「好き」の種類 人を好きになれない理由

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◎「好き」の種類



「好き」には大きく分けて2つの好きがあります。
ひとつは「子ども目線からの好き」、もうひとつは「大人目線からの好き」です。


短く書くと、

「子ども目線からの好き」というのは、

「愛のない好き」

です。


「大人目線からの好き」は、

「愛のある好き」

です。


以下、簡単に説明しますね。



<子ども目線からの好き>

「子ども目線からの好き」は、「夢の世界・もらう心理」の好きで、女性なら、ジャニーズや人気ホストを追う感情と言ってもいいかもしれません。
宗教と似ていて、「完全な存在・大きな存在・美しい存在」などを作り、それにただ従うことで楽をしようとする心理です。


「私はこれだけあの人のことを知っている・私は彼にこれだけお金を使った」


などの心理で優越感や満足感を味わっています。
しかし「子ども目線からの好き」は、相手に対する「大好き~!」の感情から、対象になる男性の浮気や不倫などをきっかけに、「大っ嫌い!」に一転することがあります。
依存心が強いため、なにかあると「裏切られた」という感情になってしまうからです。
自分の幸せを夢の世界に依存してしまったツケがまわってくるわけです。



<大人目線からの好き>

「大人目線からの好き」は、「現実の世界・与える心理」の好きで、「相手を守りたい・大切なことを相談したい・尊敬し合える」
などの感情です。
大人目線からの好きは、相手に愛情をそそぐことによって、「自己責任で自分を幸せにしている」という状態ですから、相手の都合によって自分の「好き」が大きく揺らぐことはありません。
相手になにかあったときでも「相手を嫌いにならない」ということです。
「心配だなあ・なにか協力してあげたいなあ」という感情です。
たとえば、あなたのことを好きだと言っている男性K君が、飲んだくれて、体重が100キロで、約束を破る男性だったら、あなたはK君の言葉を信用できませんよね。
K君の「好き」は「子ども目線からの好き」なんです。
「大人目線からの好き」は、「好きな人を守りたい・好きな人が誇れる対象でありたい」
という思考ですから、お酒を飲むこともありませんし、太ることもありません。
相手のことが好きなら、ある程度やるべきことがあるわけです。


人が感じる「好き」の気持ちは、「大人目線」と「子ども目線」の両者が混在することがほとんどですが、愛されている人ほど「大人目線からの好き」を実践しています。
「大人目線からの好き」は愛ですから、その度合いが多くなるほど、本質的な幸せを感じることができ、長く愛されるようになります。


◎人を好きになれない理由

好きな人がいると幸せになりますが、「私は人を好きになれないんです」と悩む人も多くいます。

人を好きになれないのは、ざっくり書くと、「自分に自信がないから」です。

自分に自信がないと、「こんな私なんて」という心境になり、「どうせ私のことなんか誰も好きにならない」「こんな私でうまくいくはずがない」などと考えてしまうんです。

車の運転で例えると、初心者のときの不安と似ています。

しかし少しの努力を続ければ運転に慣れていくように、自信も、少しの努力を続けることで身に付いていきます。


自信を得るための方法はいろいろありますが、簡単に言えば、理想の自分に近づく努力をすることです。
その努力が自信につながり、他人の努力が見えてきます。
そこまでいけば、お互いに成長し合える人を見極められ、その人を好きになることができます。


念のため確認ですが、人から好かれるだけでは幸せになれませんよ。
多くのファンから好かれるアイドルや芸能人でも私生活は乱れていますからね。

たとえば一昔前の「吉澤ひとみ」さんの飲酒ひき逃げ事故に代表されるように、多くの人から好かれていても、薬物や不倫、離婚などは日常です。
吉澤ひとみさんの場合、「2歳の子どもがいる」「翌朝仕事がある」という状態で、深夜までお酒を飲んだわけです。
私生活が乱れるのは、「好きな人・大切な人」がいないからです。

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