目的地にたどりつけない理由

(読了目安5分)

終戦の日が近づくと、戦争関連のニュースが多くなります。
日本は戦後、「争わない」と決めて、戦争を放棄しました。



終戦の日はマスターも「争わない」と自分に誓います。
そしてこの1年も、その目標を達成しました。
細かく言えば、「1年の目標」ではなく、「1日の目標」を1年間続けてきただけです。
「起床後16時間争わない」、それを毎日続けて1年経ちました。


さて、今回のタイトルは、「目的地にたどりつけない理由」です。
マスターの目的地は「争わない生活」です。
言い換えると「平和な生活」で、実際この1年間平和に過ごしたと思っています。


しかし世の中には、目的地にたどりつけない人もいます。
目的地にたどりつけないのは、社会が悪いんでしょうか。
それとも、その人の運が悪いんでしょうか。


今回は、その理由について考えてみましょう。



・・・

いま、お盆休み中の人も多いと思います。
たとえば、東京に住んでいる3歳の子が、「長野のおばあちゃんち」を目的地にした場合、一人では目的地にたどりつけませんが、それはいったいなぜでしょうか。


社会が悪いわけじゃないですよね。
運が悪いわけでもないですよね。


子どもは、様々な情報を検索することができませんし、おばあちゃんに電話をかけるという方法を思いつきません。
電話をしてもなにを話していいかわからず、おばあちゃんの言葉を聞いても表面的なところしかわかりません。
電車やバスに乗るにも、お金やカードの使い方を知りません。
字が読めないので町の中にある看板も読めません。


「目的地」が「長野のおばあちゃんち」とわかっていても、たどりつく方法がわからないんです。
もっと言えば、「たどりつく実力」がないんです。


おばあちゃんの家にたどりつくにはどんな実力を身につければいいのか・・・
それは、文字を読む力、語彙、わからないことを人に尋ねる勇気、状況の変化に対応する力、決断力、行動力などです。
そして、「文字を読む力」を身につけるためには、「走る練習」ではダメなんです。
走れば体力は上がるかもしれませんが、読解力は上がりませんからね。
目的の達成のためになにをすればいいか考え、理解し、的確に実行することで、将来一人で「長野のおばあちゃんち」に行けるようになるわけです。


では、あなたの目的地が「平和な生活」だとします。
いままで挑戦し続けてきましたが、まだたどりつけない状態だとします。
いったいなぜでしょうか。


社会が悪いわけじゃありませんよね。
もちろん運が悪いわけでもありません。


目的地が「平和な生活」だとわかっていても、たどりつく方法がわからないからです。
もしくは、方法がわかっていても、的確に行動に移せないからです。
上記「3歳の子」で言えば、目的地が「長野のおばあちゃんち」とわかっていても、なにをしていいのかわからない状態、これと同じだからです。


「平和な生活」という目的地にたどりつくためにはどんな実力を身につければいいのか・・・
それは、人の心の仕組みや社会の仕組みを知ること、知恵、愛し方、大人の思考の実践です。
実力を身につけるには時間がかかりますが、実力を身につければ「平和な生活」にたどりつくことができます。


実力をどうやって身につけるのか・・・いつもポイントはここですね。


「平和な生活」にたどりつく方法は、上記の通り、知恵、愛し方、大人の思考の実践です。
しかし、「知恵、愛し方、大人の思考」というのは、人によって解釈が違います。


「パチンコで負けた彼氏にお金を貸すことが愛よね」

こう思っている女子高校生に対して、マスターが、

「それは愛じゃないよ」

と伝えても、

「マスターはおかしいですよ、お金を貸すのが絶対に愛です」

となってしまい、結局その女子高校生は、彼氏にお金を貸し続け、やがて浮気され、ふられます。
大人の世界でも、全く同じようなことをしている人もいます。


目的地にたどりつけないのは、社会が悪いわけではなく、運が悪いわけでもなく、「実力がないから」です。
「実力がない」というだけですから、社会や運を変える必要はなく、実力を身につければ目的地にたどりつくことができます。


繰り返しますが、3歳児が1人で長野のおばあちゃんちに行けないのは、今、その実力がないからです。
時間はかかりますが、その実力を身につければ、目的地にたどりつけます。


同じように、「平和な生活」という目的地にたどりつけないのは、やはり、今、その実力がないからです。
時間はかかりますが、その実力を身につければ、平和な生活にたどりつけます。


実力を身につけるための「努力の方向」を間違えないでください。
努力するためのヒントをもらうなら、必ず、「先に実践している人」からです。
たとえば、「結婚生活」についての助言を、独身の人からもらいませんよね。
また、「平和な生活・平和な家庭」についての助言を、不倫をしている男性からもらうなんてことはありえませんし、テニスについての助言を、編み物の先生からもらうこともありません。
平和な生活をしたいなら、先に実践している人から助言をもらえばいいんです。
ただ、平和な「フリ」をしている人から助言をもらうと、平和な生活にはたどりつけません。
経済社会の中で「幸せなフリ」をしている人たちが、セミナーや本などを書いていますが、これらはほとんど参考になりませんから注意してください。


「経済社会の思考・商業ベースの思考」では、目的地にたどりつけなくなります。

くれぐれも、「平和な生活」についての助言は、あなたより先に平和な生活をしている人からもらってください。
争いに勝つ方法を学ぶのではなく、争わない方法を学んでください。



現在のマスターは20代と比べればだいぶ平和な生活をしていますから、マスターのnoteももちろん参考にしてください。

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