犬 5 殺生をしないことが目的のベジタリアンが犬を飼うということ

(読了目安6分)

今回で5話めです。


◎殺生をしないことが目的のベジタリアンが犬を飼うということ
「ベジタリアン」には、大きく分けて、健康上の理由で肉を食べない人、思想上の理由で肉を食べない人がいます。
殺生をしないことが目的のベジタリアンは、後者です。
「動物の肉を食べるということは、その動物を殺すことになる、殺生はいけないから肉は食べない」こんな考え方なわけです。
そして、そんな思想のベジタリアンの女性も、犬を飼うことがあります。


しかし、殺生をしないことを目的としたベジタリアンが、愛玩を目的として犬を飼うと、どういうことになるでしょうか・・・
もともと犬は人間に飼われたいとは思っていませんから、犬を飼うことが人間側の都合であることは明らかです。
愛玩目的で飼うということは、人間側の「心の空腹」を満たすために犬を利用するわけです。
そして、飼われた犬はほとんどの場合、人間より先に命が尽きますから、犬を飼う人がいる限り、飼い主の数と同じか、それ以上の犬の命が必要になります。


「犬を飼う」というのは、「心の空腹」を満たすために動物の命を奪うということです。
「身体の空腹」を満たすための殺生をしないと決めている人が、「心の空腹」を満たすために殺生をするのは「あり」なんでしょうか。
直接肉を食べることはありませんが、「動物の命を犠牲にする」という意味では、殺生と同じと言えます。


そしてさらに、その人の飼い犬が「肉」を食べていたら、状況はもうカオスです。
殺生をしないことが目的のベジタリアンが、犬を飼うことでさえおかしいことですから、さらにその犬に肉を食べさせていたなら、二重のカオスと呼べるかもしれません。
もしそんな人がみなさんの身近にいたら、「話し合い」はできないでしょうから、遠くから見守ってあげることが精一杯かもしれません。


「殺生をしないことを目的としたベジタリアン」というライフスタイルは悪いことではありません。
しかしそれを流行やファッションの一環だと思ってしまうと、上記のようなことになりえます。
これでは、知恵のある人たちは遠くに離れていってしまいます。
その結果、ヘンな人としか関われなくなり、「私の人生、こんなはずじゃ・・・」と、愛とは遠い場所でストレスを抱えることになります。



◎ビジネスのターゲット

若い女性はペットビジネスのターゲットとしては最適です。


理由は、

「社会経験が少なく、企業側が流す情報の本質がわからない」

「作る気になれば自分の身体を利用してお金を作ることができる」

「流行を追う傾向が強い(意図的に作られた流行にとびつく)」

「お金と時間を自由に使える(未婚者が多いから)」

「ペットビジネスの裏側を知らない」

「心が不安定で仕事や恋愛の悩みが多く、寂しい人が多い」

などです。


ペットを飼う女性を相手に利益を上げている業者は、ペットにお金をかけることが美徳かのような宣伝をします。
「もっと愛をそそぎましょう、高価なものを与えればペットは大喜びです」と拍車をかけ、ペットや周辺グッズを売ります。


あとは実際にペットを飼っている女性タレントが、にっこり笑ってカメラの前に立てば、ペットブームはとりあえずしばらくは続きます・・・しかしちょっと考えてみてください。
幸せな時、たとえば彼氏とうまくいっているときにペットを飼う人はほとんどいませんよね、だって彼氏との関係の方が楽しいんですから。
ということは、にっこり笑っている女性タレントは、男性と自由に遊ぶことも制限され、仕事に忙殺されていて、心の空白を埋めるために、ペットを飼いはじめた場合がほとんどだということです。
それを、まるでペットを飼うことが「愛」かのように誤解させるのが、「ペットビジネス業界」の腕の見せどころなんです。
若い女性タレントも、ペットビジネスに利用されていると言えます。
若くて寂しい独身女性がビジネスのターゲットになりやすいことは、容易に想像できると思います。


◎長く愛されるか

「寂しさを癒すため」に犬を飼っている女性は長く愛されません。
理由はとても簡単です。
イヤなことがあると犬に逃げるからです。
男性が「お酒」や「浮気」に逃げるのと同じで、犬を飼うと、彼氏と正面を向いて真剣に話し合うことをしなくなります。
彼氏と自分の機嫌がいい時はラブラブ状態で、ケンカをすると犬に甘えるような生活になり、結局彼氏とは長く続きません。
独身女性が寂しさを癒すために犬を飼うということは、「私は愛をあきらめました・長く愛されなくてもいいです」と言っているのと同じなんです。
長く愛されたいなら、犬に依存している場合ではありません。
長く愛されたいなら、お酒に依存している場合ではないのと同じです。


◎悪循環

ここまでの短編を読んでみてわかると思いますが、知恵のある人は犬を飼いません。
犬の命を使わなくても心を満たす方法を知っていて、実践しているからです。


独身女性が犬を飼うと、以下のような悪循環が始まります。


イイ男ができないから犬を飼う

犬を飼っているからイイ男ができない

イイ男ができないから犬を飼う

犬を飼っているからイイ男ができない

イイ男ができないから犬を飼う



ずっとこれの繰り返しです。
これを断ち切るには勇気が必要です。
単純な話ではないですが、勇気を出して行動し、知恵を身につけると以下のような循環になります。


犬を飼わないからイイ男が集まる

世の中イイ男ばかりだから犬を飼わない

犬を飼わないからイイ男が集まる

世の中イイ男ばかりだから犬を飼わない

犬を飼わないからイイ男が集まる



これならいい感じじゃないですか?


それから、以下のような人も気を付けてください。

新しい彼氏が犬嫌いだからと言って犬を捨てる

飽きたと言って犬を捨てる


管理不足で犬が行方不明になる


しつけ不足で犬が他人に噛みつく



こんな飼い方をしている人です。
こんな飼い主は、結局彼氏や夫ができても同じことをします。
ですから知恵のある男性はこんな飼い方をする人には近づかず、飼い主は悪循環の中で生きていくことになります。


ということで、今回はこのへんで。
次回の予定は以下です。

◎ペットブームの裏で

◎本当に犬を愛しているなら

ペットブームの裏ではどんなことがおこっているんでしょう。
シベリアンハスキーが流行った数年後は、シベリアンハスキーが大量に殺処分され、チワワが流行った数年後はチワワが、そしてミニチュアダックスが流行った数年後は、ミニチュアダックスが大量に殺処分されるのが現実なんだそうです。

・・・

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