人を騙(だま)すと騙されます
(読了目安2分)
人を騙して目先の利益を得るような仕事や生活をしていると、いつか必ず騙されます。
「必ず」です。
理由はとても単純です。
人を騙して目先の利益を得ている人は、自分になにか問題が起こったとき、「騙された!」と信じてしまうからです。
生きていれば必ずなにか「問題」が起こる
↓
人を騙して生きていると、「問題」が起こったとき、騙されたと感じてしまう
たとえば赤ちゃんは「騙された」と感じることはありませんが、その理由は人を騙したことがないからです。
単純ですよね。
みなさんは騙されたくないですよね。
ですから、騙されたくなかったら、人を騙さないことです。
しかし、騙されたくない一心で人を騙さない生き方をしていても、やっぱり騙されてしまうんです。
「騙されたくないなら誠実に生きなければならないが、騙されないためだけに誠実に生きても騙される」・・・ということです。
その理由は、「騙されないための誠実さ」というのは、本当の意味での誠実さではないからです。
「騙されないために」という見返りを求めず、誠実な気持ちで人と接したとき、人は騙されることがなくなります。
相手の行動が変わるということではなく、たとえ同じことが起こっても、「自分が悪かった、次は気をつけよう」と思うことができるんです。
本人が「騙された!」と感じないわけですから、騙されなくなるわけです。
「騙されたくないなら誠実に生きる必要がある」というのは、「愛されたいなら愛する必要がある」というのと同じです。
しかし、「愛されたい」という一心で愛をそそいでも、やっぱり愛されないんです。
「愛されたいなら愛をそそがなければならないが、愛されるためだけに愛をそそいでも愛されない」・・・ということです。
「愛されるための愛」というのは、本当の意味での愛ではないからです。
「愛されるため」という見返りを求めず、誠実な気持ちで愛をそそいだ時、人は愛されるようになります。
周囲が急に優しくなるというわけではなく、日常生活の中に愛を感じることができるようになるんです。
ということで、人を騙すと騙されます。
本心から人を騙さない生き方をしている人は、騙されることはなくなります。
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