先人の助言 ―スマホをなくしたとき―

(読了目安3分)

みなさんは「スマホ」をどこかに置き忘れてしまったことはありませんか?
「ないない!」と慌ててしまい、気になって仕事が手につかなかったりしませんか?


実は先日、マスターは初めてスマホをなくしたんです。
しかし、慌てたのは5分間ぐらいで、すぐに見つかりました。
見つかったのは、普段マスターがみなさんに書いていることを実践したからなんです。


運もありますが、マスターがどうやって見つけたか、書いておこうと思います。


なくなったことに気づいたとき、まずは自分の方法で探そうとしました。
トイレかな、リビングかな、脱衣所かもしれない・・・こんなふうに考え、近くにいた後輩スタッフに電話を鳴らしてもらったんです。


しかしマスターのスマホが遠くにあったりマナーモードだったりしたら、気が付かないわけです。
そんなことをしているうちにお客様から注文が入り、厨房に立ちました。
厨房は普段から他のスタッフに任せているので、そのスタッフと並んで立ちました。


「あ・・・そうだ・・・」


マスターは気づきました。
そのスタッフは、「屋内スマホなくし」の常習犯なんです。
彼女なら膨大なデータを持っているに違いないと思い、質問しました。


マスター 「スマホなくしたときって、どこで見つかることが多い?」


スタッフ 「ベッドの上で見つかることが多いですね」


マスター 「よし、わかった (常習犯の言葉を信じるマスター)」


マスターは手があいている妻に「ベッドと周辺を見てきてくれない?」とお願いしました。
するとすぐにスマホが見つかり、持ってきてくれました。


マスターは常に、「先人の言葉に耳を傾けることが大切」と書いてきましたよね。
スマホを探すとき、一瞬自分の方法にこだわりましたが、すぐに先人の意見を聞き、解決したわけです。


みなさんも、なにかトラブルがあった時に自分のやり方にこだわるのもいいですが、そのときは夢中になって焦ってしまい、周囲が見えていないこともよくあります。
一度深呼吸し、周囲を見渡し、その道の先輩に尋ねると、すんなり解決できることもあるはずです。



◎大切な2つのこと


助言をもらうときに注意しなければいけない大切なポイントが2つあります。


ひとつめは、信用できる人からの情報かどうかです。
マスターは、厨房にいたスタッフのことを「スマホなくし」の常習犯として信用していますから、彼女の言葉を素直に聞くことができました。


もしこれが経済社会の「俗的な欲」の中にある関係だと、多くの場合助言をする側の利益になるように誘導されます。
よくあるのは「悩み事を男性上司に相談したら飲みに誘われた」というパターンです。
あなたが魅力的な女性なら、わざわざ上司の方から、「相談事はないかねー?飲みに行かんかねー?」と近づいてきます。


信用していい人というのは、いつも書くように「三悪をしない人、感情的になって怒らない人、過食・過趣味・ペット・宗教などをやっていない人」です。


ふたつめは、「自己責任」ということです。
たとえばマスターが寝室を探してもスマホが見つからない場合、その責任はマスター自身にあるということです。
マスターがスタッフに対して、「言ったとおりにしたのにスマホがなかったぞ!責任取れ!」などと言うのはおかしいですよね。


マスターはスタッフの言葉を信じましたが、信じたのはマスターですから、最終的にマスターの責任です。
もし見つからなくても、マスターはスタッフになにも言いません。
「そんなの当然でしょ」と思う人がほとんどだと思いますが、いざ自分のことになると、人のせいにしようとする人が多いんです。
もちろんそんな人は誰からも助言をもらえなくなります。
他人に相談して助言を聞き、結果が思い通りにならなかったとき、自己責任だということを忘れないでください。
人を恨むと自分が成長しませんし、助言をもらえなくなります。

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