太った料理長

(読了目安2分)

「食に興味があります」と言う女性はけっこう多くいます。
もちろん男性にも食に興味がある人は多く、プロの世界はほとんどが男性です。


さて、「食に興味がある」と言う人の中には、
「太っている人」と「普通の体型の人」がいますが、なぜだと思いますか?


・・・理由は、「興味」という言葉の定義が人によって違うからなんです。


太っている人は、ひたすら「食べたい」という欲を叶えるための「興味」、普通の体型の人は、食に対する敬意をベースにした「興味」です。


さて、「男性の料理長」と聞くと、どんな男性を思い浮かべるでしょうか。
「食べる」という印象が強いですから、太った貫禄のある男性をイメージしませんか?
そして、そんな男性をイメージした純粋なアナタ、だまされないでくださいね。
どの世界でも、太った人というのは、組織の長(責任者)としては適任ではありません。
たとえ料理の世界でもそうなんです。


「仕事上太るのはやむをえない」
と言いながら100キロを超えるような体重の料理人は、ただストレスが溜まっているだけです。
仮に体重100キロの人に「理想の体型は?」と尋ねたら、「今が理想です」なんて言う人はほとんどいませんから、理想に近づく努力をすることよりも、目先のストレスを解消したいという欲を満たすために食べているということなんです。


実際、某ホテルの厨房に勤めていた女性から直接聞いた話ですが、彼女が勤めていたホテルにあるレストランの料理長は太っていて、しかも愛人が3人いたそうです。
そして、食材を横流ししてクビになったということでした。
(これを読んでドキッとした料理長もいると思います)


その料理長が内心なにを考えていたのかわかりませんが、ホテルの宣伝では「こだわりの食材・料理へのこだわり」などと言うわけです。
「犯罪で得たお金で繋がっていた」と言ってもいい3人の愛人たち、そして、そんな料理長が作った料理を食べているお客様・・・
マスターは、そんな世界に長く愛される人はいないと思います。


さて、ホテルの料理長が食べ過ぎて太ってしまうのは、人のために死んでいく食材に対する敬意などなく、食を侮辱しているからです。
食材に対して、「お金を稼ぐ道具」「ストレス発散の道具」としか思っていないわけです。


「食事が身体を作る」「食文化」「栄養」「健康」など、食に対しての敬意があれば、健康的な身体を保てるはずです。


「食に興味があります」と言う女性は、ストレスの発散が目的なのか、それとも食に対する敬意からなのか、もう一度よく考えてみてください。

・・・

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