会計はまとめて

(読了目安4分)

みなさんは、数人の仲間で外食したとき、「会計」はまとめて払うか、個別に払うか、どっち派ですか?


これは飲食店目線の意見ですが、以下、「知恵のある支払方法」について書いてみようと思います。


混んでいるときの会計は、みんなの分をまとめて支払うのが「愛」です。
混んでいる時に個別に会計をやっていると、短期的には、他のお客様の待ち時間が長くなること、そして長期的には、その店のメニューが値上がりするからです。


個別会計って時間がかかりますよね。
仮に、金額ちょうどでまとめて会計すれば10秒で済むところが、10人が個別会計をすると、2分以上かかってしまうこともあります。


そんなお客様が5組、6組といれば、10分以上のロスになることもありえるわけです。


忙しい時間帯の10分・・・
知っている人は分かると思いますが、これはお客様にとっても店にとっても、大きなロスなんです。


・・・ということで、以下に、個別会計が愛ではない理由をいくつか書いてみます。

他のお客様がイライラする 1
みなさんは、自分たちの会計をまとめて支払いに並んでいるとき、仲間を待たせているので早く会計を済ませたいのに、個別会計をしているグループが前にいたら、気持ちよくないはずです。


他のお客様がイライラする 2

混んでいるときは注文した品が出てくるのが遅くなりがちですが、「個別会計」が多いと店員の手間をとるため、さらに遅れてしまいます。
イライラするでしょ?


メニューの値上げにつながる
忙しい時間帯に個別会計が続くと、他のお客様を待たせないためにアルバイトを雇う必要がでてきます。
そのアルバイト代を出すために、結局はメニューを値上げし、アルバイト代をお客様にも負担してもらうことになります。

お釣りがなくなる
個別会計が続くと、お釣りがなくなってしまうことがあり、小銭を用意するために時間がかかることがあります。


店のミスが増える
小規模店舗の場合、会計中は店のスタッフが一人減ることになり、その分忙しくなります。
忙しくなるとミスが増えるのは当然で、そのミスが次のミスを誘発し悪循環に入ってしまうと、最終的にはお客様へのサービスの質が悪化します。


感染症リスクが増える
仮に10人が店員と対面して支払うと、まとめて会計するのと比較して店員の感染リスクが大きく増えます。
店内に入って会計する場合はさらにリスクが増え、また、現金のやり取りは、お金に触れることや声を出さなければならないことによるリスクが増えます。


どうでしょう、やっぱり「会計はまとめて」これが「愛」だと思います。
しかも、ぴったりの金額なら、会計はすぐに済み、個別会計に比べてみんなが快適に過ごせます。
「まとめ払い」が愛の実践だということがよくわかると思います。



◎上質な出会い

愛を実践すれば愛が返ってきます。
特に、「忙しい時間帯」にまとめ払いをすると、店に対してとても良い印象を残します。
店員が喜ぶわけですが、そうするとなにが起こるか・・・


当然、店の中では「あのグループはすごいね」と噂になります。
噂にならないまでも、店のスタッフはそう感じるわけです。
すると、店のスタッフは、まとめ払いをしたお客様の再来を、本心から楽しみにするんです。
「あのお客様、また来てくれた! 嬉しい!!」って。

そして、

「チャンスがあればゆっくり話してみたい」

「あんな人たちとお付き合いしたいなあ」

「常連さんになってくれないかなあ」

などと思うこともあるわけです。


人間ですから、サービス内容も、まとめ払いをするグループに対しては、一層親身なものになるかもしれません。
大げさかと思うかもしれませんが、スタッフはいつもお客様を見ていますからね。
まさに、前回書いた「小さな努力の積み重ね」で、出会いの質が変わるわけです。



◎まとめ

今の時代、キャッシュレス化が進み、会計の効率は上がっていますが、それでも個別会計は、時間のロスが増えます。
みんなで外食をした時は、まとめて会計をしてみましょう。
そしてもし「個別会計」をするなら、店が空いている時がチャンスです。
個人経営の店で暇な時間帯なら、スタッフとちょっとした会話を楽しめますし、実際に店側もそうやってお客様と接することを望んでいる場合もあります。
やっぱりお客様と会話ができるのは、店にとっても楽しいことなんです。
しかし、混んでいる時はあくまでも「まとめ払い」が知恵です。
状況が許す時は、積極的にまとめ払いをしてみてください。
きっとその愛は返ってきます。

・・・

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