お酒と愛 5

(読了目安8分)

「お酒と愛 5」です。
短編で進めていきます。


◎若い独身者ほどお酒を飲む量が多かったり、問題を起こしたりする傾向があるのはなぜでしょう?



以下、あなたが「若い独身女性」という前提で読んでみてください。


若い人ほど飲酒量が多く、問題を起こす傾向が強い主な理由は、自分のお酒の量をわかってないからです。
自分がどのぐらいの量でおかしくなるのかという経験が少ないため、止めるタイミングがわからないんです。
また、独身者ほど、子どもがいない・社会的責任が少ないため、飲酒量が増えて社会問題になります。
独身だと、夫や子どもが自宅で待っていることもなく、帰宅に制限もほとんどありませんから、ムリもできてしまうわけです。
そんな理由から、飲酒による問題を起こしやすくなります。


そして若い人の飲み会では「問題を起こす人ほど主人公」のように扱われる傾向があります。
ですから、子どもの思考の世界では、問題は起こり続けます。
逆に、大人の思考の世界では、問題を起こすほど子ども扱いされます。
当然、長く愛する力を持つ男性は、問題を起こす女性からは離れていきます。


たとえば、女性を酔いつぶすことを目的としている飲み会なんかもありますが、それをやる理由ってなんなんでしょうか。


「大人の世界を思い知らせるため」


「性的いたずらをするため」


「酔ったところを見てみたいから」



こんな感じなんでしょうか。
でもこれって愛ではないですよね。
飲み会の主催者や周囲の娯楽のために、急性アルコール中毒で死者も出るんです。


あなたはこんな悲劇に関わらなくていいですからね。


◎上司や先輩からの誘い



以下、「長く愛されるためには」という大前提で書きます。


上司や先輩から誘われたお酒の席・・・・・・
イヤならはっきりと断っていいです。
なぜならあなたは上司や先輩の機嫌を取るために生きているわけではないんですから。
「部下が上司や先輩の誘いを断るのは失礼だ」なんていう風潮がありますが、ぜんぜん失礼じゃありません。
そんなことを言う上司や先輩は、誘いを断られるのが怖くて、「パワー(社会的立場)」を利用しているだけです。
そんな誘いに乗ってしまったら、結局雑に扱われるだけです。


また、たとえ「憧れ」の上司や先輩からの誘いであっても、それを受けてしまったら長く愛されません。
憧れの上司や先輩に対しては、あなたはいつも輝いていてください。
輝くというのは、常に笑顔で安定した仕事をするということです。
そんなあなたを見た彼らは、いつかあなたの都合に合わせるようになります。
やがて、「時間はこっちで合わせるから、こんどランチを一緒に食べない?いつだったらいいかな?」、こんな誘いになってくれば、あなたは一人前だと認められています。


あなたがもし男性の上司や先輩から「お酒の席」にしか誘われないなら、彼らはお酒の力を借りてあなたになにかをしたいだけです。
お酒が入っていれば、ほとんどなんでも許されるわけですからね。
そして、誘われたお酒の席に参加するということは、あなたは「私になにをしてもいい」と半ば黙認したことになるんです。
お酒の力を借りた不自然な人間関係は長く続きませんから、イヤなら参加する必要はありません。


そして、お酒の席に付き合わないと出世できなくなるような会社があるとしたら・・・そんな会社に愛はあると思いますか?



◎強引な男性上司や先輩の誘いを断わる言葉


まず、本当にあなたを誘いたいなら、あなたの都合を優先してくれるはずですよね。
あなたが断わったら、怒らずあなたの都合を聞き、都合を合わせるはずです。


たとえば、上司や先輩は、有名女優を飲み会に誘って断られても、「オレの誘いを断るのか!?」なんて怒らないですよね。
もし有名女優と飲みたいなら、彼女の都合に合わせるはずなんです。
それから、その女優が「食事ならいいけどお酒の席には参加しない」と言えば、きっと彼女に合わせて、お茶か食事会になりますよね。


先輩や上司があなたの都合に合わせることなく自分の都合を優先するなら、あなたは「大切にされていない・軽く見られている」、ということです。
あなたは自分を軽く見ている人と一緒にいて楽しくはないですよね。
強引に誘う上司や先輩は、あなたを大切に思っていないわけですから、あなたを誘う理由は、自分の利益を優先した結果です。
あなたを誘ってどんな利益があるかと言えば・・・女性に絡みたいんです。
「肉体的な接触・自分の愚痴を聞いてくれる・自分を褒めてくれる」、そんなことを期待しているわけです。
どんな理由であれ、社会的地位を利用し、力とお酒でなんとかしようとする男性に付き合う必要はありません。
あなたはあなたの時間を大切にし、愛を発信してください。


ということで、以下、お酒に誘われたときの断り方です。


断り方は、

「私、お酒の席に同席したくないんです、もしお酒なしの集まりがあったらまた誘ってください、楽しみにしています」


これです。

愛を得るための断り方ですから、会社での立場は悪くなるかもしれません。
でもお酒の席に参加しないことで社内での立場が悪くなるような会社は、結局はあなたの居心地が悪くなるか、会社が倒産しますから、その状況で割り切るか、転職する実力があれば辞めていいんです。


「お金がない」とか「時間がない」とか「先約があるから」なんていう言い訳をしていると、「ごちそうするから・時間は君に合わせるから・予定がない日を教えて」なんて言われ、逃げ道がなくなってしまいます。
だったら正直に言うことです。
そうすればあなたはお酒の席には誘われなくなりますし、もしあなたを誘いたいなら、お酒抜きの集まりになります。
食事などお酒抜きの席に誘われないなら、それがあなたの「実力」ですから、誘われたいなら相応の実力をつけてください。


また、お酒を通さなければ円滑な人間関係が作れない会社や組織って、どうでしょうか。
「あいつは飲み会に参加しないから無視しよう」などと言う人と関わる必要はないんです。
これじゃ子どもの世界のイジメと変わらないですよね?


自分が飲まないからといって、お酒を飲む人をつかまえて批判する必要もありません。
あなたがお酒に関わらない生活を続け、人生を楽しみ、愛を発信できるようになれば、あなたを中心にお酒をやめる人は増えていきます。
まずは自分の行動で示してください。



◎「私もあなたも周囲も幸せ」なら愛ですが、お酒ではそれは不可能です


これは以前書きましたね。
「長く愛されるためには長く愛する力が必要であり、お酒ではそれが不可能です」という話です。


まず、個人の楽しみとしてのお酒は、

「酔ってケガをする」

「終電に乗り遅れてタクシーを使う」


「物をなくす」


などのコテコテのものから、


「病気」


「浮気」


「不倫」


「金銭問題」


「人間関係」


などの問題も出てきます。
お酒を飲むのが好きな彼氏だと、彼女が心配しますしね。


また、家庭がある「お父さん」が飲むと、小さな子どもがいるなら子どもが寂しがるでしょうし、仮に自宅で飲んだとしても、同じ話の繰り返しや愚痴を聞かされたり、夫婦ゲンカで口論になれば、子どもは迷惑です。
飲んで気持ちいいのは本人だけですから、周囲の人が「愛」を感じるはずはありません。


カップルで飲むのが好きであっても、周囲が迷惑していたらどうでしょうか。
たとえば、お酒を飲むカップルなら、本人たちは飲んで楽しいですが、周囲がそれを心配していたら、愛ではないんです。
また、夫婦で晩酌をするのが楽しみだという人もいますが、仮に子どもがいる家庭でそれをやると、子どもの急なケガなどのときに親の判断力が鈍ります。
たとえ車があっても、病院に連れて行くこともできなくなります。
ムリして飲酒運転をして事故を起こしたら、肉親関係者が一生苦労します。


お酒を飲むとき、周囲が心配や迷惑をしている場面は少なくないはずです。
目先の快楽のために大きなリスクを負うことは愛とは言えません。
お酒を飲まなくてもストレスを抱えない生活にシフトすることが大切です。


◎お酒がないと異性と会話ができないなら、心が通った会話ではなく、薬物に頼った会話になります

マスターは中学のとき、女子と電話で話したくてしかたないときがありました。
そんなときに登場するのが「お酒」です。
マスターの場合はどこかで買ってきたビールだった覚えがあります。
酔っていないとドキドキしちゃうんですよ・・・だからお酒を飲んでから電話するんです。
お酒の力を借り、なんとか会話をするんですが、やっぱり普段の自分じゃないことは自分自身がよくわかっていますし、きっと相手にもそれは伝わってしまうんです。


これってかなりダサいですよね。
自分じゃないマスター、そしてそれをわかっていてマスターの会話に付き合う女子・・・仮にこの2人が付き合ったとしても、短い付き合いで終わります。


中学生だからそれでもいいんです。
問題は、「大人」です。


実は大人の世界のお酒を取り巻く環境は、本質的にマスターの中学時代と変わりません。
お酒という薬物に頼らないとなにもできない大人ってけっこう多いんです。
上司や先輩は、お酒を利用してかわいい女子を口説こうとするでしょ?
「日中、シラフで、正面から、はっきり口説く」、怖くてこれができないんです。


みなさんは、本当は「心が通った会話」をしたいはずです。
薬物に頼った会話なんか、本心では望んでいないはずです。
お酒に頼った会話をしているうちは、大人の思考になることはできません。
長く愛されたいなら、異性との会話はシラフで楽しみましょう。


以上です。
次回「お酒と愛 6」で終わりです。

・・・

投稿タイトル一覧は以下です。