お祈りだけでは幸せになれない

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◎お祈りだけでは幸せになれない


切実な思いで「私、もう一度、男を信じてみよう」と覚悟し、男性と付き合った女性が、「また裏切られた・・・もう男なんてこりごり」と言うことがありますが、そうなってしまう理由はわかりますか?


理由は、「本人が以前からなにも成長していないから」です。



たとえば「幸せな生活」という目標があるとします。
100m走で言えば「12秒を切る」という目標があるとします。
13秒台で走る人が、「もう一度自分を信じてがんばる!」と気合を入れて走ったとして、その場で12秒を切れると思いますか?


そう、ムリなんです。


その理由は、「練習をしていないから」です。


自分の走りのどこが悪かったのか研究し、克服するための練習をすれば、いつか12秒を切る可能性が出てきますが、なにも成長しなければ、タイムが良くなることはありません。
同じように、失恋した女性が、「私、もう一度、男を信じてみよう。次こそイイ男と出会えますように」と祈っても、自分の生き方のどこが悪かったのか研究し、それを改善するための練習をしなければ、同じことを繰り返してしまうわけです。


また、その男性が「イイ男」に見えても、それは「成長していない自分」から見た「イイ男」ですから、結局その女性の判断力は以前と同じままです。
同じ判断力で選んだ男性と付き合えば、同じことを繰り返してしまうんです。


100m走のタイムを上げたいなら、ある程度「練習」をしてからです。
嘆いたり祈ったりしてもタイムは上がらないことを忘れないでください。


◎基礎が大切


「あなたが不幸なのにあの人が幸せなのは、考え方や行動があなたと違うからなんです、あなたが変わることが大切です」


マスターがこんな話をすると、「人はそれぞれ個人差があっていいと思います。他人のマネをするなんてイヤ、個性がなくなるもん」と反論する人がいます。


もちろん誰にでも個性があり、考え方や行動は違います。
あなたの周囲に幸せそうに見える人がいた場合でも、その人と同じになる必要はありません。
しかし、「長く愛されたい・幸せになりたい」と願ったとき、やらなければならないことは、誰もがほとんど同じです。


これは100m走でいいタイムを出そうとするとき、練習内容がほぼ同じになるのと同じことです。
いいタイムを出そうとすると、必然的に同じ体型、同じフォームになっていくわけです。
いいタイムを出そうとするとき、「あの人と同じなんてイヤ・私には私のやり方があるの、それが個性なの」と、食べたいだけ食べて100キロまで太り、後ろ向きに走っていても速く走れるはずはありません。


人間関係についても同じです。
やりたい放題やったあげく、「愛されない!」と悩むのはおかしいことです。
人間関係がうまくいかない人は、「個性」とか「ありのまま」という言葉に甘え、基礎を練習しないため、期待する結果が出ないんです。


個性は大切です、しかし基礎はもっと大切です。
「長く愛されたい・幸せになりたい」と願うなら、そのための基礎練習を大切にしてください。
基礎練習については、「挨拶をする・約束を守る・体臭や口臭に気を付ける・理想の体重になる」などですが、このnote全体が、良好な人間関係の基礎になる考え方です。

※以下に即答できる人はこのnoteは不用だと思います
はじめに マスターからの質問(初級クイズ2問と上級クイズ24問)

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投稿タイトル一覧は以下です。


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