日本の政治は最悪なの?

(読了目安3分)

日本の政治を感情的になって批判する人がいますが、どんな分野の批判であれ、感情的な批判は愛から遠ざかります。
批判をする人は、自分が同じようなことをしていないか考えてみましょう。
社会とは、不完全な人間が構成するものですから、やっぱり不完全です。
不完全なものを批判するより、自分がそうならない努力が大切です。


政治批判はある意味大切なことです。
しかし、もし過激な批判をしている人がいたら、もうちょっと視野を広げ、建設的な批判をしたらどうかと思います。


自分が働く会社のことを、「最低な会社だ」と言いながら心を乱している人は、その人が会社を作るか、それができなければ、その「最低な会社」を辞めて、転職すればいいんです。
しかし、新しい会社でも同じことを言っている自分を発見するかもしれません。


彼氏のことを、「最低な男だ」と言いながら心を乱している人は、彼氏を自分好みに変えるか、それができなければ、その「最低な男」と別れて、違う男性と付き合えばいいんです。
しかし、新しい彼氏に対しても同じことを言っている自分を発見するかもしれません。


自分が住む日本の政治を「最低な政治だ」と言いながら心を乱している人は、自分が総理大臣になるか、それができなければ、その「最低な政治の国」から脱出し、違う国に住んでみればいいんです。
しかし、引っ越した先の国で同じことを言っている自分を発見するかもしれません。


「日本の政治は最低だ」・・・この意見、わからなくもないです。
しかし国際レベルで見れば、まだまだ日本は悪くないです。
というのも、国民の不満のトップは「治安の悪さ」ではないですよね。
国政が末期になると、国民の要望は「治安の維持」になるらしいですが、日本は「雇用」とか「税金」の話題が出ます。
以前も書きましたが、国政が好調なときの国民の不満は「税金が高い!」だそうです。
不満がなくなると、そのぐらいしか言うことがなくなるんですって。
逆に言うと、「税金が高い」と言わせておけば、政治はまあまあ良い状態なんだそうです。
戦闘が続くシリアなんかは「税金が高い」なんて言ってる場合じゃありませんよね。
まずは治安の維持が国民の要望だと思います。


みなさんが政治批判をしたくなったときは、自分が総理大臣になったときのことを想像してみてください。
マスターが総理大臣になったら、ストレス性の病気になる気がします。
そう考えれば、少しは政治に対する考え方も変わります。


繰り返しますが、日本では「治安の維持を!」という国民の要望は少数です。
日本の政治は最低どころか、かなり成績がいいのかもしれません。
「日本の政治は最低!」、こう言っている人は、本質的なことを見逃していないか考えてみてください。
ただ批判したいだけなら、やがてパートナーのことも批判しかねません。
長く愛されるには「知恵」が必要です。
政治批判をするとき、自分が知恵のない発言をしていないか、一度客観的に考えてみましょう。

・・・

投稿タイトル一覧は以下です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?