自問自答 ―目的・理由を考えてみる―

(読了目安3分)

「大学に行く目的」「就職する目的」「お金を得る目的」「結婚する目的」、これらを理解していますか?


たとえば「大学に行く目的」について、以下のように考えている人はいませんか?


1 大卒ぐらい今の常識だから


2 みんなが行っているから


3 親が行けと言うから


4 一流企業に就職したいから


5 公務員になりたいから

6 安定した高収入を得たいから


上記のような理由があるなら、さらにそこから「それはなぜなのか」と考えてみてください。

たとえば1の、「大卒ぐらい今の常識だから」と考えるなら、


「常識とはなにか」

「本当に大卒が今の常識なのか」

「常識に従う理由はなにか」

「今の常識は今後も常識なのか」

など、様々な方向から考えてみてください。


また、2の「みんなが大学に行っているから」と考えるなら、

「なぜみんなと同じ行動をとる必要があるのか」

「みんなと違ってはいけない理由はなんなのか」

などと考えてみてください。



また、6の「安定した高収入を得たいから」という理由なら、

「なぜ安定した収入が欲しいのか」

「なぜ高収入が欲しいのか」

「大学を出れば本当に安定した高収入を得られるのか」

と考え、さらに考えを進めていったとき、「将来安心したいから」という答えが出る場合は、

「お金で安心は得られるのか」

「なぜ安心したいのか」

「そもそも安心とはなにか」

などと考えを進めてみてください。



上記のような感じで、「就職する目的」「お金を得る目的」「結婚する目的」についても考えてみてください。

白黒はっきりするものではないので一概には言えませんが、仮に就職する目的が「お金を得るため」であれば、他の方法でお金が手に入るなら、就職する必要はなくなります。

お金を得る目的が「食べるため」であれば、食べ物が手に入るならお金はいりません。
※お金がいらなくなれば就職する必要もなくなります


結婚する目的が「寂しいから」なら、寂しくない環境を作れれば結婚しなくていいですし、「子どもが欲しい」なら、「養子」という方法も考慮できます。

「お腹を傷めて生んだ子どもが欲しい」と言うなら、結婚にこだわる必要もありません。


自問自答を続けていけば、あなたにとって大切なものが見えてきます。
大切なものが見えてくれば、生き方に軸ができます。
この作業は、「自分と向き合う作業」とも言え、「愛」について考えるときに避けて通れないものです。


「なぜ生きるのか」ということに迷ったときも、以下のように考えて、さらにそれぞれの理由について考えてみると、ヒントになると思います。


1 「死が怖いから」


2 「夢をかなえたいから」


3 「子どもたちが不安になるから」


4 「自殺すると家族が悲しむから」


余談:

人生は「自分の理解者を探す旅」かもしれません。
しかし「私を理解して!」と叫んでも、誰も理解してくれません。
それどころか、周囲は逃げてしまうかもしれません。
ですから、自分が理解されたいなら、まず相手を理解することが必要です。つまり人生は、「他人を理解するための旅」とも言えるわけです。

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