「自信がない人」とはどんな人か

（読了目安5分）

「自信」に関する短編３つです。
人生の基礎になる大切な話です。

◎「自信がない人」とはどんな人か

みなさんは、「ウソをついたり約束を破ったりする人」を信じられないですよね。
ですからみなさん自身も、自分にウソをついたり、自分との約束を破ったりしたら、自分を信じられなくなります。


これが自分を信じられない状態、つまり「自信がない」という状態です。


自信を身に付けるには、自分もウソをついたり約束を破ったりしてはいけないんです。
どんなに言葉で飾っても、どんなに自分を正当化しても、自分にウソはつけません。


ということで、「自信がない人」とは、「自分にウソをつく人・自分との約束を破る人」です。

自分にウソをついたり、自分との約束を破ってきたため、自分を信用できなくなっているわけです。


ウソや約束を破る行為は愛ではないですから、「自分を愛していない人」とも言えます。
自分を愛していないから自信がなくなるわけです。
ですから、自信のない人が長く愛されるはずはありません。

◎自信がないと

「自分に自信がない人・やましい事をしている人・愛をそそいでいない人・誠実に生きていない人」などは、他人の行動や発言を悪く感じ取ってしまいます。


たとえば周囲の人がしかめっ面をしていたり、挨拶をしてくれないと、「自分がついたウソがバレたかも」「悪いことを考えているのがバレたかも」と考え、自分自身も行動が小さくなってしまい、人間関係が悪循環になります。
しかし「自信がある人」は、他人の行動や発言を悪く考えません。
周囲がしかめっ面をしていたり、挨拶をしてくれないときは、「相手の体調が悪いのかも」「なにか協力できることはないか」などと、愛をそそぐ方向に考えます。


車の運転でも同じです。
運転に自信がない人は、クラクションの音を聞くと動揺してしまいます。
他車に鳴らされてしまうと、挨拶程度の短いクラクションでも、「自分がなにかをしてしまったかも」「叱られるんじゃないか」「怖い・不安」と動揺し、判断力が鈍り悪循環におちいります。
しかしベテランドライバーになると、冷静に周囲の状況を見てから判断します。

「注意を引くための音かもしれない」

「クラクションにヒジが当たっただけかもしれない」

「お礼の挨拶をしただけかもしれない」

などと考えることもでき、動揺することなく運転できます。
動揺しないため、それ以上悪循環になることなく運転を続けられます。


人生も車の運転も、自信があれば悪循環は避けられますが、自信がないと、悪循環におちいるわけです。

◎自信を身に付けるには時間と努力が必要

みなさんは、10回続けて約束を破った人が、周囲からの信用を回復するには、どのぐらいの時間と努力が必要になると思いますか？
なにもしないで放っておいたら信用は回復しませんよね。
なにか約束をしてそれを守り続ける努力をし、守り続けることができたら、周囲からの信用が回復できるわけです。


簡単に言えば、「実績」を積む必要があるわけです。


これは、「自信」を身に付ける作業でも同じです。
たとえば「私はダイエットをやる」と自分に約束して、それを破れば、自分を信じることはできなくなります。

「次こそは頑張る！」と自分に約束し、それを達成すれば以前より自分を信じることができます。
自分を信じることができるようになるには、自分を信じるだけの実績が必要になるんです。


ですから、自信を身に付けるには、自分との約束を守り続ける必要があります。
それが、マスターがいつも書く、「小さな努力の積み重ね」「小さな成功体験の積み重ね」ということです。


では次に、自分を信じるためには、どのぐらい時間がかかるのか考えてみましょう。


みなさんはきっと

「すぐにでも自信をつけたい」

「いますぐ幸せになりたい」

「いま愛されたい」

と願っていると思いますが、たとえば以下のような話がヒントになるはずです。


上にも書いたように、10回続けて約束を破った人が、周囲からの信用を得るにはどのぐらいの時間がかかるか、そして、どんなことをすれば周囲からの信用を回復できるか考えてみてください。

たとえば

「今後20回続けて約束を守ってくれればいい」

「約束を守れないときは正直にその理由を言ってくれればいい」

「逆の立場になったとき周囲を責めなければいい」

「約束を破ったときは正直にその理由を説明すればいい」

こう思うなら、それをあなたに当てはめればいいんです。


また、あなたに10年間ウソをつき約束を破ってきた人が、あなたからの信用を回復するには、どのぐらいの時間が必要だと思いますか？
それがわかれば、信用できなくなった自分を信用するために、どの程度の時間が必要かわかると思います。

◎まとめ

多くの人が、「自信がない・自信をつけるにはどうすればいいか」と悩んでいます。
「自信のなさ」による悩みの解決策は「小さな努力の積み重ね」です。
信用できなくなった自分を信用できるようになるには、相応の時間がかかります。
「この行動は愛なんだろうか」と常に考え、愛をベースに判断し、自分にウソをつかず、自分との約束を守る努力を続けることが必要です。

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