ちょっとした苦労の先に楽しさがある
(読了目安3分)
「初めはなんでも苦労しますが、慣れてきたり、コツをつかんだりしてしまえば、楽しくなります」
という話です。
以下の写真を見てみてください。
<薪割り>
もう10年ほど前のことなんですが、ウーフ(WWOOF)という仕組みを使ってマスターの店に滞在したスタッフが、初めて「薪割り」を体験したときのものです。
最初の10分間ぐらいはコツがつかめず、「もうダメ!」「難しい!」と諦めかけていたんです。
しかし、アドバイスをよく聞き、少しの苦労を乗り越えたあと、ついにコツをつかみました。
その後は連続して見事に割ることができるようになり、なんと「気持ちいい!楽しい!」を連発しながら笑顔で割り続けていました。
先人の助言を聞きながら諦めずに続けてみたところ、「苦しい」という気持ちが、その10分後には「楽しい!」に変わったわけです。
これが「ちょっとした苦労の先にある楽しさ」です。
<バイク>
これも10年ほど前のものです
(店から妻が撮っていました)
バイクを思い通りに動かせず、苦労しながらの練習でしたが、やれば上達することが理解できているので、練習の苦労は彼女にとって絶望的な苦労ではありません。
理論と実践を繰り返し、より深い部分を理解することで、より深い楽しみを味わうことができるようになりました。
・・・
薪割りやバイクの練習は、「ちょっとした苦労の先に楽しさがある」ということを信じさせてくれる身近なアイテムだと言えるかもしれません。
さて、そこで、「人生」です。
人生の楽しさが10分で理解できれば楽なんですが、人生は薪割りやバイクの練習のように簡単ではありませんよね。
ただ、「ちょっとした苦労の先に楽しさがある」という理屈は、薪割りやバイクの練習と同じで、違うのは、「時間がかかる」ということだけです。
薪割りなら、早ければ10分でその楽しさを味わえることもあります。
また、バイクなら、10日、10ヶ月と練習すれば、手足のように動かせるようになり、より楽しさがわかってきます。
しかし人生の楽しさを知るには、「知りたい」と願っても、その後、数年、数十年という時間が必要になることがほとんどですから、人によっては結果を焦ってしまい、ドタバタと落ち着かず不安な人生を送る場合も多いかもしれません。
それでも焦らずコツコツと努力を続けていけば、人生の楽しさもわかってきます。
もちろんどんなことにおいても「真剣に取り組む」というのは大前提になりますよ。
薪割りもバイクの練習も、なにも考えず、そして人の助言も聞かず、やりたいようにやっていたら上達しないこともあります。
たとえば、車の運転歴が30年でも、メチャメチャな運転をするおばちゃんなんかがそうです。
人生も同じなんです。
なにも考えず、人の助言も聞かず、やりたいようにやっていたら、何十年生きても「楽しい生活」は難しいかもしれません。
みなさんは、日常生活で「ちょっとした苦労の先にある楽しさ」を体験するたびに、「なるほど、人生そのものもこれと同じことなのね」と考えてみてください。
そう考えることができれば、いまは「人生がイマイチ・私は長く愛されていない」と感じていても、その先に待っている楽しい人生を信じられるはずです。
・・・
投稿タイトル一覧は以下です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?