別れなければよかった


(読了目安2分)

あなたは言いました。

「3年前にふった元彼がすごい出世をして、結婚もしたみたいなの。別れなければ今ごろは贅沢な暮らしができてたのに・・・くやしい、別れなければよかった・・・」


ここで書く「出世」とは、音楽で言えばメジャーデビューしたとか、起業で言えば作った会社が急成長したとか、就職で言えば大企業で異例の昇進をしたなどです。
要するに、「急に社会的地位やお金に恵まれる立場になった」ということです。


さて、元彼と別れなければ、あなたは今ごろ贅沢な暮らしをしていたんでしょうか。


実際は、元彼は、あなたと別れたことで成長したり生活環境が変わったりして、それがきっかけで出世に繋がっただけです。
あなたが元彼と一緒にいたら、元彼の出世はありませんでしたし、出世しても、今度は「浮気」や「忙しさ」で不満になったはずです。


愛にたどりつくためには、別れなければならない人がいます。
そこを理解できないと、「私は運が悪い」とか、「もう少し一緒にいたらお金持ちになったのに」など、表面的なものに心を支配されてしまいます。


別れなければなにも変わらなかったんですから、別れてよかったんです。
「別れなければよかった」と言っている時点で、あなたの成長はないわけです。


それから、「別れた彼がすごい出世をした」と言っても、それで彼本人が幸せかどうかも別問題です。
「彼だけが幸せになった、私だけが取り残された」というわけでもありません。
社会的地位や収入に価値があると信じていると、元彼が幸せになったように見えます。
しかし、幸せかどうかは本人が決めることですから、本当のところはどうなったかわからないんです。


「出世=幸せ」とは限らないということも忘れないでください。


そして、元彼と別れたことで、あなたも変わったはずです。
あなたはきっと成長しましたから、やっぱり別れてよかったんです。

・・・

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