基礎に個性はない

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どんなことにも「基礎」があるように、人が長く愛されるためにも、「基礎」があります。


基礎の実践については、人それぞれの「個性」や「オリジナリティー」などはほとんどありません。


個性やオリジナリティー以前の決まり事を「基礎」と定義してもいいと思います。

「基礎に個性はない」ということは、スポーツや、車の運転で例えればわかりやすいと思います。


テニスでは、ボールを前に飛ばしたいなら、ラケットを前に振りますよね。
ラケットを後ろに振ってボールを前に飛ばすことはできません。
ですから、ボールを前に飛ばすためには、ラケットを前に振ることが「基礎」です。
もし、ラケットを後ろに振って「どうしても前に飛ばない・・・」と悩んでいるA子さんがいたら、あなたは「そりゃそうよ、ラケットは前に向けて振りなさい」と助言をするはずです。
しかしA子さんが、「私のやり方があるの!」と助言を聞かなかったら、A子さんは上達しないまま生涯悩むことになります。
ボールを前に飛ばしたいのに前に飛ばないなら、その理由は、「ラケットを前に振る」、つまり「基礎」ができていないからです。
ラケットを後ろに振ることは、個性ではないわけです。


車の運転では、車を止めたいなら、ブレーキを踏みますよね。
アクセルを踏んで止まることはできません。
ですから、止まるためには、ブレーキを踏むことが「基礎」です。
もし、アクセルを踏んで「どうしても止まらない・・・」と悩んでいるA子さんがいたら、あなたは「そりゃそうだよ、ブレーキを踏みなさい」と助言をするはずです。
しかしA子さんが、「私のやり方があるの!」と助言を聞かなかったら、A子さんは車を止められないまま生涯悩むことになります。
車を止めたいのに止まらないなら、その理由は、「ブレーキを踏む」、つまり「基礎」ができていないからです。
アクセルを踏むことは、個性ではないわけです。

極論になりますが、個性やオリジナリティーというのは、基礎を実践できる人が発揮できるものなんです。


長く愛されたいときも同じです。
たとえば、約束を守らない人が「愛をくれ!」と叫んでも、愛は手に入りません。
愛を手に入れるためには、約束を守ることが「基礎」です。
もし、約束を破って「愛されない・・・」と悩んでいるA子さんがいたら、あなたは「まずは約束を守りなさい」と助言をするはずです。
しかしA子さんが、「私のやり方があるの!」と助言を聞かなかったら、A子さんは愛されないまま生涯悩むことになります。
これは、「約束を守る」という「基礎」ができていないからです。
約束を守らないことは、個性ではないわけです。



「基礎ができているかどうか」については、状況証拠でわかります。
最終的にあなたが「孤立している・寂しい・私は愛されていない」などと感じるなら、基礎ができていないということです。
いろいろな理由を探し、寂しさの原因を「外側」のせいにする人もいますが、科学では理論より実験結果(状況証拠)が大切なのと同じで、人生も、理屈より状況証拠が全てです。


ということで、愛されるためには、個性やオリジナリティーの前に、「基礎」があります。
そして愛されない理由は、「基礎」ができていないからです。


長く愛されるための基礎は、このnoteにあるとおりです。
まずはnoteの内容を実践してみてください。
基礎ができたら、それぞれに個性的な愛の表現方法を実践し、長く愛されてください。

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