失恋 4 みんな失恋している

(読了目安5分)

◎みんな失恋している


あなたの周囲のほとんどの人たちが、過去、そして現在、失恋を経験しています。


恋愛の流れの多くは、

告白


ドキドキ

なれ合い

別れ

となり、最後に「別れ(失恋)」が待っています。


多くの人が失恋を経験する理由は単純です。
仮に「失恋がない」ということは、恋愛経験がゼロか、初めての彼氏と生涯添い遂げるということですから、現実的にそれはごく少数となり、結果として多くの人が失恋するからです。


仮にあなたが失恋直後だとしても、「なぜ私だけが!」なんて悲しまないでくださいね。
たくさんの人が、あなたと同じように悲しんでいます。
あなたの気持ちを理解できる人はたくさんいますし、悲しみを分かち合える人もたくさんいます。
あなたは1人ではありません。


※トキメキ期のまま連絡が取れなくなった・・・こんな人もいるかもしれません。
この状況の受け止め方についてはいろいろと書いてきましたが、基本的には、「その後続いていても、いつか失恋していた」と考えるのが知恵です。




◎厚みのある幸せ


彼氏ができると、「私、今、とても幸せ」、プレゼントをもらうと、「私、こんなのもらったの、いいでしょ~」、食事に行くと、「彼氏にご馳走してもらったの、嬉しいわ」、記念日になると、「今日は私たちの記念日なの」。


こんなふうに、SNSでつぶやいたり書き込んだりし、逆に、プレゼントをくれないと、「私、不安になった」、食事をキャンセルされると、「他に女ができたんじゃないかしら」、記念日を忘れると、「彼氏としてどうよ?」。


そしてふられると、「もう生きていくのが辛い・男なんてみんなこんなもんよね」、なんてつぶやいたり書き込んだりしている女性がいます・・・しかも毎日のように。


浮き沈みの激しいジェットコースターみたいな精神状態は、心のトレーニングにはなるかもしれません。
しかしこれは「子どもの思考」ですから、ストレスも溜まるでしょうし、長く愛されることもありません。
「大人の思考」の人は、まずプライベートをやたらと公表しませんからね。
知恵のある女性は、自分のプライベートを他人に伝える時間があるなら、パートナーとの時間、または「自分磨き」に使います。


「私、今、とても幸せ。本当の愛を手に入れたわ」と言って、翌月に失恋して泣くような状態は、「厚みのない幸せ」です。
大人の思考を身につけて、「厚みのある幸せ」を手に入れてください。


◎「笑顔が大切」


マスターの知人に、「笑顔が大切・世界が笑顔で満たされますように」、こう願う若い女性がいたんです。


世界中が笑顔で満たされるように、意欲的に活動をしているんですって。
しかし・・・「笑顔が大切」と言いながら、自分の都合で約束を破るわけです。
約束を破り、他人の笑顔を曇らせるようなことをしているんです。


彼女にとって大切なことは、「自分が笑顔でいられること」なんです。
つまり、自分の笑顔が大切なだけであって、言葉とは裏腹に、他人の笑顔は無視しているんです。


他人の苦痛の上に成り立つ笑顔は、いつか泣き顔に変わります。



あなたが失恋して泣いたことがあるなら、それ以前のことを思い出してみてください。
失恋以前、あなたは自分の笑顔のために、誰かの顔を曇らせたはずです。


本当の笑顔は、「自分も他人も周囲も楽しい」という状態の笑顔です。
身近な範囲で簡単に言えば、赤ちゃんを笑顔であやす母、それを見る夫の笑顔、そして母親にあやされて笑う赤ちゃん・・・こんな笑顔は本物の笑顔です。


恋愛中のあなたの笑顔は、誰かの苦痛の上に成り立っていませんか?
みんなが笑顔なら、あなたの笑顔も長く続き、失恋することはありません。


◎女性が求めるもの 男性が求めるもの


女性は男性に対して主に「知恵」を求めています。
男性は女性に対して知恵だけでなく、「若い身体」も求めています。


知恵は若さと引き換えに手に入れるものですから、知恵と若さの両立は困難です。
そのため、男性には、「知恵のある女性(年配女性)」と、「若い女性」の2種類の女性が必要になります。
結婚して浮気をするのは男性が多数ですが、理由はそういうことです。
一夫一婦制では男性の欲求をかなえることができず、結果的に男性は浮気をするわけです。


若くて知恵がある女性は、とてもモテます。
ただし、「若くて知恵のある女性」も、いつかは「若くて」がなくなり「知恵のある女性」になります。
そのとき、男性は、足りない方の「若さ」を求めて、若い女性と浮気をします。
しかし、本当に知恵のある男性は、女性の歴史を愛しますから、若い女性に浮気はしません。
「浮気をする男性を選んでしまったのは、女性に知恵がなかったから」とも言えるわけです。


失恋経験があるみなさんは、きっとこの話、納得できる部分があるはずです。


余談:
マスターも、そしてみなさんも、人間はみんな不完全です。
人間が人間の不完全さにイライラしていたら、人類は永遠にイライラすることになります。
ですからマスターは、周囲の人が不完全でも、イライラしないようにしています。
(イライラしないことを完全に実行できるわけでもありません)


「自分が正しい」と思っている人は、本当に正しいなら、その時点で幸せなはずです。
しかし多くの人が、「自分が正しい」と主張しながらストレスを抱えています。
これは矛盾ですよね。
いつも書くように、人は常に幸せを求めて生きていますから、自分の考えが本当に正しい人は、その時点で幸せなはずです。

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