やる気のない上司にやる気を出させるには

(読了目安5分)

「やる気のない上司をやる気にさせるにはどうすればいいんでしょうか・・・」



以前こんな相談をもらいました。


世の中には、やる気のない上司だけではなく、やる気のない彼氏や夫もいますよね。
今回の投稿は、やる気のない人に対してうんざりしているアナタへ贈ります。


◎やる気のない上司にやる気を出させるには


職場の上司や先輩が「やる気のない人」だった場合、あなたもその影響を受けて、テンションが落ちることってありませんか?


「まったくもう、上司がしっかりしてくれないと困るんだよなあ」

こんなイライラや不満です。


また、上司や先輩がやる気を出してくれないと、結果的にあなたの仕事が増えたり、対外的な信用が落ちてしまったりと、あなたもとばっちりを受ける場合があると思います。


そんなとき、上司が気持ちを入れ替え、やる気になってくれればありがたいですよね。
では、上司にやる気を出させるにはどうすればいいでしょうか・・・
(以下、「上司」という単語を「彼氏・夫」に置き換えてもいいかもしれません)


仮にあなたが上司に対してこう言います。


「お願いしますよ、しっかり仕事をしてください・もっとやる気を出してください」

上司は「わかりました、やる気を出します」と返事をするでしょうか・・・
その場しのぎであなたの言葉は聞くかもしれませんが、実際に行動すると思いますか?


・・しませんよね。


逆にあなたが部下から「しっかり仕事をしてください・もっとやる気を出してください」と言われて、素直に行動するかどうか考えてみればわかるはずです。
「私にだって事情があるの・あんたこそもっと仕事しなさいよ」なんて反論したくなるかもしれませんよね。
ですから、あなたが上司に対して「しっかり仕事をしてください・もっとやる気を出してください」と言っても、上司はきっと変わりません。


つまり、「言ってもムダ」ということです。


ということは、自分が変わるしかないですよね。
上司にやる気がなくても、自分だけはしっかりやる気を維持するか、それがイヤなら会社を辞めるかのどちらかです。
「上司がやる気になってくれないと私もやる気が出ない」という気持ちはマスターもわかります。


しかしこれではただの「子どもの思考」です。
みなさんも、失恋直後や、頭痛・生理痛のとき、そして人生のゴタゴタなどで、やる気が出ないときもあると思いますが、そんなとき、周囲から「あなたがやる気がないと私もやる気が出ないわ、やる気出してよ!」と言われても困りますよね。
「自分一人じゃがんばれない」という「子どもの思考」の人が世の中にいるのは確かですが、あなたがそうなってはいけません。



長く愛されるのは「大人の思考」の人です。
あなたがオリジナルブランドであれば、上司の「やる気」なんてどうでもいいことなんです。
極端なことを言えば、会社なんか辞めて独立しちゃえばいいんです。
「独立する力はない、でも今の上司のやる気さえあれば自分も楽して給料をもらえる」・・・
こんな中途半端な依存状態だと、やる気のない上司を見てイライラするかもしれません。

以下に続きます。



◎上司にやる気を出させるには・・・


そんなとき、上司にやる気を出してもらいたいなら、まずはあなたがやる気を見せ、職場にとって「輝く存在」になる必要があります。
あなたがその場の雰囲気を明るくし、しかも仕事の能力が高ければ、上司はあなたを手放さないため、またはあなたから嫌われないためにも、自ら「やる気」を出します。
きっと人気タレントが自分の部下だったら、上司はやる気満々になるんですから。


あなたが「輝く存在」になっても上司の様子が変わらないなら、せめてあなただけは落ち込むことなくやる気を維持し、常に輝く存在であり続けてください。


あなたが上司の「怠慢」に付き合ってしまったら、大げさに言えば、世界の怠慢度が上がってしまうんです。
部下が上司の怠慢に付き合う必要なんかなく、常にやる気を維持し、輝いていればいいんです。


「なんで私だけががんばらなくちゃいけないの?」と思うかもしれませんが、その考え方は「みんなががんばらないと私はがんばれない」というものですから、「受身」の人生を送っていることになります。

プライベートで言えば、彼氏に対して


「あなたが愛してくれないなら私も愛せない」
「私はこんなにがんばってるのになんでわかってくれないの?」

と不満を言うパターンと同じですが、これは長く愛されないパターンですよね。
ですから、上司にやる気がない場合でも、それにつられてあなたまでやる気をなくす必要はないんです。


「みんなにやる気がないと私もやる気が出ない」という考え方になるのは、「受身」かつ「仕事が好きじゃないから」です。
また、「目的のための仕事・お金をもらえることに感謝」という気持ちもないからです。
そんな気持ちでは、「社員全員がやる気に満ちている理想の職場」を探すだけの生涯になってしまいます。
しかし「社員全員がやる気に満ちている職場」というのは、人間がいつも元気でいられないのと同様に、実際はありません。
「理想の職場」は、会社の求人パンフレットやHPの中だけの世界ですから、結局は「ないもの」を探す生涯になってしまうわけです。
理想の職場を探すことが人生の目的ではないですよね。



念を押しますが、上司にやる気を出させることを目的にあなたががんばる必要なんかないんですよ。
「上司のやる気を出すため」という見返りのためにあなたががんばって輝こうとするなら、あなたの人生は上司のための人生になってしまいます。
あなたが輝くのは、あなた自身のためです。
そのとき、上司のやる気が出ても出なくても、あなたの幸せは変わらないはずです。


◎まとめ


「やる気のない上司にやる気を出させるには」・・・


・・・もうわかりましたよね。


そう、あなたが自分のために輝けばいいんです。
結果的に上司のやる気が出るかもしれませんし、出なくてもあなたの幸せは揺らぎません。
あなたが幸せなら、上司のやる気のなさは気にならず、上司の不調を心配するゆとりや思いやりが出てくるはずですから、そんなあなたにはストレスは溜まりませんよね。
あなたが輝けば、上司のやる気に関係なく、あなたは幸せなんです。


「私は大丈夫、イライラしてないわ、でもやる気のない上司のことが本当に心配なの」、ということだったら、あなたには愛をそそぐ余裕があるはずですから、あなたのあふれる愛で、上司を包んであげてください。


ということで、今回はこのへんで。

・・・

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