なぜ今を大切にしなければいけないの?

(読了目安4分)

「今を大切にしなさい」

これは人生の中で何度も聞く言葉のひとつです。


では、人はなぜ今を大切にしなければいけないんでしょうか・・・
いろいろな考え方がありますが、マスターが感じることを書いてみます。

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「あの頃の自分は輝いていた。未来への不安もなく、親や友達と無邪気に遊んでいた・・・」


こんなふうに、当時はなんでもなかったことを、感慨深く懐かしく思い出すことが誰にでもあると思います。
そんなとき、ちょっと考えてもらいたいことがあります。


「あの頃」というのは、今があるから「あの頃」という認識になりますよね。
「あの頃は輝いていた」と過去の自分や環境に価値を見出せるのは、今の自分がいるからなんです。


言い換えると、

「輝いていた “あの頃” に価値を見出せるのは今のおかげ」

「今の自分があの頃の自分を輝かせている」

「あの頃の自分の幸せや無邪気さなどは、今があるから理解できる」

などと言うこともできます。


「今があるからあの頃がある」ということです。


「あの頃は輝いていた」という思いは、「今」がなければ存在しませんから、「あの頃」を輝かせるのは「今」だと言えます。


では、「あの頃」を輝かせる「今」は、未来のあなたにとってどんな時でしょうか。


そうですよね、未来のあなたから見れば、「今」は「あの頃」なんです。
未来のあなたが今のあなたを思い出したとき、あなたを元気づけることになるか、その逆になるかは、今のあなたの生き方が決めます。
今のあなたの生き方が、未来のあなたを勇気付け、救うことになるかもしれません。
誇れる過去か、消し去りたい過去か選べるなら、誇れる過去を選んでください。


今、未来のあなたに対して誇れる生き方を実践してください。
未来のあなたを勇気付け、助けることができるのは「今」のあなたです。


過去も未来も今のあなたによって作られていくわけですから、大切にしなければならないのは「今」ということになります。


こう考えられれば、今を楽しみ、今に感謝できるようになるはずです。
そして人生は「今の連続」ですから、「今」に感謝できるようになれば、「人生は感謝の連続」です。
「感謝」はストレスをなくしますから、「感謝の連続」とはすなわち「ストレスのない人生」ということになります。
ストレスのない人は、愛を発信できる人生を送ることができます。
愛を発信できる人生とは・・・そう、「愛される人生」ということです。


なぜ今を大切にしなければいけないのか・・・それは結局のところ、「愛されるため」なんです。


上にも書いたように、ストレスを溜めない方法は、「感謝」です。
「感謝」すればストレスはなくなり、「ストレスを発散する人生」と縁を切ることができ、その結果、愛をそそぐことができるようになります。


感謝できない時は、「自分にないもの」を、他人と比べていることがほとんどじゃないですか?


「お金がない、彼氏がいない、周囲の理解がない、美しい体型がない、体力がない、元気がない、才能がない、勇気がない・・・」



これじゃストレスが溜まります。
ですからいつも「自分にあるもの」を考えてみてください。


「明日の食事がある、安全な生活環境がある、歩ける身体がある、住む家がある、読み書きできる学力がある、スマホがある」



常に「あるもの」を考えることができれば感謝でき、ストレスは溜まらないはずです。

「なぜ今を大切にしなければいけないのか」をまとめましょう。
マスターが思う理由は、以下のようになります。


・今のあなたが過去のあなたを輝かせるからです

・今のあなたが未来のあなたを作るからです

・今のあなたが未来のあなたを勇気付けるからです

・愛されるためです


余談ですが、マスターは就寝時に、「翌日起きることがなくても悔いがないか」と自分に問いかけます。
そのとき、「今」を大切にしていれば、「悔いはない」と思うことができます。
つまり、「翌日たとえ起きることがなくても悔いはない」と思えるなら、「今を大切にしている」と言えるわけです。
自分を含む「人」に誠実に生きたかどうかがポイントです。
自分が誠実に生きたかどうかは自分にしかわかりませんから、自分に対して問いかけ、誇れる自分だったと思えれば悔いはありません。


その日その日を悔いなく生きることはとても難しいかもしれませんが、できるだけそうありたいと思いながら、努力を続けています。

人は自分の意志で目覚めることはできませんよね。
翌日、予定通りに起きられる確率は100%ではないということです。
極論すれば、その日の「就寝」は「永眠」と同じなんです。
朝、起きられたことに感謝し、寝る前に悔いを残さない生き方を日々繰り返すことが、「今を大切にした生き方」と言えます。

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