コーラは毒? ―お酒とコーラ―


(読了目安8分)

「コカ・コーラ」などのコーラ系の飲み物は毒だと思ってる人はいますか?

それから、「コーラは毒だ!」と言いつつも「お酒は飲む」という人はいますか?



今回の投稿は、主に、コーラは毒だと思っている人、特に「コーラは毒だ!」と言いながらお酒を飲む人に捧げます。

過去の記事と重複するところも多いですが、もう一度おさらいしましょう。



◎コーラは毒?

世の中には、「コーラ(コーラ系飲料全般)は身体に悪いから飲まない」と言いながら、「お酒は飲む」という人がいます。

・・・これでは長く愛されません。


検索ワードを見てみると、時々「お酒とコーラどっちが身体に悪い?」なんていうのがあるんです。
コーラを単純に毒だと思っている人がいるのは間違いなさそうですが、この際思考をシフトしておきましょう。


お酒とコーラってどっちが身体に悪いか理解した上で日常の生活を送ることが大切です。


・・・


・病気の原因としてよく話題になるのはお酒ですか?コーラですか?


・飲むと判断力がおかしくなるのは、お酒ですか?コーラですか?


・飲んだら車の運転をしてはいけないのは、お酒ですか?コーラですか?


・病院の初診の問診票で、質問欄に出てくるのは、「お酒は飲みますか?」ですか?それとも「コーラは飲みますか?」ですか?


・妊娠したとき、特にやめるように言われるのはお酒ですか?コーラですか?


・病気になったとき、やめるように、または控えるように言われるのはお酒ですか?コーラですか?


・・・ということで、お酒とコーラ、身体に悪いのは、お酒だとわかりきっています。


仮に、お酒とコーラが同じように身体に悪いとしても、「社会に対する悪影響」は圧倒的に「お酒」です。
お酒は、人の判断力を鈍らせ、死亡事故や異性問題(不倫・浮気など)に繋がります。
「酒酔い運転」で死亡事故を起こす人は後を絶ちませんし、「お酒の席」がスタートラインになる異性問題だって後を絶ちません。


一方、コーラに酔って交通事故などは聞いたことはありませんし、「コーラの席」がスタートラインになる異性問題なんていうのも聞きませんよね。

つまり、仮に身体に対する悪影響が同じだとしても、社会的悪影響は、お酒の方が圧倒的に大きいんです。

そういう視点からも、お酒とコーラは、お酒の方が人間にとって悪影響が多いわけです。


コーラを否定しながら、コーラより身体や社会に悪影響があるものを飲み続けたら、知恵や本質を知る人、つまり長く愛する力のある人たちから「あいつおかしい」と敬遠されます。


そう、愛なんかどこにも見えなくなってしまうんです。


そして、いくら探しても見えるはずのない愛を探し、悪循環の中をさまようことになります。


お酒を飲んで後悔する人は、飲まないで後悔する人より断然多くいます。
長く愛されたいと心から願うなら、飲んではいけないのはコーラよりお酒です。


一方、「お酒は身体に悪い」と言ってお酒を飲まない人がコーラを飲むのは、矛盾していません。


コーラ好きの人は安心して飲んでください。


ただ、マスターは「コーラが身体にいい・健康になりたいならコーラ!」と言っているわけではないので誤解しないでください。


もしかしたらコーラも身体に悪いのかもしれませんが、「より身体に悪いのは、お酒」ということなんです。


話は戻りますが、世の中には、「コーラを毒だと思っている人」「コーラを毒だと信じたい人」が意外と多くいるように感じます。


そんな人は、その気持ちをちょっと置いておき、コーラについてもう少し勉強してみてください。
(酸やリンについてほかの食品などと比べながら調べるといいかもしれません)


また、「お酒は毒ではないと思っている人」「お酒は身体にいいと信じたい人」は、お酒の毒性や悲劇についてしっかり勉強してみてください。


勉強をしていくうちに、危険なのはコーラやお酒ではなく、「信じたい情報しか取り入れようとしない心の状態」だということが理解できると思います。


以下、続きます。



◎コーラの存在と社会の仕組み ―コーラに発ガン性物質!―

コーラの歴史は19世紀末、薬剤師が調合した飲み物から始まります。
コカ・コーラは現在世界で一番売れている飲み物です。


ライバル企業がどんなにがんばって悪い部分を発見しようとしても、決定的な汚点が見つかっていない飲み物です。


「世界中のライバル会社が本気で重箱の隅をつついてもボロが出ない飲み物」と言えますから、むしろ「世界で最も安全な飲み物」と言ってもいいかもしれません。


実際、発展途上国では、「お腹を壊したらコーラ」という場所もあるほどです。


「味をマネできない(詰め替えができない)」


「工場が近代的で衛生的(感染症の原因にならない)」


「糖分などの栄養やカロリーもとれる」


など、世界ブランドとして製造や流通方法が確立されたコーラは、結局のところ「安全な飲みもの」という認識だからだそうです。


主要成分の「炭酸水・砂糖・カラメル色素」などは、量を守れば毒ではないということも、これまでに書いてきたとおりです。


「炭酸水」は、近年になって無糖のものが健康志向の人にも浸透しているほどですし、砂糖が毒ではないということは、もう書くまでもありません。


カラメル色素は着色料として、「健康食品」と言われる食品にも入っています。


「カラメル色素には発がん性がある」という話があり、それは本当かもしれませんが、その発ガン性物質によってガンになるためには、コーラを毎日10リットル飲む必要があるような、微量なものです。


お酒やタバコをやめる方がよほど大切ですし、毎日コーラを10リットル飲んでいたら、ガンになる前に他の病気になることは容易に想像できると思います。


「発ガン性物質」と言われるものは、実際は多くの食品に入っていて、その含有量に差があるだけです。


つまりコーラにも健康食品にも発ガン性物質は入っていて、問題はその「濃度」なんです。


コーラと健康食品では、健康食品に含まれる発ガン性物質の濃度の方が高かった、なんていうこともありえます。


ですから、コーラを飲まない人は、少なくとも「コーラは毒かどうかわからない・なんとなく気分が悪いから飲まない」というスタンスが知恵です。


「コーラに発がん性!」というイメージが一般に浸透しているとしたら、それは、コーラを飲む人口がとても多いため、大きく騒いでマスコミが儲けようとするからです。


逆に中小の健康食品会社の商品が「健康食品に発ガン性!」と話題にならないのは、その食品が安全だからではなく、騒いでも話題にならず、マスコミが儲からないからです。


つまり、マスコミが儲かるかどうかで、報道されるかどうかが決まるだけなんです。
(本当に国民の生活を脅かすような危険性があるものは、マスコミではなく「行政」が介入します)


みなさんが食べている健康食品にも、調べれば発ガン性物質が入っているものも多くあるはずです。


科学の発展で、発ガン性物質を調べる精度が上がり、感度が高い機械で調べれば、多くの食品に「発ガン性物質」を見つけられるようになりました。
極論すれば、多くの食品に発ガン性物質を見つけることができるようになった現代、微量の発ガン性物質を恐れていたら、なにも食べられなくなってしまいます。

※余談ですが、昔よりガンの死亡率が増えた理由は、医学の発展で、ガン以外の病気が治るようになったからです。表現を変えると、「昔はガンになる前に命を落としていた人が多かった」ということです。




◎コーラを飲みたくないなら


「コーラは毒」と言って飲まない人は、自分が食べている食品の全てについて調べておく必要がありますが、実際はそんなことをしている人はまずいません。


ということは、「コーラは毒」と信じたいだけなんです。


つまり「妄信」です。


「妄信者」は長く愛されることはありませんよね。


長く愛されるのは「探求者」です。


ですから、どうしてもコーラを飲みたくないなら「コーラは毒!」と言って否定するのではなく、「コーラの味が嫌いだから」とすれば、なんとか「知恵」の領域かもしれません。


また、「味は好きだけど毒だから飲まない」という人は、この投稿を機に、思いっきりコーラの味を楽しんでください。
好きなものを飲めばストレスがなくなり、身体にいいかもしれません(毎日10リットル飲むのはやめた方がいいと思いますが)。


そしてコーラを飲んだことがない人は、飲んだこともないのに「コーラは毒」なんて言っていたら、あなたの知恵を疑われます。
また、もしあなたがコーラを飲んだことがないなら、親が「コーラは毒」と信じていたということでしょうから、あなたは、「子どもの思考の親に育てられた」ということです。

育った環境や親の知恵まで疑われてしまい、結局あなたの価値を下げてしまいます。
気をつけてください。



◎まとめ

最後に簡単にまとめましょう。

「コーラはお酒より安全な飲み物」


「コーラが毒なら、お酒はもっと毒」


「どんな食品も、過剰摂取は毒になる」


「現代の精密機器で調べれば、健康食品にも発ガン性物質は入っている」


「“コーラは毒”と言ったら自分の価値を下げてしまう」


ということです。


「コーラは毒」と言う人が長く愛されるかどうか、そして「コーラを否定しながら、コーラより悪影響のあるお酒を飲む人」が長く愛されるかどうか、考えてみてください。

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