「孤立」という状況証拠
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◎「孤立」という状況証拠
マスターは、マスターの近親者も含め、物理的にも精神的にも「孤立」している人を見てきました。
物理的に孤立というのは、「未婚・離婚」などによる一人暮らしの状態です。
精神的に孤立というのは、主に家族内で心の絆が断たれているような状態です。
以前印象深かったのは、離婚後、猫と一緒に暮らしながら飲酒を続けた結果、アルコール中毒で入院した男性です。
入院中は猫の世話を他人に頼み、退院してもまたお酒を飲んで入院し、そんな入退院を繰り返していました。
人が孤立する理由は、はっきりしています。
自分が正しいと主張し、感情的になって周囲を否定し続けるからです。
孤立した人たちは、孤独との戦いを続けることになります。
しかし、この戦いに勝てる人はいません。
多くの人が、お酒・宗教・ペット・ギャンブル・過食・過趣味、そして最後は覚せい剤などの薬物に飲み込まれていき、そのためさらに周囲に迷惑をかけ、孤立の度合いが強くなります。
「長く愛される」というのは、多くの人の役に立つということでもあります。
孤立してしまったら、人の役に立てなくなります。
人の役に立てなくなれば、長く愛されなくなります。
「自分が正しい」と信じて主張する人は多くいますが、いくら自分の正しさを主張しても、自分が正しいかどうかは、「状況証拠」が全てです。
自分が正しいかどうかの状況証拠とは、「自分が孤立しているかどうか」です。
孤立したくないのに孤立している人は、自分の主張のどこかが間違えています。
みなさんは、「ヘンな人」と一緒にいたくないですよね。
ですから、「ヘンな人」は孤立します。
孤立しているなら、その人自身が「ヘンな人」なんです。
「私には家族がいるから孤立しないわよ」と思う人もいるかもしれません。
しかし、両親を筆頭に、家族とはいずれ別れます。
家族と別れたとき、自分が孤立しているかどうかが大切なんです。
仮に今、両親や兄弟が亡くなった場合、自分は孤立するかどうか考えてみてください。
プライベートで、お金を通さない深い人間関係ができていれば、「私は孤立していない」と言えますが、仕事上の付き合いや、お金や身体(性的魅力)を使わないと人が集まってこないなら、孤立していると言えます。
誰だって孤立することなんか望んでいません。
人はいつも幸せを追求して生きていて、人は人と関わることで、幸せになれるんです。
「私は正しい、世間がおかしい」と考えるのではなく、「私が間違えている、それを直そう」と積極的に努力できれば、孤立しなくなります。
◎ドライブ中にふと考えたこと
人は、なにが幸せなのかいつも考え追い求めています。
人生は、「幸せ探しの旅」とも言えます。
先日、車に乗って買い物に行き、流れる景色や人の活動を見ていて、どんな遊びをしている人でも、どんな仕事をしている人でも、それぞれの人が幸せを追い続けながら生きているんだと感じました。
欲しいものが手に入らず、叫び続けている人もいます。
欲しいものが手に入り、幸せを味わっている人もいます。
マスターは、「その分かれ道はなんなんだろう」と車の中で考えていました。
結局は、「愛をそそげるかどうか」にかかっている気がします。
幸せな人は、なにが愛なのか判断し、それを実践している人たちです。
その人たちは、落ち着いていて、心の中心から輝いていると思います。
逆に、幸せなフリをしている人たちの世界は、精神的に孤立した人たちが、外側を光らせることに夢中になり、感情の起伏が激しい不安定な生活をしています。
◎まとめ
孤立したくないとねがいつつ物理的にも精神的にも「孤立」しているなら、それは自分の考えが間違えていることの状況証拠です。
孤立する人は、もともと助言を聞かない人であるがゆえに、孤立してから誰からも助言をもらえなくなり、悪循環に陥ります。
長く愛されない理由は、その状況証拠を認められず、自分の考えにしがみつき続けるからかもしれません。
「私は孤立している」と感じることがあるなら、悪循環に陥る前に、他人の言葉に耳を傾け、愛をそそぐ努力を続けてみてください。
時間はかかるかもしれませんが、きっと世界が変わってきます。
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