暗闇の中のオバケ

(読了目安2分)

夜の田舎道を歩いているK子ちゃんの行く先に、街灯の光が届かない「暗闇」が現れました。
K子ちゃんは、「あの暗闇の中にはオバケがいる!」と言って前に進むことができません。


一緒に歩いている大人たちが、「オバケはいないから大丈夫だよ」と言っても、「絶対にいる」と信じているK子ちゃんの気持ちは変わりません。
大人たちの説得は続きましたが、K子ちゃんは自分で作ったオバケを信じて歩き出せないままでした。


「暗闇にオバケはいない」ということが「事実」ですが、事実はどうであれ、本人がその事実を信じなければ、歩き出せませんよね。
暗闇のエリアを突破できるようになるためには、K子ちゃん自身が「オバケはいない」と信じる必要があるわけです。
つまり、本人にとって大切なことは「事実」ではなく、「信じることができるか」ということなんです。
K子ちゃんは成長し、いつかオバケはいないと信じることができるようになります。
しかしそれにはK子ちゃんが成長するための時間が必要です。


同じように、「私は不幸だ」と信じている人の気持ちは、周囲にはどうにもできません。
幸せになるには、やはり時間が必要なんです。


今、「私は不幸だ」と信じ、自分の外側に幸せを求め、「幸せが見つからない!」と嘆いている人にマスターが伝えたいのは、「成長すれば幸せは見つかりますから、焦らないでください」ということです。


周囲の先人たちはみんな「幸せはあなたの中にある」と言っているはずです。
人は自分の中にある愛に気づくことで幸せになれますから、あなたはすでに幸せの種を持っているんです。
しかしそれ以前に、あなたが「幸せは外側にある」と信じていたら、幸せは見つかりません。
それはまるで「暗闇の中にオバケがいる」と信じて歩き出せない子どもと同じです。

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