チョコレートをくれる人

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みなさんは、「チョコレートをくれる人」が好きですか？
それとも、「本質的な助言をくれる人」が好きですか？

・・・今回は、「チョコレート・本質的な助言」をキーワードに、主に男女関係と絡めて書いてみたいと思います。

◎チョコレートをくれる人

子どもは、「チョコレート」をくれる人を好きになります。
チョコレートは、甘くておいしく、束の間の快楽を与えてくれるからです。


一方で子どもは、食事のマナーや言葉遣い、あいさつの方法など、円滑な人間関係のための「本質的な助言」をくれる人に対して、場合によっては拒絶反応を示し、さらに助言をくれた人に文句を言います。
自分がやっていることを否定された上に、違う価値観を押し付けられて不快だからです。


では質問です。


子どもの成長にとって大切なものは、「チョコレート」でしょうか、「本質的な助言」でしょうか・・・

・・・そうです、もちろん「本質的な助言」が大切です。
チョコレートも、「喜び」という感情を育んでくれますが、チョコレートだけでは、箸の使い方や社会性は向上しませんよね。


ではさらに質問です。
あなたの成長にとって大切なものは、「チョコレート」でしょうか、「本質的な助言」でしょうか・・・


大人の世界で言う「チョコレート」とは、「肉体関係」で得られる「束の間の快楽」を筆頭に、「ほめ言葉」「プレゼント」「お金」などです。
また、「なぐさめの言葉」「お酒」など、目先の苦痛を癒すものも、「チョコレート」の一種です。

そして、大人の世界で言う「本質的な助言」とは、その一例として、「お酒や不倫は愛ではないですよ・食べ過ぎると太りますよ・約束は守りましょうね」というものです。


では、あらためて質問です。
あなたの成長にとって大切なものは、「チョコレート」でしょうか、「本質的な助言」でしょうか・・・


そうですよね、もちろん「本質的な助言」です。


しかし・・・


長く愛されない人たちは、大人になっても、「チョコレートをくれる人」としか関わっていません。
「飲みに行こう・不倫しよう」という「チョコレート」をくれる男性と関わり、「それは愛ではないですよ」という「本質的な助言」をくれる人を拒否します。
その場で自分がやりたいようにやれず、否定された上に、違う価値観を押し付けられ、不快だからです。


これってダイエットと似ていますよね。
たとえば、「食べて痩せる」という「甘い言葉」を信じながら、「食べないで痩せる」という「本質的な言葉」を拒否し、ダイエット業界の言いなりに、お金を使い続ける女性がいます。
しかし、こんな女性が長く愛されるはずはありません。
長く愛する力がある男性は、知恵のない女性に興味を持たないからです。
長く愛されるのは、本質的なダイエットをした人です。


「友達のＫ子はお金をかけてダイエットしても愛されてますよ」と言う人もいるかもしれませんが、その愛は一時的なものです。
お金をかけなければダイエットできない心の状態の人に、長く愛をそそぐ力はありませんから、結果的に長く愛されることはありません。
実際、仲良く見えた友達カップルが突然別れたり、あなた自身、周囲に対して「幸せオーラ」を出していても、2人きりになると彼氏と口論ばかりという経験があるはずです。
もらった「チョコレート」を食べている大人たちの中にも「愛」があるように見えるカップルもいるかもしれませんが、それは表面的なものであって、実情はみなさんの体験の通りです。


話は少しそれましたが、「チョコレートをくれる人」だけと関わり、「本質的な助言」を「不快だ！」と拒否していたら、愛は遠ざかります。


さて、大人の世界で「チョコレート中毒」になると、「セックス・お酒・慰め・ごほうび」がないと禁断症状が出てしまい、これらを求め続ける人生になります。
しかしこれでは、様々なトラブルや、望まぬ妊娠がついてまわります。

「チョコレート中毒」になっている人の具体例は、「お酒とセックスに明け暮れ、他人の助言を聞かない人」です（書いていて20代のマスターを思い出しました）。
お酒を飲む人は、原因を外側に求める人ですから、トラブルがあっても自分を変えようとせず、他人を批判し、他人が変わることに期待する人生になります。
他人が変わらなければ幸せになれないということは、他人の行動に依存した「受身の人生」ですから、永遠に幸せになることはできません。

◎歴史は繰り返すのか

「チョコレートをくれる人」の言葉を聞きたくなるのはわかります。
しかし、大人の世界で配られるチョコレートは、純粋なものは少なく、その中に「オチ」がセットされている場合がほとんどです。
その「オチ」とは、男女関係で言えば、「感情的な口論・暴力・金銭トラブル・妊娠」などです。
一方「本質的な助言」は、甘くておいしいものではありません。
しかしその中には「愛」がセットされています。


大人の世界のチョコレートには、ほとんどの場合「オチ」がある。


これが本質です。
特に男女関係は、その傾向が顕著です。


「チョコレート」のやり取りで成り立つ男女関係は、まさに「子供の思考」の関係です。
そこに「愛」はないですから、良好な関係が長く続くことはありません。
そして子どもの思考同士の別れは、悲劇的な場合がほとんどです。


マスターは常に「お酒や不倫は愛ではないです」と書いていますが、これらはもちろん「歴史が証明している」という根拠があって書いています。
しかし、お酒や不倫を続ける人の多くは、歴史を無視し、その結果、トラブルや妊娠を体験します。


友達が「デキ婚」したとき、「ありえない、私は絶対しない」と言った本人が、その後自分も「デキ婚」してしまうことがあります。
皮肉なことに、「人間は歴史を無視する」というのも人間の歴史なんです。


ただ、歴史を繰り返すのも、歴史を繰り返さないのも、あなたは自由に選ぶことができます。
未来はあなたが切り開くことができるということは忘れないでください。

余談：きっとやれることはあります

「チョコレートをくれる人」と関わり続けると、中毒になり、中毒になっていることにも気づかないまま、いろいろな問題が起こり、ストレスの悪循環におちいります。


今、恋愛や仕事関連のことで悩み続け、「私はこの状況をどうにかしたい」と思っている人は、ストレスの悪循環におちいっているはずです。
しかし決してあきらめないでください。
視点を変えれば必ず突破口が見つかり、あなたの人生は新しい展開を迎えます。
恋愛や仕事のトラブルを抱え、対処法が見つからなくても、「自分が未熟なだけで、きっと他の方法がある」と考えみてください。

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