心の持久力 ―日常生活で一番大切なもの―

(読了目安3分)

長距離走は、筋肉の持久力がある人ほど長時間安定して走ることができます。
筋肉の持久力がない人は、走り始めるとすぐに疲れてしまいます。


これは人生でも同じことが言えます。
人生は、心の持久力がある人ほど日常生活を平和に過ごすことができます。
心の持久力がない人は、平和に過ごそうと思っても、すぐに心が乱れてしまいます。


では、みなさんに質問です。


人生にとって大切なのは、筋肉の持久力でしょうか、心の持久力でしょうか。


運動の選手を見てもわかるように、筋肉の持久力があっても、私生活のトラブルは絶えません。
男女関係や金銭問題など、運動選手の不祥事は、検索すれば山ほどヒットします。
その理由は、心の持久力がないからなんです。
心の持久力がある人は、不祥事を起こさず平和に過ごすことができますから、人生にとって大切なのは、「心の持久力」と言えます。
また、心の持久力は、健康な身体や体力がなくても、身に付けることができます。
心の持久力は、どんな人でも身に付けることができるものなんです。


運動部で活動したことがあるなら実感していると思いますが、筋肉の持久力を身に付ける方法は、日々、少し苦しいトレーニングを続けることに尽きますよね。
人間は成長しますから、トレーニングを続けると徐々に持久力が身についてくるんです。
練習すれば、誰もが「あのころはできなかったのに、今はできるようになった」と実感します。


心の持久力も同じで、心の持久力を身に付ける方法は、日々、少し苦しいトレーニングを続けることに尽きます。
人間は成長しますから、トレーニング(※)を続けると、徐々に持久力が身に付いてくるんです。
練習すれば、誰もが「あのころはできなかったのに、今はできるようになった」と実感します。

※トレーニングというのは、原因を内側に求める思考です。

思い通りにならないことがあってもイライラしない練習はもちろん、他にも、人に対して元気に優しく接すること、人間の不完全性を信じること、愛とはなにか考えて実践することなどです。

人生は、日常生活の積み重ねです。
心の持久力がない人は、日常生活の中ですぐにバテてしまいます。
いきなり全力で走っては休憩し、休憩しては全力で走り、運動の度が過ぎて故障して寝込み、焦って立ち上がっては倒れ・・・この状況は、周囲の先輩たちから見ると、「地道な練習が足りない」「それじゃ心の持久力はつかない」となります。


愛を感じることができるのは、愛をそそぐことができる人です。
言い換えれば、「心の持久力がある人」です。
朝から夜まで安定した心の状態を保つ努力を続け、それができるようになるほど、長く愛されるわけです。


心の持久力は、日常生活にとって一番大切なものですから、誰もが身に付ける価値があるものです。


身に付けるために必要なのは「心の持久力を身に付けたい」と心から願うことと、そのために努力を続けることです。

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