遠隔ヒーリング2 癒しの次の段階へ

(読了目安10分)


遠隔ヒーリング2は、以下の見出しに沿ってまとめます。

◎ヒーラーという仕事

◎ヒーラーの役割
◎遠隔ヒーリング中・・・
◎ヒーリングの値段は妥当なの?
◎大切なこと
◎癒しの次の段階へ
◎余談 「私にはできません・・・」
◎まとめ

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

◎ヒーラーという仕事


みなさんは以下11項目を満たすような仕事をどう思いますか?


好きな時に開業できる

準備期間が短い

資本金がほとんどかからない

利益率が高い

事務所を借りる必要がない

仕入れが不要

公的資格が不要

誰からも指図されない

先生と呼ばれる

時間が自由に使える

好きな時に閉業できる



これが本当なら、なかなか手軽で、いい仕事だと思いませんか?
実は上記の条件をほぼ満たすのが、個人経営の「遠隔ヒーリング」の仕事なんです。
もちろん現実問題として、うまくいくことばかりではありません。
遠隔ヒーリングの仕事は、個人の才能による部分がとても大きいため、才能のある人だけが、「いい仕事」として遠隔ヒーリングの仕事ができます。


その「手軽さ」から、安易な考えで始める人がいるのも事実です。
しかしヒーラーは、人を癒すことが仕事ですから、「愛」を発信できる人じゃないとつとまりません。


愛をそそいで疲れる人はいませんよね。
愛をそそげばむしろ元気になります。
ということは、本当のヒーラーは、「元気に楽しく生活している人」ということです。
もちろんそんな人にはパートナーがいて、いつも仲良くしていることでしょう。
子育て経験があるヒーラーなら、より一層「愛」に近い人だと言えます。


1:仕事中は笑顔、プライベートは顧客の愚痴と夫婦喧嘩

2:仕事中は笑顔、プライベートも笑顔



本物のヒーラーは、2のヒーラーです。


ヒーラーという仕事は、人を癒す仕事ですから、大前提として、自分が癒されている必要があります。
自分を癒すことができない人は、ヒーラーとしては未熟です。
たとえば、「相手から悪い気をもらって疲れた・仕事のやりすぎで疲れた」などと言うヒーラーもいますが、「悪い気」や「仕事量」に負けてしまうヒーラーは、まだ未熟だということです。


ヒーラーという仕事をするなら、初めに太文字で書いた条件も大切な要素ですが、なによりも自分のコンディションの安定が大切です。


◎ヒーラーの役割


前回書いたように、多くの場合、遠隔ヒーリング中の受信者の条件は、「静かにし、リラックスできている状態」です。


そのとき、受信者は「私は大きなパワーを持つヒーラーから気をもらっている」と信じ、さらに「お金を払っている(元をとりたい)」という心理状態に加え、「安静状態」を保っています。


この状態で「私は癒されている」とイメージを描けば、場合によっては精神的に「大きな変化」が起こってもおかしくありません。


たとえヒーラーが「気」を送信していなくても、です。


こっくりさんの「自己暗示」のように、人は、霊がいても、いなくても、「私は呪われてしまった」と信じることで精神に異常をきたすわけですから、良い方向で信じれば、ヒーラーがいても、いなくても、良い結果になって当然だと言えます。


好きな人を想うとき、あなたは癒されると思います。
逆に、他人から想われても、その瞬間、あなたはその想いを受信できません。
確実なのは「好きな人を想って癒される」ということです。


結局、自分を癒すのは他人からの想いではなく「自分の想い」であって、「愛して生きなさい」といわれるのはそういう理由からです。
愛して生きれば、その愛は結局自分に戻ってくるわけです。


「ヒーラーの役割」とは、「受信者を癒すこと」ではなく、受信者が、受信者自身で自分を癒すための「手助け」と言えます。



◎遠隔ヒーリング中・・・

(ライブカメラを使わない遠隔ヒーリングについてです)

ヒーラーは、遠隔ヒーリングをしている最中、実際はなにをしているのか・・・
きっとほとんどのヒーラーが、顧客へのヒーリングをしていると思います。


しかし、中には他の仕事をしている人や、顧客との約束を忘れている人、さらに言えば、愛人とお酒を飲んでいる人もいる・・・かもしれません。


仮に、1日に1000人が、それぞれいろいろなヒーラーから「遠隔ヒーリング」を予約していたとします。


1000人のヒーラーが全員、約束の時間を守れると思いますか?
メールでのやりとりに数字の打ち間違いがあれば、顧客が待機している時間、ヒーラーはまだ寝ている可能性もあります。


忘れていたり、寝ていたり、ヒーラーに急用ができて気を送れなかったなどの場合、顧客から「約束の時間、とても気分が良かったです」なんていうメールをもらったら、本当のことは言いにくいですよね。


また、スケジュール管理の手落ちや、お金欲しさのあまり、同時に2人以上のオファーを受けてしまうヒーラーもいるかもしれません。
「ほとんどのヒーラーは約束どおりに仕事をしている」という前提ですが、
上記もありえる、ということです。


◎ヒーリングの値段は妥当なの?


みなさんはヒーリングの値段について、考えたことはありますか?
マスターは、占いと同様、料金設定が比較的高めだと思います。


しかし、高価なものが売れるのが、ヒーリングなど、スピリチュアル系の世界の特徴でもあります。
高価な料金設定は、ヒーラーはもちろん、顧客側も潜在的に望んでいる場合が多いからです。


分野は違いますが、おもしろい例があります。
以前「ルイヴィトンの財布」を買った女子高生に「それ本物?」と尋ねると、「高かったから本物じゃね?」と答えが返ってきました。


彼女は高いお金を払いたかったんです。
高いお金を払うことで、「本物」と確信したいという心理です。


極端に言えば、1万円で本物を買うより、5万円でニセモノを買った方が満足感を満たせるということです。


ヒーリングや占いの世界にも、似たような心理があります。
心の満足にいくら使うか、これは人それぞれの判断に委ねられますが、
度が過ぎれば1000万円の壺や印鑑を買う人もいます。
周囲が心配するほどのめりこむのは、「愛」ではないです。
「本物は高い」ですが、「高いものが本物」とは限りません。


「愛」とは、「私もあなたも周りも楽しい」という状態ですから、「愛」という視点から見た場合に妥当かどうか考えてみてください。




◎大切なこと


遠隔ヒーリングを受ける時に大切なことをひとつだけ挙げるなら、「ヒーラーを信じること」、これだけです。


「マスターにここまで言われたらヒーラーを信じられないですよ」という声も聞こえますが、マスターの言葉で気持ちが揺らぐなら、大きな効果は期待できませんから、遠隔ヒーリングに関わるのはやめた方がいいでしょう。


また、相手を信じ切らせてあげることができないヒーラーも、自分の力不足を反省することが大切かもしれません。


前回書いたように、マスターは、ヒーリングは「自己暗示」の要素が強いと思っています。
だからこそ、自己暗示の力を最大限発揮するために、「ヒーラーを信じること」が最大のポイントになります。



◎癒しの次の段階へ


ヒーリングについて調べていると、ヒーラーが多く存在することに驚きます。


そして、それだけのヒーラーがいるということは、ヒーリングを受ける人もそれなりに多いということになります。


ヒーリングを受けること以外にも、癒し効果があるものとして、アロマやネイルなどのサロン・セラピー・エステ・マッサージ・ペット・カウンセリング・東洋思想なども流行っている印象を受けます。


みなさんは

「人生の目的は自分を癒すこと」

とは思っていませんよね?


自分を癒すことに全力を尽くしてしまうと、人類はその先に進めなくなります。
「自分のことで精一杯・だれか癒してちょうだい」という状態なわけですからね。


そんな状態で結婚しても、子供ができても、ストレスから解放されません。
しかし、もしいま「癒されたい」と思っている人がいるなら、その気持ちを充分に味わってください。
マスターもそんな時期がありましたし、決して悪いことではないと思っています。
そして、自分を癒すことが終わったら、次の段階に進んでください。


癒しの次の段階とは「愛をそそぐこと」です。


愛をそそいでいる人は、人を癒し、同時に自分を癒していますから、癒されたいと思うことはありません。


愛することができるようになったとき、愛されていることがわかるようになります。
長く愛する力を身に付けたとき、長く愛される人になります。


それには「愛をそそぐ=私は大人になる」という強い覚悟が必要ですが、その覚悟をし、行動に移せればいつか実現します。


努力なしで手に入れたものに本当の価値を見出すことはできません。
愛する努力をしなければ、愛されていても、あなたは気付かないと思います。
愛をそそぐとはどういうことか、これからも考えていきましょう。



◎余談 「私にはできません・・・」


これは「遠隔ヒーリング」ではなく、プロのヒーラーE子さんとマスターの対面での話です。


E子さんとマスターは、ヒーラーと顧客という関係ではなく、知人としての関係だったため、ヒーリング業界の現実を聞くチャンスに恵まれ、マスターなりに様々な質問をさせてもらいました。
その後ヒーリングについて何度か話しているうちに、話の流れから、マスターは冗談半分で、「オレと妻を癒すとしたらどんな方法でやる?」と尋ねてみたんです。
真面目なE子さんは、少し考えると、黙ってしまいました。


そして「マスターと奥さんは癒しの力が強すぎて、私にはヒーリングができません」と泣き出してしまったんです。


プロのヒーラーから、「癒しの力が強い」と認めてもらえて光栄でしたが、
その場は、「マスターがプロのヒーラーを慰める」というヘンな場面になってしまいました。


E子さんが泣いてしまった理由は、「自分の力不足を感じたから」とのことでした。
「私が出る幕はない」と思ったんだそうです。


まだ若いE子さんは人生経験が少なく、現金収入を得るために働く「商業ヒーラー」でした。
ヒーラーという看板をかかげても、やはり人を癒すには、人生経験が大切だということだと思います。
今後人生経験を積み、多くの苦労を乗り越え、本物のヒーラーになってもらいたいですね。


◎まとめ


心から信じることができるなら、「遠隔ヒーリング」は効くかもしれません。


これが、マスターが「遠隔ヒーリング」について考えていることです。


しかし・・・


このブログを読んでくれているみなさんには、「パートナーから長く愛される」という、最強のヒーリングを目指すことをオススメします。


パートナーから愛されることによる「癒し効果・健康効果」は、おそらくなによりも強力です。


その分、手に入れるための困難も最高レベルですが、人生は一回だけの本番ですから、挑戦しないのはもったいないと思います。
やがて子育てを体験し、孫育てを体験できれば、人にとってこれ以上の癒しはないのかもしれません。


・・・

投稿タイトル一覧は以下です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?