ベトナムで飲んだベトナムコーヒーがおいしい理由 (あんなにイイ男はもう現れないのか)

(読了目安12分)

今回は「ベトナムで飲んだベトナムコーヒーがおいしい理由」というタイトルです。
前半を読んで「ベトナムで飲んだベトナムコーヒーがおいしい理由」がわかったら、後半の「あんなにイイ男はもう現れないのか」もぜひ読んでみてください。
きっと「イイ男はまた現れる」ということがわかると思います。


特に以下のような人に読んでもらいたいです。

・原因を外側に求めがちな人

・自分の心と向き合うための考え方を知りたい人

・「あんなにイイ男はもう二度と現れない」と思っている女性

・「彼と結婚していたら今頃は幸せな人生だったのに」と思っている女性

ではいきます。
コーヒーでも飲みながら、じっくりとお付き合いください。


◎ベトナムで飲んだベトナムコーヒーがおいしい理由


マスターは、ベトナムに行った若い女性のこんなセリフを聞いたことがあります。


「ベトナムで飲んだベトナムコーヒーがすごくおいしくって、帰国してからも探してるんですけど、あれほどおいしいのは見つかりません」


また、インドに行った女性からは、こんなセリフを聞きました。
「インドで飲んだチャイがすごくおいしかったんです、それをきっかけに日本でも飲むようになったんですけど、やっぱりインドで飲んだチャイが一番です!」


飲み物に限らず、食べ物にしても、何度かこんな感じの話を聞いたことがあります。


マスターはそんな話を聞くといつもこう答えます。


「日本で飲んでも、きっと現地で飲んだのよりおいしくないと思うよ。旅行中にその国で飲んだからおいしいんじゃないかな?」


それから、旅先で出会った男性に惚れてしまい、短期間だけ関わり、結局付き合うことにならなかったとき、「あんなにイイ男はもう二度と現れない」「彼は本当に最高の男性だった」なんて思う女性もいます。


マスターはそんな話を聞くといつもこう答えます。

「その男性がいまここに来てあなたと付き合ったとしても、きっと当時の気持ちで接し続ける事はできないと思うよ、旅行中に一回だけ関わった関係だから、イイ男として思い出に残るんじゃないかな」


みなさんはどう思いますか?
以下、一緒に考えてみましょう。
上記のように感じる理由が腑に落ちたとき、みなさんはきっとまた一歩「愛」に近づけます。


コーヒーの味だけで言えば、今の時代、現地と同じ味を再現できないはずはありません。
むしろおいしさのポイントをさらに引き出したコーヒーも作れます。
しかし人によっては、ベトナムで飲んだベトナムコーヒーよりおいしいものを、日本で見つけることはできません。


さて、いったいなぜでしょう?


それには、「心」が大きく関係しているとマスターは思っています。


ものをおいしく感じる要因は、主に以下の3つが挙げられます。


1:舌で感じる味 (数値的条件)

まず第一に、嗅覚も含めた「味覚」です。
これはおいしく感じる要素のベースになるものです。
味覚に不都合があったら、「味」どころじゃないですもんね。

※味覚と嗅覚はセットになっていることがほとんどです。
鼻をつまんで食べると多くの食品の味が変わったように感じますが、これは嗅覚も使って食べているからです。
よかったら試してみてください。



2:身体で感じる味 (身体的条件)

お腹が空いたときや、のどが渇いたときの飲食は、お腹がいっぱいのときや、のどが渇いていないときよりおいしく感じます。
みなさんも体験上、あたりまえのように感じていると思います。

・忙しくて一食抜いた後の食事がおいしい

・ダイエット中の食事がおいしい
・山頂で飲んだコーヒーがやけにおいしい
・運動後の水がやけにおいしい

これらは次に書く「心理的条件」も多少含んだものですが、基本的に、身体的条件によって、飲食をおいしくするものです。
忙しさやダイエット中で、身体が常に食べ物を欲している、山頂まで歩いた後の空腹と喉の渇き、運動後の喉の渇きなどが、飲食をおいしく感じさせてくれます。

「お腹が空いていればなんでもおいしい」
「喉が渇いていればなんでもおいしい」
というのはまさにこれです。
数値的条件が同じものを飲食しても、身体を使った後ならさらにおいしくなる、ということです。



3:心で感じる味 (心理的条件)


これが大切な要因です。

仮に超有名店「Aカフェ」のスイーツがあるとします。
そのスイーツは、あなたが好きな女性モデルも大絶賛のスイーツです。
あなたはその店に行き、1時間ほど並んでようやく入店し、千円払ってそのスイーツを食べました。
きっと、とてもおいしいはずです。


では次に、こんな場面ならどうでしょう?
マスターがAカフェのスイーツをテイクアウトし、駅裏のダンボールハウスに住む男性に渡します。
そしてその男性が、「カップめん」の空き容器にスイーツを入れて、「これ、Aカフェのだよ、食べな」と、あなたに差し出したら・・・
無料で、しかも1時間待たずに同じものが手に入るんですが、あなたは同じ味を感じることはまず不可能です。
たとえばそのダンボールハウスの住人が、元「Aカフェ」の職人で、スイーツのレシピを開発した人であっても、やっぱり「ダンボールハウスの住人とカップめんの容器」じゃダメなんです。
あなたは、有名な店で、1時間待って、千円払って食べたいんです。
「心で感じる味」が占める割合が、味覚にとっていかに大きいかわかると思います。


「心で食べる」という例はいくらでもありますよね。
たとえば、マスターの娘が幼稚園児だったころ、「プリキュア」のパッケージのレトルトカレーなら食べましたが、他の銘柄のレトルトカレーは食べませんでした。
実験はしていませんが、プリキュアのカレーと同じ味のカレーを「ゴーカイジャー」のレトルトパックに入れて出した場合、きっと「プリキュアの方がおいしい」と言ったと思います。


好きな人や彼氏からプレゼントされた食品がおいしく感じたりするのも、数字的な味覚だけでなく、「心」が加味された結果です。
また、同じコーヒーでも、50円と500円では、高価な方をおいしく感じる人の方が多いという記事を読んだことがありますが、これは、

「高価なものはおいしい場合が多い」
「安かろう悪かろう」
「投資した分を取り返したい」

こんな心理からだと思います。


バーベキューで食べるものがおいしいのも、みんなで準備し、みんなで作り、楽しい雰囲気で食べるからおいしいんです。
バーベキューは、火加減も味加減も、そして温度管理だってできませんから、舌が感じる味(数値的条件)は劣りますし不安定です。
しかし、レストランで出されたら「まずい」と感じるようなものでも、「バーベキュー」という場で食べるとなぜかおいしいんです。


さらに、「好きな人と食べるご飯はおいしいけど、嫌いな人との食事は喉を通らない」これもよくあります。


これらが「心で食べる」ということですが、もちろんマスターもそうです。
マスターはコーヒーが好きで、いつも飲んでいる「好きなコーヒー豆」もあります。
しかし好きなコーヒーを選べない環境なら、缶コーヒーでもインスタントコーヒーでもおいしく飲めます。
それは、飲むときは感謝して飲んでいるからだと信じています。
人は、心が貧しくなるほど心で食べることができなくなり、「舌で感じる味(数値的条件)」に頼るようになるのかもしれません。
つまり、心が貧しくなると、「数値的条件の高い高価な食品で、おいしく食べようとする」、ということです。
人生で言えば、自分を変えるのではなく、相手を変えようとする行為ですから、これじゃキリがありませんよね。


ということで、自分の心次第で食事の味が変わります。
なんでもかんでも「まずい」と言い、1万円以上のディナーじゃないと幸せになれない人より、塩味のおにぎりで幸せになれる人の方が、愛に近い存在だと思います。


・・・以上です。


味を感じる要因は3つ

舌で感じる味 (数値的条件)
身体で感じる味 (身体的条件)
心で感じる味 (心理的条件)

などがある事がわかったと思います。



◎ベトナムコーヒーがおいしい理由


ベトナムで飲んだベトナムコーヒーがおいしい理由・・・もうわかりましたよね?


舌だけでなく、身体と心で味を感じているからです。


「ベトナム旅行」という夢を叶え、新しいことへの不安と期待の中、現地での新鮮な体験をし、歩き疲れたときの「本場ベトナムコーヒー」・・・
口に合えば、それこそ「こんなにおいしいものはない!」となるんです。
日本では、現地の感動と一緒に飲むことはできませんから、日本に「数値的条件」が同じベトナムコーヒーがあったとしても、飲むときの身体的条件や心理的条件が、旅行中とは全然違うんです。
ですから、ベトナムで飲んだベトナムコーヒーがおいしかったと感じた人が、日本に帰国後、おいしいベトナムコーヒーを探しても、現地以上においしく感じることはまずありません。
つまり、一度でも「現地のコーヒーがおいしい」と感じてしまったら、日本でそれ以上においしいベトナムコーヒーが現れることはないわけです。


本人にとって、

「ベトナムで飲んだベトナムコーヒーよりおいしいものが現れてはいけない」

「ベトナムで飲んだベトナムコーヒーが一番でなければいけない」

ということです。
あれだけの時間とお金、そして精神力をかけた旅行では、できるだけプラスの思い出が必要です。
日本で飲むベトナムコーヒーの味が現地に勝っていたら悲しいですから、たとえ数値的においしいベトナムコーヒーが日本にあっても、「現地のはそれ以上おいしかった」としておく必要があるのかもしれません。


自己暗示をかけ、「現地のコーヒーが一番おいしかった」としているわけですから、日本で飲んだものが現地よりおいしくなることはないわけです。


「旅行した本人が、ベトナムで飲んだベトナムコーヒーが一番だと決めているから」



これが「ベトナムで飲んだベトナムコーヒーがおいしい理由」です。


その人が、本当に現地のものよりおいしいベトナムコーヒーを飲みたいなら、上記のようなことを踏まえ、まず自分と向き合う必要があります。
そして自分の心が味を決めていることに気付き、自己暗示を解くことができれば、日本でもおいしいベトナムコーヒーを飲むことができるようになるわけです。



◎再びベトナムへ


みなさん自身のことだと思って読んでみてください。


上記のように、「人は心で飲んでいる」ということを理解しないまま、「あのおいしいベトナムコーヒー」を飲むために再びベトナムに行ったとき、あなたは当時の感動を味わえるでしょうか。


「やっぱりこれ!」と、当時の感動をもう一度味わえた場合、それはそれで最高です。


・・・しかし。


その味を味わうためだけに、あなたは生涯ベトナムに住むことを選ぶでしょうか。
仮に住むことを選んだ場合、そのベトナムコーヒーは、いつまでも最高のベトナムコーヒーとして、あなたを楽しませ続けてくれるでしょうか。


そう、ベトナムコーヒーは、あなたを幸せにしてくれることはないんです。


はじめて飲んだベトナムコーヒーがおいしかったのは事実です。


しかしその味は、

「旅行先で飲んだからこそ世界一の味だった」

「あの心境で飲むことは二度とないからこそ、あのベトナムコーヒーは世界一だった」

そう気付いたとき、幸せはいつも自分の中にあることが理解できます。
逆に言えば、「心で味わう」ことができるなら、人は常に世界一おいしいものを食べ続けることができるんです。
これは、「心で生きる」ことができるなら、人生は常に愛で満たされることを意味しています。


結論として、ベトナムで飲んだベトナムコーヒーよりおいしいベトナムコーヒーは、日本にはありません。
おいしいベトナムコーヒーは、いつもあなたの心の中にあるからです。


どうでしょう。
なんとなく、自分の中の愛が見えてきませんか?


上記に関連して、過去の彼氏への思いを断ち切れない人にメッセージです。



◎あんなにイイ男はもう現れないのか


ベトナムコーヒーの余談ですが、みなさん自身のことだと思って読んでみてください。


過去の男性を思い出しながら、

「あんなにイイ男はもう現れない」

「あんなにイイ男はどこにもいない」

時々、こうやって次の恋愛にブレーキをかけている女性を見かけます。


「海外で一回だけセックスした男がすごくイイ男で、日本に帰ってきてからもイイ男を探してるんですけど、あれほどイイ男は見つかりません」

「旅行先で一回だけ寝た男性が最高だった、今も忘れられない」


こんな感じです。


マスターはそんな女性に、次の恋愛に踏み出す勇気を持ってもらいたいと思っています。
その彼に熱くなり、再び会ってムリに結婚しても、当時の感動が一生続くわけではありません。
むしろ期待が大きすぎ、結婚生活はメチャメチャになる可能性もあります。


その男性があなたにとって「一番おいしかった」のは事実だと思います。
しかしその男性の味は、あなたの心が作り出したものなんです。

「旅行に行き、一回だけ寝たからこそ最高の味だった」

「あの心境で男性と寝ることは二度とないからこそ、あの男性は最高だった」

そう気付いたとき、幸せはいつも自分の中にあることが理解できます。
逆に言えば、「心で味わう」ことができるなら、あなたは常に最高においしい男性を食べ続けることができるんです。


これは、「心で生きる」ことができるなら、人生は常に愛で満たされることを意味しています。


結論として、旅行先で一回だけ寝た男性よりイイ男は、日本にはいません。
最高の男性は、いつもあなたの心の中にいるからです。


さて、ベトナムコーヒーがあなたを幸せにすることができないように、他人があなたを幸せにすることはできません。
ですから、イイ男を探し求め、旅行先でその場限りのセックスを続けても、あなたは愛にたどりつけないんです。


「あんなにイイ男はもう現れない」と次の恋愛に踏み出す勇気が出ない女性は、「彼よりイイ男は現れてはいけない・私が関わった男性は最高であってほしい」という「自己暗示」に捕らわれていないか考えてみてください。
自己暗示を解けば、周囲にイイ男がたくさんいることに気付くかもしれません。


今回は以上です。
次回、投稿に関連した話として、「パワーストーン」というタイトルを投稿します。
マスターの娘は、プラスチック製の「エンジェルブレス」を腕にはめると、怖い夢を見なくなったことがあります。
みなさんは不安があるとき、パワーストーンを身につけるとどうなるでしょうか。
お楽しみに。

・・・

投稿タイトル一覧は以下です。



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