オーブ見せます ―仕組みを知るということ― 後編

(読了目安15分)

◎オーブ見せます ―仕組みを知るということ― 後編



今回は、前回のオーブの話をからめながら、

「仕組みを知ってしまえば楽になる」

「仕組みを知ると愛に近づく」

こんな話をしたいと思います。

※後半に「カラーオーブ」の写真を掲載します


ではまず、「仕組みを知ってしまえば楽になる」という話から書きます。
長めの投稿なので、ゆったりとした気持ちでお付き合いください。


noteを読んでくれている人の中には、半信半疑でオーブを「エネルギーの塊」だと思っていた人もいると思います。


でもどうですか?
仕組みを知ってしまえばなんてことないですよね。
不思議なことが起こっても、「きっと自分の無知が原因なんだろう」と思えれば、不安は和らぐはずです。


オーブの写真を見て、以下のようなことを言っている人が実際にいるんです。

「ここは霊エネルギーが強い場所」

「私の魂が喜んでいる」

「とても清らかな雰囲気を感じた」

「私のエネルギーの波長が霊の波長と同調した」

「今日はきれいなエネルギーが流れている」


オーブの形を見て占いみたいなことをやってる人がいるようですが、オーブが撮れる仕組みを知ってしまえば、結局は人間の心がそんな「占い」を生むんだとわかると思います。


昔流行した「こっくりさん」という遊び(?)も、「自己暗示」だということがわかれば、「低級霊が憑いた!」「霊のせいで体調が悪い」なんて怖がる必要もありません。
また、前回書いた「金縛り」の仕組みも、医学で説明できるようになってからは、中世のように「悪魔が身体に乗って押さえつけている」なんて言う人もなく、「身体的な現象」ということで認識できるようになり、悪魔は排除されました。


また、以前書いた「夜の温泉」の話もそうです。
排水口から出る水の音を、大型動物の鳴き声だと思っているうちは、不安や恐怖に支配されますが、それが排水の音だとわかった瞬間から、想像していた大型動物は心からスッといなくなり、不安がなくなります。
排水口から音が出る仕組みを知ることで、心が楽になるわけです。


人生も全く同じです。
命に関わるような極限の状況は別として、仕事や日常生活での不安や不満は、「そうなる理由」がわかればとても楽になります。
理由がわかった時点で解決してしまうことがほとんどです。
ただ、若いうちは、「そうなる理由」がわからないんです。
車の運転と同じで、初心者のうちは、自分がなにをしているかさえわかりません。
人生がうまくいかないとき、必ず理由があるんですが、自分がなにをしているかわからないため、改善ができないわけです。


さて、ここからオーブをからめた現実社会の話になります。
オーブをエネルギーの塊だと言っている人の中には、「本当にそう思っている人」と、エネルギーの塊ではないと知っていて、「あえてエネルギーの塊だと言っている人」に大きく別れます。


「本当にそう思っている人」は、まずカメラの仕組みを知らないことが第一で、不安を抱えている受身の人です。
不安になったときに神秘的なものに頼る心境は、女性に多く見られます。


一方、「あえてエネルギーの塊だと言っている人」は、そう言うことで、なんらかの利益を得ている人です。
ウソをついてまで利益を上げようとするのは男性に多く見られます。
そしてウソをつく男性の多くは、お金、そしてお金を使った遊びが目的です。
家族のためならウソをついてお金を稼ぐことはしませんからね。
スピリチュアル系の世界は女性がほとんどで、スピリチュアル系の団体のリーダーとなると、男性の割合がぐっと上がる、ということです。


こうやって、オーブが撮れる仕組みや、オーブを信じる人がいる理由、そしてその世界の構造などがわかれば、「オーブにかかわってる場合じゃない・知恵のある男性が離れていく」とわかるはずです。
仕組みを知ることで、オーブをスルーし、次のステップに進めるわけです。


不安や不満からは愛は生まれませんよね。
愛を発信するには、不安や不満から解放されている必要があるんです。
ただ、大人が「安心していいよ」と言っても、目の前の暗がりにおびえる子どもを見ればわかるように、他人から「安心していいよ」と言われても、それを納得できなければ人は安心できません。
安心していい理由が自分でしっかりと理解できていない限り、他人からの声では安心できないんです。
ですから、あなたが心から安心するためには、その不安や不満の仕組みを理解し、自分の力で不安や不満から解放される必要があります。


「必要なことは、その不安や不満の理由を自分の力で理解すること」



ここをわかっていないと、不安になったとき、他人からの慰めをもらおうとしてしまいます。
これでは知恵のない男性を集めてしまうばかりか、スピリチュアル業界にどっぷりハマる女性も出てきます。
みなさんは、ただ単に信用したい情報を集めて自分を安心させようとするのではなく、本当の意味で心から安心してください。
そのために、「仕組みを知る・探求者になる」ということが大切なんです。


ここで「探求者」について書いておきましょう。
スピリチュアル系の一部の人は、オーブの仕組みを探求しようとしている人に対して、「夢がないわね」「冷たい人だわ」「スピリチュアルの冒涜よ」などと批判することがあります。


ひっくるめて書くと「オーブをホコリや水滴だと主張する人は、霊の存在をバカにしている!」と批判しているんです。
しかしちょっと考えてみてください。
もしあなたが本物の「霊」だったとしたら、舞っているホコリをあなただと思いこんでいる人間を、どう思いますか。
「おいおい、アタシはこっちだから!それはホコリだってば!」って、人間の未熟さにツッコミを入れたくなりますよね。
もしこの世に霊がいるなら、霊は、霊じゃないものを崇めている人間を見てあきれるに違いありません。


ニセモノの霊を本物だと仕立てあげ、本物の霊を無視してるんですからね。
「本物に近づく努力をせず、霊じゃないものを霊だと崇めること」、これこそ、霊を冒涜していることになるんです。


何度も書くように、「本物の神に近づくには、ニセモノの神を排除し続ける必要がある」これが本質です。


そして本質に近づくことができるのは・・・そう、いつの時代も「探求者」なんです。
「知恵・愛・神」に近づくことができるのは、妄信者ではなく探求者です。


では、次です。
★「仕組みを知ると愛に近づく」
という話です。


あなたの友人の「A子」さんは、幸せな家庭を持つことが夢でした。
そしていま、A子さんは結婚を前提にした彼氏と付き合っていました。


しかしあるとき、あなたは、A子さんの彼氏に奥さんがいるという噂を聞きました。
あなたがA子さんにそのことを話すと、A子さんは言いました。


「そんなことないわよ、本人も独身だって言ってるし、私は信じないわ、それよりも私の夢を壊すようなこと言わないでよ、迷惑だわ」


・・・とは言え、気になったA子さんは、自分で検索し、彼について調べてみたんです・・・
インターネットを使い、キーワード検索をどんどんやっていきました。
そしてついに彼のものだと思える書き込みを発見し、それをさらに追うことで、彼のものとしか思えないブログに行き着きました。
その後しばらく彼のことを観察したA子さんは確信しました。


「彼には間違いなく家庭がある」・・・



「家庭があるのね、なんで隠してたの?」

彼にそう尋ねたところ、彼からの返事は以下のようなものでした。


「妻とはいずれ別れるつもりだ、君を愛しているから言えなかった・・・わかってほしい」



実は彼、A子さんと結婚する気なんかさらさらないんです。
しかし彼にとっては不倫は娯楽ですから、楽しい不倫を止めるわけにはいきません。
彼の周りも不倫をしている人が多いため「負けていられない」という競争心もありました。
不倫は彼にとって娯楽であり、男としてのステータスなんです。
彼はA子さんをどうにか引きとめようとしました。


・・・


はい、ここでマスターから質問です。
今後A子さんが幸せな家庭を持つためには、なにをしたらいいと思いますか?


彼を信じて待ち続けることでしょうか。


答えは簡単です、彼と別れることですよね。
しかも早ければ早いほど明るい未来が待っています。


「彼は私を愛しているの、私、彼が奥さんと別れてくれるまで待つわ」なんて言っていたら、そのまま10年が過ぎてしまうかもしれないんです。
「彼が奥さんと別れるまで待つ」と言っていたら、人生が他人任せ(受身)になってしまうんです。
人生は一回だけの本番です。
他人任せでは、愛にたどりつくことはできません。


では、前回のオーブの話についても同じように書いてみます。
オーブはエネルギーの塊だと信じているスピリチュアル系のA子さんの話です。


あなたの友人のA子さんは、幸せな家庭を夢見るのと同時に、オーブはエネルギーの塊だと信じ、精霊の世界に思いをはせている独身OLです。
A子さんはY氏が主催するスピリチュアル系の団体に所属していました。
オーブを呼び出し、オーブの写真を自在に撮れるY氏を尊敬していました。


しかしあるとき、あなたは「オーブはホコリ」という噂を聞きました。
あなたがA子さんにそのことを話すと、A子さんは言いました。


「そんなことないわよ、尊敬するY氏もエネルギー体だって言ってるし、私はホコリだなんて信じないわ、それよりも私の夢を壊すようなこと言わないでよ、迷惑だわ」


・・・とは言え、気になったA子さんは、自分で検索し、オーブについて調べてみたんです・・・


インターネットを使い、「オーブ・ホコリ」などのキーワード検索をどんどんやっていきました。
そしてついにマスターが書いている「オーブ見せます」という記事を発見したんです。
マスターの言うとおりに写真を撮ってみると・・・なんと、オーブが写るではありませんか!


その後、カメラの仕組みも勉強し、ほとんど自在にオーブの写真を撮れるようになったA子さんは確信しました。


「オーブはホコリだわ」・・・

※ホコリの他、水滴・微小な落下物・花粉・虫などもありえます


A子さんは思いきってスピリチュアルリーダーのY氏に尋ねます。


「Yさん、オーブはホコリでしょうか?」
Y氏にそう尋ねたところ、彼からの返事は以下のようなものでした。


「確かにホコリと思われるものもある、でも説明しきれないものも実際にある。それこそが精霊たちなんだよ。精霊の世界は確かにあるんだ、精霊を冒涜する人の屁理屈なんか気にしなくていいよ」


Y氏を信じてきたA子さんは、引き続きY氏を信じる道を選び、セミナーに参加する日々を送り続けました。


実はY氏、オーブがホコリだということはとっくの昔に知っていたんです。
しかしそれを理由に引退する気はまったくありませんでした。
スピリチュアル系の仕事は彼にとっておいしい仕事だったんです。
世の中の仕組みをよくわかってない純粋な女性、さらに、「宗教には抵抗がある」という女性を集めやすく、その中から好みの女性を愛人としてキープし、好みではない女性からは、しっかりとお金を集めることができるからです。
スピリチュアルに限らず、多くの社会組織がこのパターンだということは、日々流れるニュースを見ていればわかりますよね。
※ちなみにA子さんは、Y氏の愛人役ではなく、お金を納める側の女性でした

・・・

はい、ここでマスターから質問です。
今後A子さんが幸せな家庭を持つためには、なにをしたらいいと思いますか?


答えは簡単です、その団体から抜け出すことですよね。
しかも早ければ早いほど明るい未来が待っています。
「精霊の大いなる力が運命の人とめぐり合わせてくれるの、私、待つわ」なんて言っていたら、そのまま10年が過ぎてしまうかもしれません。


オーブ現象は、一昔前なら「精霊」でよかったんです。
オーブがホコリや水滴だと知っているのは一部の技術者やカメラマンだけで、しかもその情報を広める術がありませんでしたから、スピリチュアル系のリーダーがオーブを「精霊」と結び付けても、目立った異論はありませんでした。


しかし・・・
デジカメが普及し、インターネットが普及し、人類の知的レベルが上がり、共有した情報の分析能力が上がると、人類はオーブの写真の仕組みを知るようになりました。
その結果、現在は「オーブは精霊」という考え方から、「オーブはホコリ(精霊ではない)」という認識にほぼ移行が完了しています。
以前、人類の認識が「天動説」から「地動説」に移行したときのように、移行中は両者間で議論のぶつかり合いがありますが、人類の知的レベルが上がるほど、本質に近づいていきます。


さて、「仕組みを知ると愛に近づく」というのは、「物事の仕組みを知ることでニセモノを卒業し、本物に近づくことができる」ということです。


上に書いた2つの話で言えば、男性の心の仕組みを知り、妻がいることを知り、自分の心の仕組みを本心から理解することで、奥さんがいる彼と別れることができるようになり、次の恋愛のスタートラインに立つことができ、結果的に本物の愛に一歩近づくわけです。
また、オーブやスピリチュアル業界の仕組みを知ることで、オーブやスピリチュアル業界を卒業し、次の段階に進めるわけです。


みなさんは、昼間から缶ビール片手にタバコを吸うヤンキーの男子を見て、「これぞ本物の男」とは思いませんよね?
みなさんはすでにヤンキーを卒業してるわけですが、女子中学生の一部は、「男らしい!」と、そんな男子にあこがれたりしちゃうんです。


「空飛ぶサンタ」を卒業することで一歩愛に近づき、ヤンキーを卒業することでもう一歩愛に近づき、オーブを卒業することでもう一歩愛に近づき、さらに〇〇を卒業することでもう一歩愛に近づき、さらに〇〇を卒業することでもう一歩愛に近づき・・・人はこうやって人生の階段を登りながら、本物の愛に近づいていきます。


このnoteには、「〇〇」に入るものが書いてあります。
「〇〇」の中には、浮気・お酒・ギャンブル・宗教などをはじめとして、他にもたくさん入ります。
愛にたどりつくための階段は無限と言えるものかもしれません。
それでも登り続けてください、「長く愛される」とは、そういうことです。



◎カラーオーブ


ここで「カラーオーブ(ホコリ)」の写真を掲載します。
興味があれば、これまでの知識で同じような写真を撮ってみてください。


夜、外に出て、カメラの目の前で色付きの服をパタパタやり、写真を撮ると・・・
無数の「ホコリ」がピンボケ状態で写ります(白い棒状のものは閉じたパラソルです)




画面右上の拡大 白・青・オレンジ色に写る「ホコリ」



画面左の拡大 黄色・青のホコリ
「神秘的な発光体」と解釈したくなる気持ちもわかりますが・・・




人類が目指すところは「愛」です。
マスターもスピリチュアル系の世界も、そしてみなさんも、究極的には「愛」を目指して生きています。
しつこいようですが、人生は一回だけの本番です。
みなさんは、みなさんにできる最大限の知恵を使い、一歩でも愛に近づいてください。
愛はオーブの向こう側にあります。



◎おわりに 「成長すれば」


「ゲーム」を始めた子どもが、「ゲームが思い通りにできない」と大泣きしているとき、みなさんからはどう見えるでしょうか。
大泣きすれば上手になるんでしょうか。
違いますよね。
根気よく取り組み練習すれば、きっと上達するはずですよね。


では、「人生」を始めた若い人たちが、「人間関係がうまくいかない」「彼氏とうまくいかない」「夫がわかってくれない」「仕事が辛い」「誰も理解してくれない」「人生が思い通りにならない」と大泣きしているとき、周囲の先輩たちからはどう見えるんでしょうか。
大泣きすれば人生はうまくいくんでしょうか。
違いますよね。
根気よく取り組み練習すれば、きっとうまくいきそうですよね。


難関にぶつかったとき、ある人はどん底まで落ち込み、ある人は落ち込まずになんとか切り抜けます。
またある人は、自分を成長させるチャンスだと受け止め、その問題を楽しみながら切り抜ける人もいます。


以前、車の運転の話でも、運転のレベルには数段階あると書きましたよね。
まず、自分がなにをしているかわからない超初心者、次に、他人に迷惑をかけていることがわかり始める初心者、ドキドキしながらも迷惑をかけずに走れるようになる中級者、他人に迷惑をかけず、ストレスなく走れるのがあたりまえの上級者、そして初心者を保護しながらその状況をリードし、運転を楽しむベテラン。
(その後運動神経の低下や認知症などで逆戻りすることもあります)
車の運転は、経験と練習に比例して上達していくわけです。


ゲームや車は、イヤになったら「しない」という選択もできます。
しかし人生は、簡単に「しない」を選ぶことができません。
せっかく人生をやるんですから、楽しまないのはもったいないですよね。
そしてゲームも車も、極めた状態からスタートする人はいないように、極めた状態から人生をスタートする赤ちゃんもいません。
20歳になったからといって、全ての悩みから開放されるわけでもないんです。
そもそも極めることができないのが人生ですから、「どこまで極めていけるか」という過程を楽しむのが人生だと言えます。


ゲームも車も、練習して上達するほど楽しくなっていくことがほとんどです。
人生も、成長するほど楽しくなるだろうということが想像できると思います。
根気よく取り組み、物事の仕組みを知り、成長していってください。
きっと人生が一層楽しくなります。

・・・

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