恋愛・結婚系短編7話

(読了目安5分)

◎派手な結婚式


神前結婚のときの誓いの言葉で、神父が以下のようなことを言うらしいんです。

「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」


・・・人間にはムリですよね。

もしパートナーへの誓いを破りたくないなら、「はい」と言わない方がいいです。

マスターは、自分の経験上、結婚式をする人、特に派手な結婚式をする人ほど離婚率が高いような気がしていて、自分の結婚は役場への「届け出」だけでした。
ですから、「誓いの言葉」もやっていません。
「誠実に生きる」と自分に誓い、結婚してから20年以上、とりあえず平和に暮らしています。


もちろん「結婚式をしない人は結婚生活がうまくいく」というわけではないですよ。
すでに結婚式をした人は「私たち、結婚式をしたから別れるしかないの?」と思う必要もありません。
マスターは、派手な結婚式をする心理状態の人ほど、派手にケンカし、派手に別れる確率が高いような気がしているだけです。

結婚式をするということは、「世間体を気にする」「生涯一度の晴れ舞台という思考がある(マスターは、人生そのものが晴れ舞台だと思います)」「普段の生活で楽しめていない」「虚栄心がある」「人の利害が見え隠れする」など、結婚生活を弱火で長く続けるためには、むしろ不要な考え方の象徴のように感じることがあるんです。
結婚式に愛があればなんら問題ないんですが、愛ではない場合が多い気がするわけです。



◎人を好きになれないのは

人を好きになれない人というのは、他人の悪いところばかり見て批判しているんです。


相手のいいところを見るようにすれば、今よりも人を好きになれます。


それから、「10点の男」と「90点の男」では、圧倒的に90点の男の方が長く愛する力があります。
10点の男は「普段はダメな人だけど、いいところもあるのよね」と、「いいところ」がピックアップされ、一方、90点の男は「普段はいい人なのに、あの悪いところさえなければねえ」と、「悪いところ」がピックアップされてしまいます。


「90点の男」がいいに決まっています。


大人の視点から冷静に判断してみてください。
周囲の人のいいところをたくさん見つけ、人を好きになってください。



◎結婚までの3段階

結婚して安定した家庭を持つには、まずは以下の3段階を突破しなければなりません。


1:彼氏ができない状態


2:彼氏ができても続かない状態


3:彼氏ができても結婚に至らない状態


この3段階を突破するには、まずはなんと言っても「人を好きになる力」が必要です、そうじゃないと彼氏はできません。


次に「ケンカをしない力」が必要ですよね。
いつもケンカばかりじゃ別れは避けられませんし、たとえ別れなくても、長く愛されるのは不可能です。


そして結婚に至るには、相手にとって「一番の存在」になる必要があります。


ちなみに、相手にとって一番の存在になるには、外見的な魅力だけではなく、相手の男性から尊敬される「内面的な魅力」が必要です。
若さや美しさだけで「一番」になってしまうと、3年後、10年後に浮気をされる可能性もあります。

内面的な魅力で一番になってしまえば、夫の心が離れることはありません。
「内面的な魅力」とは、「優しさ・愛する力・知恵」などです。



◎別々に寝る

うまくいっていないカップルや夫婦は、一緒に寝ることがストレスになるため、別々に寝ています。

つまり、一緒にいることが「癒し」にならないんです・・・これじゃ長く続くはずはないですよね(子育て中・闘病中などの特別な状況は別とします)。

お互いにいつも「この人と一緒に眠りたい」と思えるようになれば、関係はうまくいきます。





◎結婚すれば・・・


結婚すれば安定した家庭ができるなどと思わないでくださいね。


みなさんの両親をはじめ、周囲の結婚生活はどうでしょうか。


また、既に結婚している人なら、「結婚すれば幸せが約束される」なんていうのは幻想だとわかっていると思います。


安定した家庭は、相応の努力の上に成り立つものです。
身に覚えがある人がほとんどだと思いますが、表面的には仲良く見えても、実際は仲が悪い、またはお互いに興味をなくしているカップルって多いんです。
結婚すればそれがゴールだなんてとんでもないですから、勘違いのないようにしてください。


あなたの人生は、結婚式をするためにあるわけではないんです。




◎続かないんじゃ


彼氏ができても続かないんじゃしょうがないですよね。
次から次へと興味が移って、ひとつのことが続かないのが子どもです。


子どもは成長していく必要がありますから、「多様なものに触れる・多くの価値観から学ぶ」という意味ではそれでいいんです。


むしろ
「子どもはひとつのことにすぐ飽きるからこそ成長できる」と言ってもいいかもしれません。


しかし大人がそれでは困ります。


「この人!」と決めたなら、長く愛する努力をし、長く愛されてください。




◎嫁姑関係

彼氏と結婚したあと、同居の姑とうまくやっていけるか考えたとき、ひとつの目安があります。

彼氏と初めてケンカをしたタイミングを思い出してください。
付き合い始めの3ヶ月でケンカをしたなら、結婚後、姑と問題を起こすのはきっとそのタイミングです。

もしあなたが彼氏や夫とケンカをしない人なら、嫁姑関係も良好です。

「夫とラブラブなのに姑とは火花を散らしている」なんていう関係はないわけです。


いま、彼氏とケンカをしている人は、将来姑ともケンカをすると思ってください。

彼氏だって初めはとても優しかったですよね?
姑との関係も同じです。

他人の善意に頼る受身の人生をやめ、あなた自身がケンカをしない人になってしまえば、問題はその場で解決します。


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