「幸せになる努力」は苦痛か幸せか

(読了目安5分)

今回のテーマは、

「幸せになる努力」は苦痛か幸せか

です。

みなさんはどう思いますか?


「幸せになるために今は我慢する」と、ストレスを溜めながら仕事をし、そのストレスを解消するための人生を送ってしまう人がいますが、幸せになるための本質的な努力をしているなら、その努力をしている最中もストレスは溜まらないはずです。



たとえば、彼氏になにかプレゼントをしたいとします。
その費用を稼ぐため、バイトのシフトを増やしてもらったり、臨時で日雇いのバイトをする女性にとって、仕事をしている時間は、大きな意味では「喜び」になっているはずです。
理由は、目的がはっきりしていて、必ず達成できると信じることができるからです。


また、「登山」も同じです。
山頂までの道のりは苦しいかもしれませんが、その苦しみは、「前向きな苦しみ」であって、絶望的なストレスではありません。


人生も、「幸せになる」という目標がはっきりイメージできていて、そのための努力を続けるなら、それは登山と同じ「前向きな苦しみ」であって、決して絶望的なストレスではないんです。


「私は幸せになる努力をしている」と本気で思っている人は、ストレスを抱えないということがわかると思います。
逆に、目先の快楽を手に入れるための努力や、目先の苦痛から逃げるための努力をしている人は、「私は幸せになる努力をしている」と本心から思えないため、なにかあるとストレスを抱えてしまいます。


ということで、「幸せになる努力」には、苦痛を伴いますが、それは前向きな苦痛であって、やはり「幸せ」なんです。


いま幸せではない人は、必ずどこかに「ズレ」があるはずです。
「本当にしたいことをやっていない」ということです。
そのズレがなんなのか、考えてみてください。


たとえば、

「彼と別れたいけど暴力が怖いからそれに耐える苦痛」

「不倫相手が自分と結婚してくれるまで待つ苦痛」


「仕事が辛いけど収入がなくなる不安から仕事を続ける苦痛」


これらは「幸せになる努力」ではないので、幸せにはなれません。



人は、「やりたいこと」をやっていると幸せになることができます。

「彼氏にプレゼントを買うための苦痛」


「山の頂上を目指す苦痛」


これらなら、努力している最中も充実感を味わえますから、「苦しくても幸せ」と言えるわけです。
大きな目的があれば、努力は「前向きな苦しみ」になり、ストレスにはならないわけです。


さて、いまなにかを目標に努力している人は、毎日が楽しいでしょうか。
楽しむことができているなら、やりたいことをやっていると言えます。
ストレスを抱えている人は、やりたいことをやっていないと判断していいと思います。



◎「やりたいこと」をやる


長く愛されたいなら、まず自分に愛をそそぐ必要があります。
まず、やりたいことをやっていないとストレスが溜まりますよね。
そして、ストレスを溜めると愛をそそぐことができなくなりますよね。
愛をそそげないということは、愛されないということですから、やりたいことをやるのが、長く愛されるために必要なことなんです。


長く愛されていない人は、きっと、「やりたいこと」をやっていないはずです。
やりたいことはなんなのか、そしてそのために必要なことはなんなのか考えてみてください。


マスターは常に書いていますが、人が「やりたいこと」は、最終的に、「愛をそそぐこと」「パートナーを手に入れること」「人と深く関わること」などになっていきます。
ですからそのために必要な努力なら、きっといつも幸せでいられます。
そして、「そのために必要な努力」とは、もう一人のあなたがあなたを客観的に見たときに、

「あの人とかかわりたい!」

「あの人と食事したい!」

「あの人と一緒に出かけたい!」

「あの人と生きていきたい!」

と思える自分になることです。


そんな自分になるために必要なことを簡単に言えば、「自分に愛をそそぐ」ということです。
ですから多くの人がやりたいことは、「自分に愛をそそぐこと」なんです。
そこに気付いて本心から腹をくくったとき、不安は娯楽に変わっていきます。


「自分に愛をそそぐ」とは、なりたい自分になっていくことです。
たとえば、身近なものなら「ダイエット」です。
なりたい体重になることは、自分に愛をそそぐことですから、そそいだ愛は必ず返ってきます。
※ダイエットについては、ダイエットマガジンを参考に
第一話はここです→「本質的な努力をすれば」


◎心配なこと


「長く愛されない理由」について悩む人をたくさん見てきましたが、その中でもマスターが心配なのは、「お金」のために自分の人生を使い果たしてしまうことです。
お金を使い果たしてしまうことが心配なのではなく、「人生を使い果たしてしまうこと」を心配しています。


「周囲が仕事をしているから自分も働く」

「仕事をしていないと周囲が批判するから働く」

「親がうるさいから仕事をする」

「ヒマだからお金を溜めるために働く」

などは、「本当にやりたいこと」をやっていると言えるでしょうか。
みなさんの人生は、「批判されないための人生」ではないはずです。
「周囲と同じことをやるための人生」でもないはずです。
「やりたいこと」をしないまま人生が過ぎてしまうのは残念だと思います。


本当にやりたいことをしていないとストレスになり、結局、そのストレスを発散するためにお金を使ってしまうことになりかねません。
その状態は、自分への愛ではなく、社会貢献もしていませんから、長く愛されるはずはありませんよね。
極端な場合、仕事で20万円稼ぎ、そのストレスを発散するために20万円以上使ってしまう人もいます。


つまり、お金を稼ぐために仕事をしているのに、借金とストレスが増え続けるということです。


そんな人生、やめましょう。
今、無職でもいいんです。
やりたいことが無職なら、それをやればいいんです。
無理をしてお金を稼ぐ必要はありません。
お金には数千年の歴史しかなく、人類の歴史は250万年です。
お金がない時代から人類は幸せだったはずです。
ある程度のお金は必要です、しかし幸せを保証するのはお金ではありません。
幸せを保証するのは「やりたいことをやっているかどうか」、ということに気付いてください。

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