不幸とは
(読了目安3分)
これまでに「幸せとはなにか」ということについて書いてきましたが、「不幸とはなにか」について書いていませんでしたよね。
今回は「不幸」をキーワードにして書こうと思います。
◎「不幸」の定義
「幸せの定義」としてマスターが一番に書いているのは「大切な人がいること」です。
不幸とは、幸せの反対ですから、不幸の定義は以下のようになるのかなあ、と思いますよね。
幸せ→大切な人がいること
不幸→大切な人がいないこと
実は、そうじゃないんです。
大切な人がいないだけでは「本当の不幸」とは言えません。
言ってみれば「中ぐらいの不幸」です。
マスターが思う不幸とは、「嫌いな人がいること」です。
不幸→嫌いな人がいること
これが、マスターが考える不幸の定義のひとつです。
「ちょっと苦手な人がいる」という程度のことなら、確かに不幸ではありますが、「嫌いな人がいる」ではないですから、マイナス感情も軽いはずです。
マスターの場合もそうなんです。
「苦手な人」程度ならストレスはなんてことはありませんが、「嫌いな人」となると、ストレスが大きくなり気分が悪くなります。
「嫌いな人」を作ってしまうと、大きなマイナス感情が自分に返ってきて、それがストレスになり、体調を崩してしまうんです。
◎不幸の原因
あなたが今不幸なら、原因は他人や社会ではなく、あなたにあります。
それは「同じ社会の中にも幸せな人がいる」ということで説明できます。
同じ日本に住んでいても、幸せな人もいるんです。
そして、その人が幸せなのは、考え方や行動があなたと違うからです。
仮に、職場の人間関係がうまくいかず、仕事がめんどくさいといつも暗い気持ちのP子さんがいるとします。
一方、同じ職場のK子さんは、元気に仕事を楽しみ、いつも周囲の笑顔に囲まれているとします。
そこで考えてみてください。
もしP子さんとK子さんが入れ替わったら、K子さんが不幸になり、P子さんが幸せになるでしょうか。
周囲がみんなP子さんに微笑みかけ、仕事がうまくいくでしょうか。
結局、しばらくするとK子さんの周りに笑顔の輪ができるんじゃないでしょうか。
P子さんは自分の不幸の原因を「他人の冷たさ・社会の冷たさ」と言うかもしれませんが、P子さんが変われば、他人も社会もP子さんに対して温かい態度になります。
ですから、不幸の原因はP子さん(自分)にあるんです。
※「私の不幸の原因は、日本や会社のせい」と本気で信じていて、それが正しい考えなら、海外に移住すれば必ず幸せになれますが、多くの人が初めだけ楽しく、徐々に同じループに入っていきます。これは恋愛でも同じような結果になります。つまり、「原因は自分にある」ということです。
もしあなたに「嫌いな人」しかいないなら、あなたは不幸です。
しかしあなたには「好きな人」もいるはずです。
現実は、多くの人が「好き」と「嫌い」の中で生きています。
ですから、人はただ不幸なだけではなく、ただ幸せなだけでもありません。
しかし人はいつも幸せを願って生きていますから、できることなら、好きな人を増やしていきましょう。
そして嫌いな人を減らしていきましょう。
人を嫌いになるのは、自分の無知や傲慢さ、自分が正しいと信じることが原因です。
せめて自分の無知や傲慢さを知る程度の知恵を身に付け、「あの人には興味がない」程度の「軽いマイナス感情」にしておいてください。
マイナス感情を減らすほど、あなたの人生は「幸せ側」に傾きます。
マスターにも昔は「嫌いな人」がいましたよ。
しかしいまは人を嫌いになるエネルギーが自分を傷つけることに気が付きました。
簡単に言えば、「人を嫌いになるとストレスが溜まり、体調が悪くなる」ということです。
マスターの場合は消化器系の難病を患っていることもあり、強い負の感情を持つと、胃腸の不調になって現れます。
お腹が痛くなって下血が多くなるなんてイヤですから、負のエネルギーを使わないことにしています。
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