アイツが悪い・・・わけではない

(読了目安2分)

「アイツが悪い」と他人を責め、「私はアイツさえいなければ幸せになれる」と思っていませんか?


もし本気で思っているなら、すぐに住む場所を変え、アイツとの一切のかかわりを絶ちましょう。
それであなたは幸せになれます。
「悪いのはアイツなんだから、アイツが引っ越せばいい」と言うなら、あなたの本心は、

「私はアイツさえいなければ幸せになれる」


ではなく、


「私が引っ越さず、アイツが引っ越せば私は幸せになれる」

ということです。
この時点で、自分の幸せをアイツに頼っていますから、「受け身」の人生です。


仮にアイツが引っ越してくれたとしても、あなたは次のアイツを見つけます。
人はそうやって次々にアイツを作り、「アイツが悪い」を繰り返していきます。
「アイツが悪い」と言い出したら、キリがないんです。
ですからみなさんは、「アイツ」を卒業し、「私」が悪いという思考に切り替えてください。


自分が変わらなければ、状況はなにも変わりません。
同じことを繰り返すだけです。


・・・以前、知人が関わっていた店が閉店したという知らせを聞いたことがありました。
有志の集まりで順調なスタートに見えましたが、約2年で閉店しました。
閉店の本当の理由はわかりませんが、マスターは想像できます。
それは、関係スタッフがそれぞれ「愛」をなくしたんです。


以前書いたかもしれませんが、人の自然発生的な愛情(情熱)は、動物の「交尾」の回数を観察する実験の結果から推定し、3~5年で燃え尽きるそうです。
実際それを証明するように、数年で破綻する結婚生活は後を絶ちません。


また、マスターの仕事である「喫茶店・レストラン」も、開店から5年で9割が閉店すると言われています。
閉店する主な理由は、「ケンカしてやめる」「ケンカが理由で売り上げが落ちて閉店する」「飽きてしまい他の仕事をしたくなった」「思い描いた理想の現実と違った」など、主に人間的な問題です。


みんな「やるぞ!」と情熱を燃やしますが、その情熱が長く続かず燃え尽きてしまうんです。


原因を自分に求め、変わることができた人が、自分主導で長く続く店を持つことができますが、多くの場合、「アイツが悪い・アイツのせいで・アイツがいなければ」と原因を外側に求め、自分が変わろうとしません。
そのため、何度やり直しても同じことを繰り返します。


アイツが悪い・・・わけではありません。

・・・

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