その壁はなにでできているか
(読了目安2分)
あなたがいくら男性を愛しく思っても、その思いが「現実という壁」を越えられない時があります。
その「愛しい思い」を妨げる「現実という壁」とは、みなさんにとってはどんなものでしょう?
「彼には彼女がいる」
「彼の親が反対している」
「彼は長男だから」
「彼は既婚者」
「彼は定職についてない」
「彼はまだ学生」
こんなことを「現実という壁」だと思ってる人もいるかもしれません。
しかし、これらは壁そのものではありません。
壁の表面に書かれている絵や文字のようなもので、壁そのものは違うものでできています。
ではその壁・・・なにでできているか知っていますか?
もちろん「鉄」とか「コンクリート」なんかじゃないんです。
・・・わかりました?
その壁は、あなた自身の、
「弱さ」
「未熟さ」
「欲」
「無知」
「未経験」
などでできています。
そう、「現実という壁」とは、「あなた自身が作った壁」なんです。
そして、あなたが成長することによってその壁は徐々に低くなり、いつか目の前からなくなります。
壁がなくなれば、あなたは壁の向こう側にある「愛」に向かうことができます。
昼から缶ビールを飲み、片手にはタバコを持つ女子高生が言いました。
「アタシさ、彼女つきの男を好きになったんだよねえ。その彼、かっこいいんだ。あの女さえいなければアタシの男になるんだけど、現実っていう壁はそう簡単に越えられないわけよ。でもいろいろがんばって、この前やっとあの女から彼を奪い取ってやったわ。私は現実という壁を越えたわけよ」
こんな話では、全然壁を越えていません。
彼女つきの男性を好きになったとき、「その男性を奪い取るのは愛ではない」と理解し、その男性への執着を捨てることが、「壁を越える」ということです。
彼女がいる男性を欲する自分の弱さ、未熟さ、欲、無知、未経験などが「壁」なんです。
大人の思考の世界では、自分が弱いほど、未熟なほど、壁は高くそびえます。
その壁をひとつひとつなくしていくことが、「愛する努力」なんです。
恋愛に限らず、目の前にある「現実という壁」は、あなたが作り出したものです。
そしてその壁は、愛する努力を続けることで越えることができる壁です。
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