失恋 1 失ってわかるありがたさ 

(読了目安5分)

今回しばらく、「失恋」を中心にしたテーマで書こうと思います。
特に以下のような女性に読んでもらえたらヒントになると思います。


「このまま失恋を繰り返す人生なの?」


「次こそはイイ男に出会いたい」


「ふられた・・・私のどこが悪いの?」


「そろそろ本気で結婚したい」


「もう失恋したくない」


「復縁したい」


「私はふられたわけじゃないわ、ふったのよ」


「悲しい・・・助けて」



では本題にいきましょう。


◎失ってわかるありがたさ


以前、軽犯罪で刑務所に入り数年間を過ごした後、出所した知人がいました。
出所時、体重が15キロ落ちて、歩くのもやっとだったそうです。
「あんなところにはもう入りたくない」と言いながら、その後は日常生活のありがたさを噛みしめています。
「二度と刑務所に入りたくない」と思わせることも刑務所の仕事でしょうから、刑務所側もしっかり仕事をしたようです。
「平凡な日常生活」や「健康」、これらは、普段はその存在にすら気付きませんが、失ってみるとありがたさが身にしみてわかります。


そして・・・


「恋人」も同じです。


恋人を失ってみると、多くの人が、その存在が大きかったことに気付きます。
ふったにしても、ふられたにしても、付き合いが長かったほど、恋愛が終わった直後は、心が痛む人がほとんどだと思います。
マスターは30回ぐらい別れを経験していますが、「自己紹介」にも書いたように、やっぱり9年間付き合った女性にふられたときは、泣きましたし、痩せました・・・


「失恋のショックで食べ物がのどを通らない」・・・


これがホントだとわかったのもそのときでした。


しかし時間が経ち、ある程度立ち直ったとき、失恋から得るものも大きかったとわかりました。
あの体験のおかげで今があると言ってもいいかもしれません。



◎別れはあなたを大人にする


人は、失ってからそのありがたさに気付くのが普通です。
人は失った恋人のありがたさに気付いた時、「次こそはこんなことにならないようにしよう」と反省できます。


たとえば、筋力の成長に筋肉痛が伴うように、心の成長に心痛が伴うのは避けられません。
人が人として内面から成長するには、どうしても心の痛みを伴うことになります。
いまあなたが心の痛みを感じているなら、その痛みを乗り越えたとき、ひとつ「成長」できるわけです。
「成長」というのは、「失恋しても泣かなくなる」とか、「悲しみに耐える力が身に付く」というわけじゃなくて、「愛する力・愛を発信する力」が身に付くということです。


別れが、あなたを大人の思考に向けて成長させてくれるんです。
「別れることであなたは大人になる」と言ってもいいかもしれません。


◎心の傷を癒し 立ち直るには


心の傷を癒し、立ち直るには、状況を見極め、正しく治していくことが大切です。


身体の傷は、その傷が大きいほど治すのに時間がかかります。
同じ大きさの傷でも、状況を見極めて正しく治せば早く治りますが、状況を見誤って間違った治療を続けていれば、悪化して致命的なものになります。


心の傷も同じです。
同じ大きさの傷でも、状況を見極めて正しく治せば早く治りますが、間違った治療を続けていると、悪化して致命的なものになります。
致命的なもの・・・つまり、自分を傷つける行為、もしくは他人を傷つける行為です。
こうならないために必要なことは、「原因を自分に求める」ということです。
そもそも他人を変えることはできませんが、自分がひとつのことに執着していると、全体を見渡すことができず、「あの人が浮気さえしなければ・お酒さえ飲まない人なら」なんて、他人を変えようとしてしまいます。
心の傷を癒し、立ち直るためには、今の状況の原因を自分に求めることが大切です。


マスターが一番大きな失恋をしたときは、心の半分がなくなって、生涯回復できないんじゃないかという心境を味わいました。
そして「自分が悪かったのかもしれない」と反省し、その傷が徐々に治っていくのと同時に、人間としての全体的な成長があったんだと思います。


◎ふった人も


彼氏をふった人は、「わたしはふられたわけじゃない・もう次のキープがいるし」、なんて言っているかもしれませんが、「恋人と別れた」という意味ではどっちもどっちです。
彼氏があなたに飽きてしまい、あえてあなたからふられるようなことをし続けた結果、あなたが彼氏をイヤになってふった、という可能性もあります。
彼氏が「あえて自分からはふらず、嫌われるようにしてふられる」という方法をとるなら、それはストーカーされるのを防ぐためだったり、いろいろな理由があるかもしれません。
また「ふった」ということは、ふった女性には男性を見極める力がなかったということです。
男性を見極める力がある女性は、「知恵のある彼氏」を選ぶわけですから、彼氏とは別れません。
子どもの思考の女性は大人の思考を理解できませんから、子どもの思考の男性を選んでしまうんです。
出会ったとき、社会人として立派に見えたとしても、友達として尊敬できたとしても、恋愛や結婚はさらに深い部分で相手への理解が必要です。


一生男性をふり続け、「イイ男がいない」と言いながら一人で80歳を迎えるのと、男性を見る目を鍛え、80歳の時に、子どもが3人、孫が6人、ひ孫が2人なんていう女性とでは、どっちが愛に近いか・・・語るまでもありませんよね。


大人の思考同士じゃないと、恋愛も結婚も長く続きません。
ふった人もふられた人も、「子どもの思考」という意味では同じです。
彼氏をふった人は、男性をふりつづけることがないように、自分を成長させましょう。

・・・

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