100万円で新車のベンツを買おうとすると

（読了目安3分）

今回は、新車のメルセデスベンツを買おうとしているB君の話です。


B君は、1000万円の新車のベンツが欲しいんです。
しかし彼の収入ではなかなかお金が貯まらず、今の手持ちは100万円です。
あなたはそんなB君から相談を受けました。


「これ以上働きたくないんだ。100万円でベンツを手に入れたいんだけど・・・」

あなたはどう答えます？

「もっと働いてお金貯めたら」

「あきらめなさい」

ですよね？


結局、100万円で手に入れられるものは、100万円のものです。
100万円で1000万円のものを手に入れようとし、あきらめることができないとストレスが溜まります。
仮に抽選でそのベンツが当たる企画があったとしても、抽選に応募して当たる確率はとても低いですよね。
本当に欲しいなら、地道に働いて手に入れるのが確実です。
何事も、努力して得るからこそ価値が出ますし、だからこそ、長く大切に使おうとします。

次です。

K子さんは、イイ男（知恵のある男性）が欲しいんです。
しかし彼女にはイイ男を振り向かせるだけの実力がありません。
あなたはそんなK子さんから相談を受けました。

「これ以上努力したくないの。でもイイ男を手に入れたいんだけど・・・」


どう答えます？

「もっと自分を磨きなさい」

「あきらめなさい」

ですよね。


結局、今の実力で得られる男性は、実力相応の男性です。
足りない実力でイイ男を手に入れようとし、あきらめることができないとストレスが溜まります。
イイ男が欲しいなら、相応の実力を身につけるまで努力すればいいんです。
穴を掘ってひたすら「イイ男」が落ちてくるのを待っても落ちてきませんし、そんな受身の人生では、万一イイ男が落ちてきたとしても、アタフタするだけでうまく対応できません。
本当にイイ男が欲しいなら、運に頼らず地道な努力の積み重ねで手に入れてください。
何事も、努力して得るからこそ価値が出ますし、だからこそ、長く愛したいと思うんです。


自分を磨こうともせずに「イイ男がいない」と嘆き、社会や他人を批判するのは、100万円で新車のベンツを買おうとするようなものです。


たとえばこんな女性、G子さんがいたとします。


声が小さい

元気がない

目が合うとすぐにそらす

ひとり言をぶつぶつ言う

会話のリアクションがほとんどない

質問にはっきり答えない

いつも困った表情

空中を見てあいさつをする

否定的な言葉ばかり使う

自分の境遇を他人のせいにする


うーん・・・近づきたくないですよね。
G子さんが「社会は腐ってるわ」とか、「世間は冷たい人ばかりよね」なんて言っても、みなさんは「全部あんたが原因でしょ」と思うはずです。


今のG子さんの実力では、「知恵のある男」を手に入れるのは不可能ですから、手に入れようとするほど、ストレスが溜まります。
欲を持つのはいいですが、欲に見合った実力をつけるために、まずは自分を磨く必要があるわけです。

「自分磨きとは、良い部分を延ばすことである」という考え方もあります。
しかしどうでしょうか、G子さんの学歴や収入、顔やスタイルがいくら良くても、あなたがもし男性なら、G子さんを選びませんよね。
たとえ選んだとしても、1番の女性にはならないはずです。
それは、G子さんのマイナス面が大きすぎるからです。
G子さんがイイ男を手に入れるためには、良い部分を伸ばしながら、マイナス面も改善していく必要があるわけです。


何事も、「少ない予算」で手に入れようとせず、努力して予算を貯めてから手に入れれば、ストレスは溜まりません。
また、予算が少ないなら、欲を小さくすることも知恵のひとつです。

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