オーラは見えるか見えないか

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みなさんは、人の「オーラ」が見えることはありますか?
「オーラが見える!」と冗談で言うのはもちろんアリです。
マスターも、「あの人はすごいオーラがある」と言うこともありますしね。
「オーラ」というのは、言ってみれば、その人がかもし出す「ムード・雰囲気」のことです。


ただ、ちまたには、真顔で、

「オーラには色がある」

「あなたのオーラはオレンジ色よ」

などと言う人がいますが、実際はどうなんでしょうか。
みなさんは、身体の周りに色つきのオーラがあると思いますか?


「色」としてのオーラは見えるのか見えないのか・・・
この疑問には答えが出ています。


現在の人間の力では、

オーラは見えません。


それは以下のような実験をしてみるとわかります。


たとえば、人の形をした「ついたて」を10枚用意し、実際その向こう側に、何人かの人にランダムに立ってもらいます。
そして、「オーラの色がわかる」と言う人に、「どのついたての裏に人がいますか?」と質問すると、だれも答えられないんだそうです。
もし色が見えるなら、ついたての周りにオーラの色が見えるので、どのついたての裏側に人がいるか、必ず当たるはずです。


昔、この実験で、「全て言い当てたら1億円あげる」という企画がありましたが、1億円をもらった人は一人もいません。
一次選考を通った人さえいなかったそうです。
つまり、オーラそのものの色は、人間には見えないんです。


最近よく耳にする「オーラ」という言葉ですが、自称霊能者で「オーラが見える」と言う人でも、本当は見えていないわけです。


マスターは、実際は見えていないものを「見えている」と言って、お金を得ている人たちに、愛はないと思います。
もし本当に見えるなら、その人は、通常とは違った脳の状態、たとえば変性意識状態になって、「幻覚」を見ているわけです。
しかしそれも、人間を見てオーラや色を連想しているだけで、ついたての向こう側にいる人間を的確に見つけることはできません。


また、「オーラが見える」と言う人にのめりこむ人も、愛から遠ざかります。
自分で考えることをやめてしまうと、本質から離れ、「オーラの色が金色だから今日は幸運だよね」などと、まるで「空飛ぶサンタクロースっているよね」と共感し合う、子どものような人間関係を構築してしまいます。
長く愛されるのは、「大人の思考の人」ですから、「オーラが見える人」の恋愛はうまくいきませんし、結婚しても、もちろん平和は長く続きません。


現代、「オーラが見える」と言う人は「ニセモノの神」なんです。
「愛」は、ニセモノの神を排除した向こう側にあります。



望遠鏡など、視力をアップする装置があるように、近い将来、なにかの装置を身につけることで、遠くからでも人から出る熱などを感じることができるようになるはずです。
そのときは、ついたての向こう側に人間がいるかどうか、簡単にわかるようになると思います。
ただ、今の人間の能力では、サーモグラフィーなどに頼らない限り、ついたての向こう側に人間がいるかどうかわかりません。

・・・

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