セミナーの本質 5

(読了目安9分)

今回でひとまず「セミナーの本質」は終わりです。

◎セミナー主催者はなにをしたいのか

セミナー主催者は、人を癒したいのか、お金が欲しいのか、どっちでしょう?
「愛をそそぐこと・人を癒すこと」が目的なら、お金はたくさんいりませんよね。
ですから、高額なセミナー料をとる主催者は、お金が欲しいんです。
それは、主催者の生活ぶりを見ればわかります。
「疲れたので海外旅行でリゾート気分を味わってきます!」などと平気で書いている主催者もいますし、「趣味はお酒です」「今日のディナーは楽しかったですね、みなさん、また行きましょうね」なんて言っているセミナー主催者もいますからね。


セミナー主催者には、たくさんの顧客を従え、自分が中心の「プチセレブ」な生活を求めている人が少なくないように感じます。


しかし、セミナー主催者が「プチセレブ」でどうするんでしょうか・・・マスターが出会って実際に話したカウンセラーやヒーラーたちは、俗欲にのまれ、自分を癒せていない人が多数でした。
また、そんな人を「先生」と呼ぶ女性もどうなんでしょうか。



◎人を癒したいなら ―セミナー主催者へ提案―


セミナー主催者へのメッセージです。


お金を稼ぐためにセミナーを主催しているのか、愛をそそぐためにセミナーを主催しているのか、自問してみましょう。
ストレスが溜まっているなら、あなたはお金を稼ぐためにセミナーを主催しています。


あなたが人類愛や世界平和を望むなら、まず自分の責任で自分を幸せにしてください。
地球上のひとりひとりが自分の幸せに責任を持てれば、それで世界は平和になります。
世界の80億人を変える必要はなく、自分1人が変わればいいんです。


自分1人を幸せにできない人が世界平和を願うのは、草野球で勝てないチームが、ワールドシリーズで優勝を願うようなものです。
優勝を願うのは自由ですが、なんかヘンですよね。
人は、草野球で勝てないチームの監督から、野球で勝つためのノウハウを教えてもらおうとは思わないはずです。
同じように、自分1人を幸せにできない主催者が「人を癒す!」と意気込み、ネット上でコピーした「幸せのノウハウ」を教えても、本質は伝えられません。
ですから、セミナーの主催者は、まず自分を幸せにしてください。


「マスター、その理屈はわかります、でもどうやったらいいんですか?」


こんなふうに思うセミナーの主催者もいると思います。
もし自分1人の力で自分を幸せにすることができないなら、「幸せな人」の余力をもらえばいいんです。
幸せな人は自分の余力をあげたところで不幸にはなりませんから、なにも心配することはありません。


また、「幸せな人」から余力をもらうなら、過剰なお金を請求されることもありません。
たとえば、山登りでつまずいて転んだ人がいたとします。
もしあなたに余力があれば、あなたは自分の手を差し出しますよね。
そのときあなたは不幸にならず、むしろ嬉しいはずですし、お金も請求しないはずです。
それと同じことです。
人間は助け合いながら生きていくものですから。


ただし、山を登るのはあくまでも当事者本人です。
その人の人生を、誰かが代わりに生きることはできません。
幸せな人に助けてもらうのはいいですが、最後は自分の力で幸せを手に入れることが必要です。


セミナーの主催者として本当に人を癒したいなら、まずは自分が幸せか考えてみましょう。
俗的な「欲」があると、幸せの基準がぶれてしまい、アレがいい、コレがいい、やっぱりあっちもいいなどと右往左往し、顧客に迷惑をかけます。
自分が幸せなら、お金を稼ごうとか貯めようなどと思いませんから、「なにか買いたいから貯金をしたい」などとは考えません。



もう一度、セミナー主催者や、人を癒そうと考えている人に確認です。
自分を幸せにできていない人が人を癒そうとすると、顧客に迷惑がかかります。
顧客本人は迷惑だと思っていないかもしれませんが、顧客は愛にたどりつけなくなってしまいます。
顧客はあなたの欲を満たすためにお金を払っているわけではないんです。


また、目先の欲にのまれ、仕事を中断したり、急に辞めたり、さらに書けば、犯罪をおかしたりする主催者もいます。
もしあなたが「私は幸せだから余力で人を癒したい」と思うなら、いま1億円が手に入ったら、自分がなにをするか考えてください。
あなた個人の欲のために使おうと思うなら、まだあなたは人を癒すことはできません。
逆に「1億円手に入ってもそんなことは考えません」と思えるなら素晴らしいことです。
きっとあなたは幸せです。
そしてその幸せの余力で、人を幸せにすることができます。



◎学ぶなら「実践者」から


みなさんはテニスを学びたいと思ったとき、「実践者」から学びますよね。
テニスをしたことがない人から学ぼうとは思わないはずです。
ここが大切なんですが、たとえば「幸せな結婚生活」を目指しているみなさんが、なにかの「セミナー」を選ぶとき、セミナーの主催者は、幸せな結婚生活を送っている人でしょうか。


幸せな結婚生活を実践しているかどうかの見極めは、以下でわかります。

愚痴を言わない

感情的な批判をしない

酒を飲まない

タバコを吸わない

浮気をしない

ギャンブルをしない

太っていない(結婚当時の体重の1割増まで)

子どもと仲が良い

過剰な趣味がない

明るく元気

声が大きい

約束を守る


これらに当てはまっていれば幸せな結婚生活を実践しています。
これらは全部愛だからです。


テニスに限らず、人生についても、「実践者」から学ぶことが大切です。
たとえば女性のセミナー主催者の中には、「彼氏が欲しい」「結婚したい」と言いながら、できない女性もいます。
また、離婚歴がある主催者もいるんです。
離婚の経験を活かし、2度目の結婚生活や子育てを楽しんでいるなら「愛」に近い人ですが、「結婚したいけどできない」と言いながらセミナーを主催している女性に知恵はありません。
人を指導する立場である「主催者」は、少なくとも自分がオリジナルブランドである必要があります。
しかしそんな女性が、「彼氏が欲しいんです」とか、「結婚したいんです」なんて言っているばかりで、その夢を実現していなかったら・・・やっぱりヘンですよね。


「彼氏が欲しいのにできない」「結婚したいのにできない」と言う主催者は、まだ自分がオリジナルブランドになりきれていない人なんです。


言い換えれば、

「自分を癒しきれていない人」

「心を解放できていない人」

「愛を発信できない人」

ということです。


落ち着いて考えればわかることですが、実践できていない人からは、自分を癒す方法や心を解放する方法、愛を発信する方法を学べるはずもありません。
みなさんは「君を愛しているよ」と言って浮気をする男性と、「君を愛しているよ」と言って浮気をしない男性がいたら、後者の男性を選ぶはずです。
大切なことは、「言葉」ではなく「実践」だとわかっているからです。


ということで、言葉だけでなく、実践が伴っている主催者を選ぶことが、セミナーを選ぶときの本質です。


また、多くの女性が求める、

「知恵のある男性」

「長く愛する力を持つ男性」

「大人の思考の男性」

は、本質を探求している女性を求めています。
知恵のある男性は、本質から外れたセミナーにコストをかける女性を敬遠しますから、結果的にその女性は、身体かお金を目当てにする男性、つまり知恵のない男性、または悪知恵のある男性を集めてしまいます。
本質から離れると、知恵のある男性を知恵のある男性だと判断できなくなり、「幸せな結婚生活」はますます遠ざかります。
自分が欲しいものはなにか、そしてそれを手に入れるためにはなにをすればいいのか、もう一度よく考えてみましょう。


意外と多いんです、身体かお金目当ての男性を「知恵のある男性」だと思ってしまい、「その時に楽しければいいんです」なんて言いつつ、その後泣く女性が。
それを40歳になって真顔でやってる女性もいるんです。
マスターはそんな女性をたくさん見てきました。
マスターは、このnoteを読んでくれるみなさんには、そんなことを繰り返してほしくないと思っています。


◎まとめ


自分磨き業界全般に言えることなんですが、お金がかかり過ぎるものは疑う方がいいと思います。
愛をそそぐことを喜びとしている主催者は、たくさんのお金を必要としていません。


自分がオリジナルブランドになっている人は、ストレス発散のためのお酒はもちろん、グルメも旅行も無用です。
「飲まないとストレスを発散できない」と言うなら、主催者としてまだ未熟なんです。


また、子どもからお金を取る親がいないように、人類愛をベースにした思考を持つ人は、みなさんのためにお金を使うことはあっても、みなさんから多額のお金を取ったりしません。


「お金がかかりすぎる自分磨きでは愛にたどりつけない」、これは間違いないと思います。
言い換えると、「愛にたどりつくために多額のお金は無用」ということです。


セミナー主催者は美しい言葉を並べます。
しかしみなさんは、言葉より、行動(実践)する人から学んでください。


・・・

ということでそろそろ終わりです。
セミナー系の話、ここまでうまく理解できない人は、もう一度気分をリセットして読んでみてくださいね。
また、セミナー系って、一歩間違えると宗教とほとんど変わりませんから、セミナーに熱心な人ほど、マスターの投稿内容に強い違和感があるかもしれません。
でもそれはそれでいいんです。
自分が安心して信じられる方法を貫いてみて、それでも期待する結果が出なかったら、またこのnoteを読んでください。
20代のうちは、体験を通して何度でもやり直してください。
そしてもし、「このままじゃダメだ」と思ったら、もう一度このnoteを読んでみてください。


以上、「セミナーの本質」についてでした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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