2種類のお金

(読了目安3分)

前回は「お金は手段」という話でした。
今回は「お金のために働いて得たお金を使っても、長く愛されることはありません」、という話です。



◎2種類のお金


お金には、大きく2種類あります。


1:「お金のために働いて得たお金」


2:「人のために働いて得たお金」


この2つです。



以下、1と2について簡単に説明しますので、お金について考えるときのヒントにしてみてください。



1:お金のために働いて得たお金

「お金のために働いて得たお金」というのは、他人を犠牲にした結果もらえるお金です。

「自分の利益のためにウソをついて得たお金」

「人を騙して得たお金」

と言ってもいいかもしれません。



ある意味「欲の結晶」ですから、そのお金を使っても愛にたどりつけません。
お金のために働いて得たお金を使うとき、それが大金であっても心が満たされるのはほんの一瞬です。
また、お金のために働いて得たお金を使っている人は、ストレスから解放されません。
「ストレスが溜まっている人は、お金のために働いている」と言うこともできます。




2:人のために働いて得たお金

「人のために働いて得たお金」というのは、自分が人の役に立った結果もらえるお金です。


「相手の喜びのために仕事をして得たお金」

「誠実な心で得たお金」

と言ってもいいかもしれません。


「お金」という形ではありますが、ある意味「愛の結晶」ですから、それを使うなら愛に近づけます。
人のために働いて得たお金を使うとき、それがたとえ小額であっても心は満たされ続けます。
人のために働いて得たお金を使っている人は、ストレスがなく、人生を楽しんでいます。
言い換えると、「人生を楽しんでいる人は、人のために働いている」ということです。


さて、お金はとても便利なもので、マスターだってもちろんお金を稼いでいます。

大切なのは、「稼ぐ方法」なんです。
たとえば1の「お金のために働いて得たお金」の例だと、飲食業で言えば、「産地偽装」や「食品偽装」が身近です。
不正をする飲食店が得たお金は、「お金のために働いて得たお金」であって、顧客は二の次なわけです。
不祥事が表に出れば、社長も社員も顧客から恨まれるか、バカにされますから、結局は誰もが被害者になってしまいます。


「不正がバレなければいい」というものではないんです。
外側にバレないとしても、自分にウソはつけませんし、人生は自分のものだからです。
また、顧客を騙して得たお金は、「ストレスの発散」のために使われますから、たとえば「その日のストレスをその日の稼ぎで解消する」という悪循環になるだけなんです。


一方、「人のために働いて得たお金」というのは、お客様の満足と引き換えにいただくお金です。
お客様の満足を最優先に考え、全て正直に仕事ができたときにいただくお金が、「人のために働いて得たお金」です。
お金を払う側ももらう側も満足しているなら、そのお金は「愛の結晶」と言えるわけです。


今、マスターが気持ち良く仕事をしていられるのは、きっと人のために働いてお金を得ているからです。
ウソをついていないので、気持ちよく働けるんです。
収入は年齢のわりに多くはないです。
しかし、気持ちよく生きることが人生の目的だと考えた場合、ストレスなく気持ちよく働けるなら、収入にこだわりはなくなるわけです。


「稼げるならたくさん稼いで寄付をすればいい」という考え方もありますが、マスターの実力では、現金をたくさん稼ごうと思うと、「お金のために働く」ことになってしまい、自分にも周囲に対しても愛ではなくなります。


ですから、家族が食べていける程度、そしてこのnoteが続けられる程度に仕事をしているわけです。
ムリをせず、実力相応の生活をしているのでストレスはありません。


◎まとめ


お金には、大きく分けて、「お金のために働いて得たお金」と「人のために働いて得たお金」があります。

長く愛される人になるためには、「人のために働いて得たお金」を使うことが大切です。

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