
もしあなたが叱られたときに愛を感じるなら、上記のような人から出た言葉のはずです。

歳を取るほど叱ってもらえなくなりますから、「愛がある叱り方」で叱ってくれる人は、なによりの財産です。
大切にしてくださいね。


余談ですが、酔うと愚痴や批判ばかりになる精神的指導者や、女性信者に手を出す宗教指導者から叱られても、それは愛ではありません。
お酒を飲む時点で、緊急時になにもできなくなるわけですから、指導者としては失格です。
愛を実践している人から出る言葉を信じてください。

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