無職のうちにできること

(読了目安5分)

ちょっと暗い話題ですがお許しを。

数年前のニュースです。
「国のキャンペーンの結果、自殺者が減った、しかし20代の死因の半数近くが自殺であり、ほとんど改善されていない」
とありました。
若者の自殺は、マスターにとって悲しいことです。


そして20代の自殺の多くが「就活自殺」と呼ばれるものだそうです。
「周囲の友達が就職したから・親に就職しろと言われているから」というプレッシャーもあるかもしれませんが、マスターは、「就職していない人は、その状況を最大限活かせばいい」と考えています。


「面接で落とされると全否定された気になる」

「就職に失敗したら人生終わりだ」


・・・そんなことはないんです。


人生の中で大切なことは、「就職しているかどうか」でしょうか。


・・・違いますよね。


大人の世界で大切なのは、「愛をそそいでいるかどうか」です。
実力がない人がムリに就職してしまうと、社会の足を引っ張る存在になってしまい、本人も周囲もストレスを抱えることがあります。
就活で不採用になったら、それをチャンスと受け止め、自分を磨けばいいんです。
22歳やそこらで一人前の人なんかいません。
とにかく、人生の目的は就職することではないということを忘れないでください。


無職でいることや、就職できないことの悩みから解放されないなら、全国に「相談窓口」があります。
検索すればなにか必ず見つかりますから、何度でも相談してみてください。
マスターもいろいろありましたが、今はここまで生きてきて良かったと思っています。


苦しいときは本当に死ぬほど苦しいと思います。
しかし、できれば前を向いて立ち上がってください。


ちょっと前置きが長くなりましたが、今回は、無職の人のために就職情報を・・・という話ではありません。
マスターの考えは、「自分を鍛えてしまえばいくらでも声がかかるから、就活よりも先に自分を鍛えましょう」というスタンスです。
その方が結果的に大きな社会貢献ができ、自分も周囲も幸せになれる場合が多いような気がします。


たとえば、欲しい資格があるときは、その資格を取るために教科書と向き合いますよね。
また、スポーツを極めたいときは、上達に必要なことをたくさん練習します。
それから、料理の勉強をしたいなら、料理に関する勉強や実践をしまくります。
なにか知りたいことがあれば、ネットで検索したり、本を読みあさります。
好きな人ができたときは、その人を観察したり、その人を調べたりします
(↑でもストーカーはダメですよ)。


さて、それでは、自分を知りたいときはどうしますか?
「私ってなにものでしょうか?」と他人に尋ねませんよね、普通は。
自分を知りたいときは、自分で自分を見つめる必要があります。


そう、自分を知りたいときは、自分と向き合うわけです。


人は遅かれ早かれ、人生の中で必ず一度は、真剣に自分と向き合わなければならない時があります。
「自分が自分であるために必要なこと・自分を確認する作業」などと言えるかもしれません。


しかし若いころはいつも「外側」に意識が向いていて、自分と向き合うどころじゃありませんし、就職して仕事が忙しいときも、自分と向き合うことなんか忘れてしまいます。
ですから、歳をとってから自分と向き合う人が意外と多いんです。
仕事を引退した後に、「瞑想」を始めたり「仏門」に入ったりする人がいますよね。
引退後にやっとできた自分の時間を使って、自分と向き合うためなんです。
人によっては70歳の引退後から自分と向き合うことになりますが、それだと先があまり長くありません。

自分と向き合うタイミングは早いほどいいんです。
若いうちに愛を実践できるようになれば、その分、長く愛されるからです。
そう、もし今あなたが「無職」なら、今こそ、自分と向き合うチャンスなんです 。


ということで、「無職」の人は、その貴重な時間を、自分を見つめるための時間に使ってみましょう。
決して自分を傷つけるために使わないでください。


「早く就職しなくちゃ」

「私は社会からはみ出している・・・」

「社会貢献してないと恥ずかしい」

「親がうるさいからなんとかしないと」

「周りはみんな就職しているし・・・」

なんて考える時間があるなら、自分と向き合ってください。
そして自分を知ってください。
自分を知るというのは、「人間の未熟さを知る・不完全さを認める・自分の中の愛を見つける」ということです。


無職で悩んでいる人は、以下を思い出してください。

「悩みには原因がある。原因があるから解決できる」

その解決策のひとつが、自分を知ることなんです。


自分を知ることがないまま放置してしまうと、極論すれば以下のような悪循環から抜けられなくなります。

就職活動ばかりしている(成長に必要な経験を積まない)

成長できない(子どもの思考のまま生きる)

社会から必要とされない(就職できない)

就職活動ばかりしている(成長に必要な経験を積まない)

(以下くりかえし)



愛はあなたの中にあり、あとはそれを見つけるだけです。
愛とはなにか知れば、愛されていることがわかるようになります。
自分とはなにか若いうちに知れば、あなたはその分長く愛されます。


無職は悪いことではありません。
無職のうちに、自分を見つめることができるんです。

・・・

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