「大人になる・幸せになる」ために ―体験学習スタッフに書いた手紙―

(読了目安2分)

以前体験学習で3泊したスタッフY子さんは、それより以前に体験学習で滞在した女子大生M子さんの同級生でした。
Y子さんは家族のことで悩みがあり、「マスターの話がなにかヒントになれば」と、M子さんの勧めで来てくれました。


滞在中いろいろな話をしましたが、最後のまとめとして以下のメールを送りました。
添付しますので、家庭のことで悩みがある人のヒントになればと思います。


◎体験学習スタッフに書いた手紙


「してもらって嬉しかったことをしてあげられる人になること」

「されてイヤだったことをしない人になること」

これが「大人になる・幸せになる」ということです。


そしてそんな大人になっていくことを「成長する」と言います。


してもらって嬉しかったことをしてあげると幸せになれる理由は、相手が本当に喜んでいると信じることができるからです。

人は、人の役に立ったと信じることができると幸せになれます。
ですから、してもらって嬉しかったことをしてあげられる人になると、「幸せ」になれます。


「成長」するには、苦痛や努力を伴いますが、それは登山で山頂を目指す苦しみと似ていて、「希望の苦しみ・プラスの苦しみ・明るい苦しみ」と言えるものです。
たくさんの希望の苦痛や努力を続けてください。
一歩一歩確実に進めば、山頂に着くことができます。


帰りの電車かバスの中で、南伊豆の滞在で「してもらって嬉しかったこと」をひとつひとつ丁寧に思い出しながら、それらをメモしてみてください。
そして、それらをしてあげることができる人になるためにどうすればいいか、ひとつひとつ考えてみてください。


考えたら、具体的に行動してみてください。


それがY子さんが幸せになるための努力です。
ただ、行動するときに気をつけることは、経済社会の「悪い知恵」に飲み込まれないことです。
経済社会に飲み込まれないためのヒントは、マスターが子どもたちのために書いているnoteを紹介するので、まず第一話を読んでみてください。


人は、人から世話をされる「受動的」な状態から、人の世話をする「能動的」な状態になることで、本当の幸せを味わうことができます。
本当に幸せなので、幸せなフリとは縁がない幸せです。


人間は生まれてからしばらくの間、人から世話をされる「子ども時代」を過ごし、成長して、人の世話をする「大人時代」を迎え、そして多くの人が、再び世話をされる「老後の時代」を送ります。
「大人時代」が長いほど、老後の時代を楽しく過ごすことができると思います。


ではまたいつか。

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