あなたの終戦の日

（読了目安4分）

「どうしても許せないあいつがいる！」という人は必読です。

◎平和のために

誰もが平和を望んでいます。
しかし人間は、いまだにその望みをかなえることはできません。


戦争の悲惨さはイヤというほど報道されていますが、それでも人間は戦争を卒業できないまま、殺し合いを続けています。


自分が正しいと信じることや、自分の利益しか考えないことが、やがて悲惨な「戦争」に発展します。


子供はケンカはしますが、殺し合うことはしません。
子供を指導する立場であるはずの大人が、殺し合いをしてしまうんです。


子供は大人のマネをしますから、平和のために大人ができることは、その日その日を争わずに過ごすことです。
大人が仲良くしていれば、やがて平和が訪れます。

◎あなたの終戦の日

「平和のための戦い」という言葉がありますが、歴史は、平和のために戦っていたらいつまでも戦いが終わらないことを証明しています。
平和を望むなら、戦いをやめる必要があるんです。


みなさんは長く愛されたいと願う人たちだと思いますが、「愛されたい」と言いながら戦う人が、愛されると思いますか？


・・・絶対にムリですよね。

愛とは「私もあなたも周りも楽しい状態」「人の幸せを願う気持ちの実践」なんですから。

大人の愛は「先払い」ですから、長く愛されるには、長く愛をそそぐ必要があります。


実はマスターも、これまでにいろいろな戦いをしてきました。
自分の心の平和のために戦いをしてきたんです。
しかし戦いが終わると次の戦いが始まり、結局戦いは終わらず、いつも煮え切らない気持ちを抱えていました。


当時、マスターにとって大きな戦いがあったんですが、体調の悪化でやむなくその戦いをやめる判断をしたとき、とても悔しかったことをよく覚えています。
しかしそのおかげで今の平和な生活があるわけですから、戦いをやめて本当によかったと思っています。
あのまま戦っていたら、戦うための人生になってしまったかもしれません。
「夏は家族でバーベキュー！」なんて実現しなかったと思います。


今、みなさん自身の中で、一番大きな戦いはなんでしょうか。

彼氏の浮気をめぐる戦い

不倫相手との戦い

職場のお局との戦い

肉親同士の戦い

近隣住民との戦い

友達同士の戦い

ライバル会社との戦い


これらは、一見すると「大きな相手」に思えるかもしれませんが、バトル系のゲームで言えば、全て「ザコキャラ」です。


「ボスキャラと呼べるもの」

「相手として不足がないもの」

「戦う価値があるもの」

これらは唯一「自分」です。


自分とならいくらでも戦い、自分を超え続けてください。
しかし自分以外のものと戦う必要はありません。
自分との戦いに比べれば、他との戦いは小さなものです。
あなたの人生の貴重な時間、そしてあなたの心を、ザコとの戦いのために使う必要はないんです。

あなたがもし「私は将来楽しむために他人と戦っている」と言うなら、「平和のための戦争」となんら変わりません。
今、戦うことをやめなければ、生涯戦いを卒業できなくなります。
その戦いが自分の判断でやめることができる戦いなら、すぐにやめてみるのはどうでしょうか。
また、たとえ相手が戦いを挑んできても、愛をこめてやさしく対応してみることはできませんか？
「どうしても許せないあいつ」は、ただのザコなんです。
ザコを相手に、あなたがムキになる必要があるでしょうか。


長く愛されない理由のひとつは、「戦っているから」です。
外側と戦う時間はもったいないです。
今からその戦いを終わらせ、一歩でも愛に近づいてください。

◎まとめ

日本は、世界でも屈指の「平和な国」ですが、日本がそんな平和な国になったのは、戦争放棄を誓い実践していることが一因です。

平和な人生とは、「平和のために戦う人生」ではなく、「戦わない人生」です。
初心に戻り、愛をそそぐ人生をスタートさせてください。

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